日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

御霊よ安らかに眠れ 

2011年03月28日 | Weblog
御霊よ安らかに眠れ     11/03/24

悲しい出来事に居ても立ってもいられず、今まで不幸な出来事に対しては、心の思いのたけを鎮魂曲という形で書いてお供えしてきた。それによって自分なりには哀惜の情と気持ちを表してきた。

戦争のために大分の防空壕の暗闇の中でひとり寂しく餓死した
「ムッちゃん」を悼む歌を手始めに、大阪大空襲の犠牲者に対して
日本航空の羽田沖事故、同じく。日本航空の御巣鷹山の事故
阪神淡路大震災の犠牲者などに鎮魂曲を書いて鎮魂の情を捧げてきた。

自分が目にした悲報にはいつも胸が痛んむ。
ここ2,3年はやめているが、それまでに20年ほど毎回出席して、慰霊祭には鎮魂歌をお供えしてきた。

近代日本史の中で例を見ない大災害が起こって30余万の人々が避難生活をしている中で、また行方が知れない犠牲者の数もださだまらないのにどうして鎮魂曲が書けよう。まだ早い。収束の兆しが見えないで、人々が不安に駆られているときに、鎮魂曲どころの騒ぎではない。僕の心の中は悲しみと苦しみが渦巻いて、怒り天をつくという状態で、平常心は取り戻せてない。
ある程度の見通しが立ってからでないと、現実にも、また僕の気分の整理にも、落ち着くまでには時間が必要だ。

それでも、昨日テレビで見た場面を僕はっけしてわすれる事はないだろう。、被災者の中で一家族から四人の犠牲者が出たと言う話には泣けた。満足な野辺送りも出来ない状態で、最愛の肉親と最後の別れをした、彼は呆然と立ちすくみながら「子供や父がいて当たり前なんです。それがこうして見送らなければならないなんて」、、、つぶやいた。天災とはいえ何と気の毒な、、、、後は言葉にはならない。

被災者の皆様にお見舞いの言葉「今は日本国家に甘えてください。その次に頑張って元気を出してください」と

そして犠牲になられた幾万人の方がたに対して、唯々ひとえに御霊の安らかならんことを希いお祈り申し上げます。