荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

ドラマの巻、拾参たび。

2017年01月21日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




2017年1月期ドラマも出揃いましたね。

それでは今期、一回でも観たドラマのレビューをば。

内容については、全てウィキでもご覧下さい。



嘘の戦争

【銭の戦争】に続く【草彅剛・復讐シリーズ 第2弾】だそうです。

なんか、草彅クンのお芝居って飽きたな~。

木村拓哉って『キムタクのお芝居っていつもおんなじ~』って言われてるけど、それってお芝居の方法論が一緒なだけで、お芝居そのものは上手いと思うんです。

おまけに発注サイドも『キムタクのお芝居』ってモノを求めている訳だし。

それに比べると、草彅クンはお芝居の幅はあると思うんだけど、そんなに上手くない気がしてきたんですな。

内容は語るほどのモノではありません。

口は悪いけど情に厚い仲間、これでもかのおカネ持ち、優しい孤児院の園長、と登場人物も既視感バリバリ。

水原希子には全く魅力を感じませんし、唯一のターゲット・山本美月ちゃんも、な~んか顔が変わっちゃってるし。

視聴脱落必至でしょうな。

初回視聴率は11.8%。



カルテット

松たか子・松田龍平・満島ひかり・高橋一生という豪華な顔ぶれです。

もっとも僕は松たか子が嫌いなんすけどね。

苦労知らずの松たか子苦労人・満島ひかり・・・。

苦労し過ぎて、満島ひかりの顔の大きさは、松たか子の半分になっちゃいました。

さて、キャストに呼応する様に、ドラマ作りも映画風であります。

第1話の演出は土井裕泰とかいうヒトで、TBSのリーマン演出家。

とはいえ、【ハナミズキ】・【麒麟の翼~劇場版・新参者~】・【映画 ビリギャル】等、映画も監督しております。

このドラマ、色恋&サスペンスという、なかなかオトナの鑑賞に耐え得るジャンルかも。

高橋一生は以前からキていますが、今年、ホントにキそうですね。

あと、『唐揚げにレモン』ネタは面白かったです。

初回視聴率は9.8%。

過去の関連記事。
桐野夏生の巻、みたび。

<追記>第2話も観ました。松たか子の不思議ちゃん芝居&発声が、鼻につきまくり。このヒトには無理な役です。



東京タラレバ娘

アラサーオンナ3人の恋愛事情ドラマ・・・なんでしょうな。

それにしても、なんとダサいタイトルなのか。

別に『アラサーオンナを【娘】って呼ぶんじゃねぇ!』と言いたい訳ではありません。今更。

それにしても、吉高も落ち着いた役を演じる様になったな~。

その昔、おんなじ感じを稲森いずみにも持ったものです。

吉高が住んでるアパート、【脳内ポイズンベリー】の古川雄輝が住んでたのと同じでしたね。

主人公が住むトコを見つけるヒトも大変だろうな~。

とくべつ面白くもありませんが、榮倉奈々ちゃんが出ているので、もうちょっと観ようかな。

初回視聴率は13.8%。



就活家族~きっと、うまくいく~

第1話だけしか観ておりませんが、今後どうなっちゃうのかな~、とは感じました。

お父さんの三浦友和もリストラされちゃいそうだし。

就活中の息子役・工藤阿須加とかいうヒトは、【家売るオンナ】に出てましたね。

つまらなくはありませんが、な~んか身につまされるネタです。

その割に、銀行のバカ息子ひとりが会社存続のキーパーソンになっちゃう、というリアリティ皆無なストーリーでもありました。

ま、僕は世間のヒトと違い、前田のあっちゃんのお芝居を評価しておりますので、ソコは観るべきポイントかな、と。

てか、工藤阿須加とかいうヒトって、工藤公康の息子なんだ~!

コレがいちばんのインパクトです。

初回視聴率は11.0%。

過去の関連記事。
もらとりあむタマ子の巻。



嫌われる勇気

狂ったフジテレビジョンは、アルフレッド・アドラーの【嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え】を、無理矢理刑事ドラマにしちゃいました。

内容は一匹狼のオンナ刑事と、それに振り回される若いオトコの刑事の物語。【アンフェア】みたい。

変人の犯罪心理学の先生も登場、もちろん警察に協力するって図です。【ガリレオ】みたい。

当然、主人公を目の敵にする同僚も、オンナの監察医も登場します。

丸山智己や升毅・正名僕蔵といったメンツも既視感バリバリ。

年がら年中タブレット持った現代っ子刑事も登場します。

ちなみに、彼女たちの所属は【捜査一課8係】。て事は【相棒シリーズ】のイタミンたちの隣ですね。

う~ん・・・。

ベーシックにやらなくちゃダメなのは分かるんだけど、もう少しヒネれないかな~。

とりあえず、フジテレビジョンの過去のピースをかき集めて仕上げてみました、ってシロモノです。

最終回の犯人は椎名桔平かな~。

第1話のタイトルは【最強アドラー女子が始動!勇気の心理学で連続殺人の謎を解け】。

別に『アラサーオンナを【女子】って呼ぶんじゃねぇ!』と言いたい訳ではありません。

香里奈のM字開脚を語りたい訳でもありません。今更。

あと、いちいち出てくる明朝体の文章も不要です。ウザい。

初回視聴率は8.1%。



特命係長 只野仁

AbemaTVオリジナルとして“特命係長”が帰って来ました。

いや~、もう二度と新シリーズの放映は無いと思っていたので、嬉しいですね~。

ネット配信なので、お色気度もアップ!とか記事には書いてありましたが、全然ソフトなもんです。

でも第2話で三上悠亜ちゃんが出てました!

分かってますな~、スタッフ~!







A LIFE~愛しき人~

【エーライフ】だと思ってたら【ア ライフ】なんすね。

飯島女史は木村拓哉に、刑事役と医者役は演じさせなかったのですが、彼女の退社により遂に医者役をやる羽目になりました。

もちろん、天下のキムタクが演じるのですから、人情町医者モノ・・・の訳がありません。

天才外科医です。

舞台は大病院です。

いや~、共演も実に豪華。

映画並みと言っても過言では無いでしょう。

ただ、それだけ。

他に観るべき要素はゼロに等しいです。

菜々緒が脱ぎ脱ぎしてくれたら、話は別ですが。

初回視聴率は14.2%。



『人生は遠き古より、遙かなる未来まで、真個にこれ奇幻を極めたる一大ドラマたり』北村透谷(ニッポンの評論家・1868~1894)

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