英語と子育て

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マレーシアという国 その1:異文化 fusion(融合)

2016-01-04 | その他
みなさんは「マレーシア」と聞くとどんな国のイメージですか?

暑い、食べ物がおいしい、親日的、安全、きれい・・・・こんなところでしょうか?

私が初めてマレーシアを訪れたのは28年前のことですが、その時はペナン島で泳ぎまくっていたのであまり文化に触れることがありませんでした 

この年末チャンスがあって久しぶりに行ってきましたが、首都クアラルンプール(以下KL)を見ただけでも風景が全く違っていてビックリポンでした 

今回私が見て感じたことを3回にわたってご報告したいと思います。

     

まずはマレーシアの国土。ほぼ日本と同じですが(正確には0.9倍)人口が2900万人足らずということで、こころなしかゆったり感があると思いきや、KLは車の渋滞外日常茶飯事で、東京の光景とかわりがありませんでした。

高層ビルが立ち並び、高速道路も4~5車線という広さ。まだまだ建築中のビルがあちこちで見かけます。

 日本のT工務店が建てたという美しいビル

建物も近代的なビルと古くからの建物が共存していておもしろい。
 

KLのランドマークは「ツインタワー」。建築から2003年までは世界一高い建物でした。

 ショッピングモールの前には巨大なクリスマスツリーが。

さてそんな近代的な建物とは別に、街はいろいろな文化に包まれています。

まず民族ですが、マレー系が65%、中国系が26%、インド系8%、その他1%というほんとにいろんな人が集まっています。

  KLのチャイナタウン

ですから宗教色も豊か。イスラム教、仏教、ヒンズー教、キリスト教がおもな宗教。特にイスラム教徒が多いので、街行く女性はみなさんヒジャブ(hijab)を被って髪の毛を隠し、手足も長袖長ズボン(あるいは長いスカート)で皮膚を出さないようにしています。その横では短パンにタンクトップの女性が闊歩しています。

街中にはヒジャブの専門店もあっていろんな色や柄のものを売っていました。

一日目にシャー・アラム(Shah Alam)にあるモスクに行きました。世界4番目を誇る大きなブルーモスクです。その美しさは息をのむほどです。

 美しい外観
 壁面のタイルも美しい!

廊下でアラビア語のコーランを勉強している少年。

中は10,000人を収容できるそうです。ひろ~い!

ここに入るためにはヒジャブを被って、長いガウンを羽織らなくてはいけません。当日は12月といえど32°の暑さ。モスクの中はまだひんやりとしていましたが、戸外でこれを身にまとうのはさぞかし暑いものだろうと思いました。

 友人とガイドさんで着てみました。

制約がいろいろあるんですよ。
   これを借ります。

友人に町を案内してもらいましたが、あちこちにある学校もそれぞれ、マレー系、中国系、キリスト系とあって、建物の外の看板が何語で書いてあるかによって、系列がわかりました。

それにしても、みなさん英語がわかる! タクシーの運転手さんはもちろん、屋台のおじさんにも英語で注文できます。すごいなあ~。みなさん、英語はどの学校に行っても小学校から学ぶんだそうです。

街中の看板もだいたい3~4行で書いてあります。一番上がマレー語(文字はアルファベットだけど読めない!)、二番目が漢字、三番目が英語です。四番目にアラビア語が書いてある看板もありました。

「日本」という国は富士山があって、着物を着て、日本食で・・・・というステレオタイプとは真逆な国・・・「異文化が融合した国」・・それがマレーシアだと感じました。

こういうご時世なので、イスラム教徒が多いマレーシアへの観光客が減っているんじゃないか、とタクシーの運転手さんは心配していましたが、私自身は、どこも活気があり、みんながいろんな恰好でいろんな言語を話ひ、それでいて仲良く住んでいるという印象でした。

最後にマレーシアの国花・・・・それはハイビスカスです。
いたるところに咲いていて、まさに常夏の国という感じがしました。 


次回はみなさんご存じの「マラッカ海峡」に面したマラッカについてお知らせします