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【70年代が生んだアクションの寵児 沖雅也と「大追跡」】をAmazonで購入しました。
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本を買うのは久しぶりです。
こんなサブカル臭プンプンな本など図書館にはありませんから。
エラい紙質の良い本でして、照明が反射しちゃって結構読みづらい。
さて、お若い方はご存知ないでしょうが、その昔“沖雅也”という俳優がいました。
名作時代劇【必殺シリーズ】や、刑事ドラマの金字塔【太陽にほえろ!】などに出演していたヒト。
70年代というのは、僕にとってはおおむね小学生時代です。
ガキの時分、とにかくカッコ良い沖雅也が大好きでした。
もちろん松田優作も好きでしたが、今思えば僕は荒々しさを帯びたワイルドなヒトよりも、キレイさ・優雅さを帯びたヒトの方が好きだったのかも知れません。
ジュリーとかね。
この本は、そんな沖雅也にフォーカスした素晴らしい文献です。
沖雅也が出演し、人気を得たドラマの関係者の貴重なインタビューが満載。
前述の松田優作などは様々な文献が出版されておりますが、沖雅也については驚くほど少ない。
彼の死後、養父であった日景忠男による、センセーショナルで波乱に満ちた彼の真実の暴露などが、その原因でしょうか…。
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探偵物語の巻。
ホントは【必殺仕“沖”人】の棺桶の錠とか【必殺仕“沖”屋稼業】の市松とか【必殺からくり人・富嶽百景殺し旅】の唐十郎とか【太陽にほえろ!】のスコッチ刑事こと滝隆一とか【俺たちは天使だ!】のキャプテンこと麻生雅人とかメインどころをレビューしたいのですが、別の機会に回します。
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必殺仕事人の巻。
必殺仕事人の巻、ふたたび。
必殺仕事人の巻、みたび。
必殺仕事人の巻、よたび。
必殺仕事人の巻、いつたび。
必殺仕事人の巻、むたび。
必殺仕置人の巻。
必殺商売人の巻。
今回は本のタイトルにもある通り【大追跡】をレビュー。
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この【大追跡】、実は初映で観ていたかどうかをまったく覚えておりません。
確実に記憶にあるのが、高校時代、深夜に過去のドラマを放映する枠【ナイトスクリーン】で観た事。
まぁ、プロットだのキャストだのスタッフだのはウィキをご覧頂くとしましょう。
よくウィキをそのままコピペした様な、クズブログをアップしているバカが多いですが、ありゃ何なんだ。
さて、ざっくりですが想ひ出を少々記したいな、と。
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とにもかくにも加山雄三以外、4人のレギュラー陣の息がピッタリ。
現場の雰囲気も相当良かったんだろうなぁ…。
この作品の成功から【俺たちは天使だ!】や【プロハンター】、そして【あぶない刑事】が生まれたわけです。
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あぶない刑事の巻。
あぶない刑事の巻、ふたたび。
ベイシティ刑事の巻。
もう一回で良いから、こんな作品を観てみたいものですが、そりゃ無理か。
1980年代もちょっと過ぎますと、急に沖雅也をテレビで観なくなった気がします。
テレビドラマ版【蒲田行進曲】での銀ちゃん役が、彼を観た最後でした。
そう、【蒲田行進曲】放映直後、彼は七曲署から程近い京王プラザから、投身自殺を遂げたのです。
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しばらくワイドショーが大騒ぎしていましたねぇ。
葬儀の時、柴田恭兵が泣きながら弔辞を読んだ事を、よく覚えております。
後に【必殺シリーズ】のプロデューサー・山内久司氏は、彼の自殺を下記の様に述懐していました。
『やったなっていう感じだったな。あの男はね、大人の世界でね、汗臭く生きることはできないからね。歳くってきたらどうすんのかな、と思ってたから案の定。ある種、三島由紀夫的やなと思ったな。僕は驚いたけれども、有り得るこっちゃなと一瞬思った。エーッという感じではなかったな』(【必殺シリーズを創った男】1997年)
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山内久司の巻。
松田優作もそうですが、もし沖雅也が存命だったら、どんな俳優になっていたでしょう。
意外とパッとせず【あの人は今
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ダルビッシュ有。なんか沖雅也に似てんなぁ…と思うんです。
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でも、こうして見るとやっぱ似てねぇな~、と。
『若いうちに自殺しなさい。そうすれば死を利用することができるでしょう』ピエール・デプロージュ(フランスの喜劇俳優・1938~1988)