英語と子育て

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BIとAI

2015-03-21 | 教育一般
みなさんは携帯電話を持っていますか?  スマホですか? パソコンやタブレットを使っていますか?

周知のとおりこういうテクノロジーは急激な進化を遂げました。

80歳の母でさえ、最初は「アナログ人間だからわからない」と言い続けていたのに、今では携帯電話で、私より凝った絵文字つきのメールを送ってきます。最近は乗り換え時刻を調べたいからスマホにしたいと言っています 

今や携帯電話スマホ普及率は40%。それもたった5年でこの伸び率です。


業界ではインターネット以前の時代を’BI’ (before Internet)、そして後を’AI ‘(after Internet)と呼ぶそうです。

私が就職した1980年代前半、日本はまだBIの時代で、社会人1年目にオフィスにファックスが登場しました。

ものすごい大きな鐵の箱がやってきて、所長以下7名の職員がそれを取り囲み、箱から出てくる文書に「お~!!」と感嘆の声をあげました 

その後すぐにIBMのパソコンがやってきて、30センチ四方のフロッピーでデータを保存。タイプはワープロに変わりました。

1990年に入り、スクールを立ち上げてしばらくした頃、アメリカの友人から「メッセージはEmailで送って」とファックスが届き、同僚とひたすら首をかしげて、「Email? はて いったいどういうものなんだろう?」と話したのはついこの間のよう 

1990年代後半に私は大学に戻り、コンピューターによる英語教育を学び、当時一世風靡していたMacを使ってプログラムを作ったり、ユードラというメールソフトでやっとEmailの実態を把握しました。

携帯電話に至っては、めちゃくちゃ大きくて重いIDOの電話を車で使ってましたが、あっという間に小さくて軽い携帯電話になりました。

こうしてBIからAIまでほんの20~30年の間にテクノロジーは恐ろしいスピードで進化していて、私はそれを体感していることになります。

次の表を見ると、インターネットは5年で 20%以上の普及率。


出所:http://www.citylab.com/tech/2012/07/how-technology-spreads-1-chart/2752/


このスピードに追いつくべく、私自身がどうやってハイテクを学んだか、というと、教室で授業をうけるよりも多かったのが、「とにかく触って使ってみる」という時間です。

当時はパソコン教室などもなかったので、とにかく自分で使ってみて考える、そしてどうしてもわからないことがあると、詳しそうな人を誰でも捕まえ、わからないことは聞いてみるーこれの繰り返しだったように思います。

先日MITメディアラボ所長の伊藤譲一さんのプレゼンを改めて聞いて、そのとおりだよな~と唸ったのが次の言葉。

「誰かに教わるのが教育、自分から求めるのが学び」

そして、私たちは、

「どうやって学ぶかを学ぶべき」であり「地図よりは羅針盤を持て」とのこと。

今の子どもたちのことを考えると、おけいこや塾で忙しいけど、塾へ行くだけで「賢く」なるわけではなくて、自分の頭で「不思議」を考えることで、人は賢くなるんじゃないかと思うのです。

「知識」より「知恵」が大事。

「受け身の教育」じゃなくて、「攻めの学び」のチャンスを子どもたちに与えてやりたいものです