2015年3月7日の「報道特集」は、東日本大震災直後に ”トモダチ作戦 ” に参加した
原子力空母「ロナルド・レーガン」の乗組員の訴訟を取り上げていた。
震災直後に、およそ2万4000人の米兵が被災地に派遣され、被災者の支援などにあたった。
2011年3月13日、福島第一原発から100海里(185キロ)離れた所を、
原子力空母は北上していた。
この日、福島第一原発3号機ではベントが3回行われ、海の方に大量の放射性物質が流れた。
乗組員5500人は、放射性プルームの中に入り始めたと考えられる。
このことに関する情報は、日本からは全くなかったという。
高い放射線量が確認されると、乗組員たちは甲板を洗浄したり、服を燃やしたり、
シャワーを浴びたりするよう命じられた。
また艦長からは、船の水は飲まないようにとの指示があったという。
船の水は、海の水から塩分を取りだして使っている。
だが、すでに水は使われていて、汚染された空気を吸ってしまっていた。
帰国後、歩行が困難になり車椅子を使って生活している人や、原因不明の頭痛や疲れ、
イライラに悩まされるようになった人がいる。
原発事故に関しての情報が得られないまま被曝したとして、乗組員250人が原告となり、
2012年12月、アメリカ連邦地裁に東京電力と原子炉メーカーである日立、
東芝に対して損害賠償請求する訴訟を起こした。
そして10億ドル(約1200億円)の被害者救済基金の設置を求めている。
2014年4月、アメリカ国防総省の報告書は、ロナルド・レーガンが福島沖にいた時の
1時間毎の放射線量、風向き、位置などを公表している。
だが、3月13日だけ空白のままで公表していない。
アメリカ国防総省の調査によると、4843人の乗組員の一部が、
健康状態の悪化を訴えたという。
悪性新生物(ガン)・・46人
甲状腺の疾患・・・・・・35人
呼吸器の疾患・・・・・931人
消化器の疾患・・・・・722人
しかし米海軍広報は、ロナルド・レーガンは100海里以上の距離を保っていて、
被曝とは関係ないとしている。
また、訴訟に加わっている米兵の一人は、当時、殆どの人が艦内にいたので被曝していないと
書かれた書類に署名させられていた。
2015年3月12日に、カリフォルニア連邦地裁で実質的な審議に入る。(引用ここまで)
アメリカ国防総省は自国民を守る立場にあるのに、なぜ3月13日の記録を隠すのだろう。
また裁判では、東京電力や日立、東芝に対して損害賠償を求めているが、
なぜアメリカ政府や日本政府には求めないのだろう。
”トモダチ作戦”は、アメリカと日本との間で行われたことなのだ。
放射性物質はこれほどまでに秘密にしなくてはならない程、
人類にとって危険極まりないものだと、私は考えます。
原子力空母「ロナルド・レーガン」の乗組員の訴訟を取り上げていた。
震災直後に、およそ2万4000人の米兵が被災地に派遣され、被災者の支援などにあたった。
2011年3月13日、福島第一原発から100海里(185キロ)離れた所を、
原子力空母は北上していた。
この日、福島第一原発3号機ではベントが3回行われ、海の方に大量の放射性物質が流れた。
乗組員5500人は、放射性プルームの中に入り始めたと考えられる。
このことに関する情報は、日本からは全くなかったという。
高い放射線量が確認されると、乗組員たちは甲板を洗浄したり、服を燃やしたり、
シャワーを浴びたりするよう命じられた。
また艦長からは、船の水は飲まないようにとの指示があったという。
船の水は、海の水から塩分を取りだして使っている。
だが、すでに水は使われていて、汚染された空気を吸ってしまっていた。
帰国後、歩行が困難になり車椅子を使って生活している人や、原因不明の頭痛や疲れ、
イライラに悩まされるようになった人がいる。
原発事故に関しての情報が得られないまま被曝したとして、乗組員250人が原告となり、
2012年12月、アメリカ連邦地裁に東京電力と原子炉メーカーである日立、
東芝に対して損害賠償請求する訴訟を起こした。
そして10億ドル(約1200億円)の被害者救済基金の設置を求めている。
2014年4月、アメリカ国防総省の報告書は、ロナルド・レーガンが福島沖にいた時の
1時間毎の放射線量、風向き、位置などを公表している。
だが、3月13日だけ空白のままで公表していない。
アメリカ国防総省の調査によると、4843人の乗組員の一部が、
健康状態の悪化を訴えたという。
悪性新生物(ガン)・・46人
甲状腺の疾患・・・・・・35人
呼吸器の疾患・・・・・931人
消化器の疾患・・・・・722人
しかし米海軍広報は、ロナルド・レーガンは100海里以上の距離を保っていて、
被曝とは関係ないとしている。
また、訴訟に加わっている米兵の一人は、当時、殆どの人が艦内にいたので被曝していないと
書かれた書類に署名させられていた。
2015年3月12日に、カリフォルニア連邦地裁で実質的な審議に入る。(引用ここまで)
アメリカ国防総省は自国民を守る立場にあるのに、なぜ3月13日の記録を隠すのだろう。
また裁判では、東京電力や日立、東芝に対して損害賠償を求めているが、
なぜアメリカ政府や日本政府には求めないのだろう。
”トモダチ作戦”は、アメリカと日本との間で行われたことなのだ。
放射性物質はこれほどまでに秘密にしなくてはならない程、
人類にとって危険極まりないものだと、私は考えます。