英語と子育て

英語を通して子どもたちの夢をサポートするブログです

英語を通して「自己肯定感」を高める

2023-01-24 | 教育一般
新しい年に入りましたが、みなさんの「新年の抱負」 'New Year's resolution'は何ですか?

さて、来年度のKEC英会話スクールのゴールは「英語学習を通して自己肯定感を高める」です。

「自己肯定感」〜英語では'Self-esteem'と言いますが、「自己肯定感」って何ですか?と聞かれたら、どうお答えしますか?

辞書で調べると「自己肯定感」とは「自分の存在そのものを認める感覚」「他の人と比べるのではなく、自分は自分でいいんだ」と思える感覚です。

一般的に、自己肯定感が高いと、

 自分に自信があって、行動が前向きになる。
 主体的に考え、行動できる。
 失敗を恐れない。

という特徴が挙げられます。

欧米では小さい時からこの「自己肯定感」を高める教育をしていますが、日本教育の中ではまだまだ追いついていない感じがします。

「自己肯定感」が低いと、
他の人と比較したり、褒めてもらいたくて他者の評価に依存してしまう傾向があります。

KECではまずは英語学習の中で「私はできる感」〜英語で言うと'I can do it!'を、子どもたちがたくさん感じてもらえるよう、小学生からはフォニックスにさらに力を入れて、読み書きで達成感を感じてもらえるようにします。

「読めるじゃん」「書けるじゃん」と言う嬉しい気持ちを子どもたちにもっと味わってほしいです。

子どもたち自身が自分で感じてくれることが大事です。

小学校の英語教育ではできませんが、民間の学校だからこそできることだと自負しています。

     

多くの保護者が「子どもにペラペラ英語を喋ってほしい」「喋れるようになってほしい」と願っていますが、実はこの「読み書き」の力がスピーキング力に直結していることはあまり知られてないようです。

今は単語レベルでの読み書きが多いかもしれませんが、英語の多読のチャンスを増やして、リーディング力をつけてほしいと願っています。

そして、英語だけではなく日本語でも読みの力をつけていただければ、それが英語に転移(transfer)します。

今年も、私たち教師は、子どもの主体性を励まし、褒めて自信を持たせることで、彼らの「自己肯定感」をアップさせていきます。





SNS事情

2022-11-15 | その他
今、隣の人に「LINEアカウント持ってる」と聞いたら、「なあに、それ?」と聞く人はまずいないでしょう。

それぐらい普及しているLINEは日本で一番使われているSNSアプリです。

みなさんも使っていますか?

SNSとはSOCIAL NETWORKING SERVICEの略ですが、短くしてSocial mediaとかSocialと端的に呼ばれることがあります。

メッセージ機能アプリは他にも色々あって、国によって頻繁に使うアプリが違うようです。

私自身、幸いなことに世界中に友人や知り合いがいるので、このメッセージアプリで連絡を取ることで身近にいるような気がします。そういう意味では、本当にボーダレスになりました。

例えば、どんなアプリを使っているかというと、

フランスや南アフリカ、ニュージーランドの友人とは「WhatsApp」が多い。


フランスの若い人たち限定でいうと「Snapchat」や中国発祥の「TikTok」が流行っているそうです。

アメリカやカナダにいる息子たちとは、「messanger」


このMessagerはFacebookで友達登録すれば自動的につながるので、いちいち登録する煩わしさがなくてとても便利です。

そして、ウズベキスタンの友人とは「imo」


国よって使うアプリが違うのが面白いですね

トランプ前大統領がよく発信していた「Twitter」は文字中心の発信。元々は「つぶやき」の意味ですから長い文というより、一方的なちょっとした発話、でしょうか。

個人的にはニュースやさまざまな情報を収集したい人が使っているというイメージがあります。

またおなじみ「インスタグラム Instagram」は写真がメインの発信。

「インスタ映え」という言葉もあるほどの人気ですが、これに相当する英語やフランス語はなく、インスタに特化した表現で、日本語の造語力の面白さだと思います。

みなさんは、どれを使ってらっしゃいますか?

多様性を受け入れる社会〜マレーシア

2022-10-12 | 教育一般
6年ぶりにマレーシアに行ってきました。

日本人にとって住んでみたい国トップ1を10年以上もキープしているのがマレーシアです。

私の友人の中にも移住したり、日本と行ったり来たりしている人がいますから、それだけ魅力的なんでしょう。

気温が一年中24−32度というのも、夏暑くて冬寒い日本から比べると住みやすいですね。

さて、マレーシアはご存知の方もいらっしゃるように、人種、宗教、文化が多種多様な国です。

日本と同じくらいの面積ですが、人口については、日本が一億2000万なのに対して、マレーシアは3200万。ゆったりとしていますね

人種はマレー人が人口の7割を占めます。

と言っても、かつては大陸を渡って中国人が入ってきたり、貿易によってオランダやイギリスの植民地になったこともあって、いろんな人種がごちゃ混ぜになっています。

宗教についてもマレー人の6割がイスラム教ですから、街を歩いていても女性はほぼヒシャブをかぶって、長袖長スカート(あるいは長パンツ)を履いていて、日本とはまったく違う光景です。

