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日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

政治は結果である

2013年03月15日 | Weblog
政治は結果である

どんな理屈を言っても政治は結果を出さなくては意味がない
同じ問題1つにしても政党の立場になって色々意見の分かれる事は当然のことだが、それを正当化するために相手の揚げ足とりや 中傷や、足の引っ張り合いや、批判などいくらしてみても意味がない。と言うよりは何も生まれない。
その問題を選挙民にとうならば、その政策の正当性や実現性を掲げてお互いに論戦を交わすことが選挙民にとってはわかりやすく納得のいくことだ。
今まで与野党同士で、政策を非難したり反論したりするだけに終わっていることが多々見受けられたが、これは非生産的な論戦であって、あまり意味がない。
今回の安倍政権の誕生によって何かが大きく変わりそうである。特にアべノミックスにおいては、円安株高と言う形で現れてきている。
なんとかうまくこのままデフレ状態から脱却して欲しいものだ。
天の時 地の利 人の和 というように3拍子も4拍子もそろわなくては現実にはなかなかうまく事が進まない。しかしながら、あくまで政治はどのような良い結果を出すかによって政党の評価が決まる 。

船の汽笛6-60

2013年03月15日 | Weblog
船の汽笛

ぼっぼー
それはそれはものすごい音だった。今思い返してみるのだが、単に子供心にそう響いたと言うのではない。
とにかく大音響を残して巨体は静かに桟橋を離れた。
昼出航をするところを見ると九州行きではなく、おそらく四国へ行くのだろう。
たまたま散歩にやってきて、歩いていたシェパードもまた、すっとんきょうな声を出した。それは汽笛に合わせたのではなく、突然の大音響の恐怖によって腹の底から絞り出したうなり声だった。
うおー 。それは野生の狼そのものの声だった。予想だにしない大音響が天から降ってきたので、瞬間的には先祖帰りしてオオカミの声をそのまま出しただけだった。

女が泣いた
汽笛が尾を引いて遠のいていったあとで、私が聞いたのは女のすすり泣く声であった。その人は和服にショールを肩に巻き付け白い足袋にに白いエナメルの草履を履いていた。子供の目には大人の姉さんに見えた。
自分の母親ほどふけていなかったから、おそらく娘さんだったんだろう。
子供には大人に見えた。
大人はすすりなく姿など見たこともないので、私はその女がなくのが珍しく彼女の近くまで近寄って、彼女の顔をまざまざと覗き込んだ。彼女は手に持ったガーゼの柔らかいハンカチで何回も涙を拭いていた。
大人の女がなく。私はそれが不思議だった。大人はなくものではなく、泣くのは子供の専売特許だと信じていたからである。
船は巨体を小さくしながら遠ざかっていく。彼女は相変わらずすすり泣いていた。
どんな訳があって彼女は泣いているのか。親と別れてこれからひとりで都会で暮らしていく寂しさのためなのか、。悲恋の結末か。年若い娘の理由のないセンチメンタリズムなのか。

私は父はの足もとに駆け寄って、あの人は何故泣いたのか、その理由をたづねたねた。父は私を見下しながら、「あれはあほや」といった。
今思うに父は照れていたような気がする。