英語と子育て

英語を通して子どもたちの夢をサポートするブログです

「きみはそこで何をやるのか?」

2021-02-18 | 教育一般
コロナ禍で入学試験が始まりましたね。

私のスクールでももうすでに大学への推薦入学がきまった子もいますし、希望校へは入れず再チャレンジに挑む子などさまざまです。高校の公立入試はこれからが本番になります。

さまざまな条件と不安の中で受験生は本当に今年がんばっているなあ~と陰ながら応援しています。

かつては私の息子たちも何回も受験してきましたので、その精神的苦労はわかりますし、ご家族のストレスもお察ししますが、この経験をばねに是非乗り越えて欲しいものです。

私の次男が京都にある大学の第一希望にやぶれた時はかなりうちひしがれていました 

しかし、その試験の時に泊めてもらった年上の幼馴染(ここの大学生でした)がこう声をかけてくれました。

「Toruくん、大事なのは、どこの大学に行ったか、じゃなくて、行った先で何をやるかなんだよ

その話を聞いた時は「よくぞ、言ってくれました!」と思いました 

実際、この言葉で彼は自分をリセットして次へのチャレンジにつなげましたし、進学した大学では留学の一年も含めて充実した大学生活を送りました。

もうひとつ忘れられない思い出もあります 

随分前ですが、大学を卒業する子から就職先の相談を受けたことがあります。

とある大使館とアメリカの会社の2つから内定が来たけど、どちらがいいでしょう?  ~というものでした。

このアメリカの会社は食料品を扱っていて、アメリカでは有名な会社ですが日本ではまだあまり知られていなくて、名古屋にはまだオフィスがなく、その支社の立ち上げにかかわるらしい、というものでした。

大使館は名前だけ聞けば魅力的でしょう。でも、業務はどんなんかな と思った私は「どちらもいいと思うけど、あなたが行った先で何を成し遂げるか?っていうことを考えたらどうかな」と答えました。

結局彼は後者のアメリカの会社を選び、しばらくはカナダに駐在し、今は名古屋支社のトップでバリバリ働いています。

ちなみにこの食料品は今では一般家庭でも普及しました。素晴らしい活躍です

どんな結果になろうとも、与えられた場所や境遇を受け入れて、そこで「何をやるか」考えて自分を活かす~そういう力を子どもたちには培ってほしいと思います。

ということで、まだ受験真っ最中の子どもたち、がんばれ!!!