建物もいろんな建築物があります。



ですから、滞在していた首都のクアラルンプールや世界遺産になっているマラッカやペナンにしても、寺院あり、教会あり、モスクあり、観音像あり、といった具合になんでもあるよ!っていう感じで、歩いていても楽しいです。

 アジア最大級のブルーモスク

こちらは丘に立つ寺院

ペナン島にある寝釈迦ーめちゃくちゃでかいです。

 ペナン島にあるオランダの教会

 これはイギリスの教会

当然、食べ物も多種多様です。

 
ペナン島の新しくできた「新世界」というフードコートで食べた地元料理。思ったほどスパイシーじゃなくてホッとしました。

最近は他の国と同様、日本食ブームで、特に「くるくる回転寿司」のお店はどこも長蛇の列でした。

ただし、日本のお寿司と同じようには見えなかった〜もちろん、お魚は築地から空輸されるものもあるようでしたが、これが日本のお寿司か、と思われるとちょっと悲しいかもね、と現地の友人と話していました。

マレーシアは3度目ですが、毎回思うのは、大都会でも人がせかせかしていなくて、なんでも受け入れる寛容性が街に現れている気がします。

イスラム教は一日5回のお祈りを捧げますので、あちこちにお祈りする場も設けてありますし、ほとんどの人が、マレー語、英語、中国語(北京語だったり広東語だったり)を話すトリリンガル。

ガイドさんに至っては日本語やスペイン語やオランダ語まで話ちゃうという凄さです 

こういう幾つかの異文化にさらされて生きていくと、私たち日本人とは違ってくることも多いだろうなあ〜と思いました。

また数年後に訪れてみたい国です


英語で映画を観よう

2022-09-01 | 英語学習
夏休みの恒例となった宿題が'Movie Report' (映画レポート)

がんばって英語で観て、聞き取れた単語を書いてみたり、ストーリーを書いてみたり、というレポートです。

最近はNetflixやアマプラ(Amazon Prime)、ディズニープラス(Disney +)などの動画配信ツールが発達して映画も見やすくなりました。

中高生クラスではレポート内容を一分間スピーチにして発表もしてもらいました。

さて、私たち、英語を外国語として学んだ人にとって一体どれくらいの語彙が聞き取れるものでしょうか?

子どもたちは主人公など登場人物の名前はキャッチできていますが、ナチュラルスピードになるとなかなか難しいものがありますね。

先日、興味深い新聞記事を読みました。

 (8月29日朝日新聞より)

冠詞などの頻出単語が聴き取りにくいというのは興味深いです。

また、ここにある簡単な単語が聞き取れない理由に、英語特有のイントネーションとアクセントがあります。

日本語は音の高低差で意味が違ったりしますが、英語の場合は「強弱」がついていますし、単語と単語がくっついて一流れの音になる「リエゾン」が多々起こります。

これが私たち日本人には英語音に慣れていない=「聞き取れない」理由でしょう。

映画は画像によってストーリーが理解しやすくなっていますし、もし英語が読めれば、英語字幕を読むことによって聞き取りの助けになります。

まずは同じ映画を何回も見て、聞き取れる単語を増やしていくことがいいでしょう。

また日頃から英語の音になれるようにネイティブの音をインプットできる方法を探してみるのもいい方法ですね




夏の国際交流スタート!

2022-08-05 | 国際理解教育
2020年から広がった新型コロナウィルスのために、海外との行き来がストップしていました。

海外旅行はもちろん、留学の計画がゼロになった学生も多かったと思います。

私たち指導者としても大変つらい時期でした。

この3年間で子どもたちはチャンスを逃してきましたが、ここに来てようやく国境も開いて、この夏から様々な国際交流プログラムが再スタートしています。

私のスクールが提携しているNPO UTREK (ユートレック国際交流)のプログラムもこの夏から再スタートしました。

  空港で全員集合!

「待ってました!」とばかり、たくさんの子どもたちが参加をしてくれて、7月下旬にはユタ州に到着。ホームステイプログラムがスタートしました。

  ソルトレイクに到着!

コロナ禍でも工夫して英語学習を続け、コミュニケーション力を維持すべく努力をしてきてくれた子どもたちばかりです。

オンラインによる事前研修もおこない、現地入りしましたが、ここからは「言葉の壁」「文化の壁」を体験しながらも苦労の中で多様性を学び、日本の日常生活では体験できないことから新たな学びをしてきてくれることを願っています。

きっと一回りも大きくなって帰ってきてくれることでしょう

「世界に通用する人材を育成」することをゴールに私たちも、こういう活動を通して子どもたちの成長をサポートし続けたいと思っています