日々雑感

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東北大災害:

2011年03月12日 | Weblog
東北大災害: 11/03/12

東北地方 三陸沖の地震については、地震が頻発するので、こんな大災害をもたらす大地震が、発生するとは、思ってなかった。
これが一つの盲点であったのだろう。

地震といえば、東南海、南海地震の方にばかり目を奪われていた。おそらく学者を含めて、これが日本の常識であったことだろう。つまり、目は、東海から、南海の方向に、向けられて、その地震対策は、かなり真剣に、練られていた。
三陸は、今までよく地震が起こり、ある意味で、こんな大地震が起こることは、想定外のことであったろう。これが完全に盲点にあった。
今回の大地震は、過去に歴史を持たないような大規模なものであり、初めて経験するものらしい。
東西2百キロ。南北5百キロにわたる岩盤が、滑ったのであるから、そのエネルギーたるや、想像を超えるものがある。

被災状況を調べたヘリコプターの調査では、街全体が、原型をとどめない程度にまで、完全に破壊されて、海へおし流された模様である。
先ほどのニュースで言っていたけど、1万7000人の人口の街で、助けを求めている人が、7000人だという。助けを求める人は、生存が確認されているわけだが、不明のままの1万人の人口は、いったいどこへいったんだろう。案ずるに明るい見通しは立たない。

自然災害がもたらす種類も、規模も、いろいろあるが、今回ほど、大きな災害をもたらす地震というのは、日本では経験したことがないのでは無かろうか。
これは、完全な自然災害である。

次に気になるのは、福島原子力発電所におけるトラブルである。確かに、どんな大きな地震にでも耐えられるように、原子炉は作られているかもしれないが、今回のように、冷却水が循環しなくなった場合には、原子炉のメルトダウンが始まり、放射能が空中に拡散し、近隣の人に大きな被害を与えることは十分考えられることである。
地震によって冷却水回転部分が破損されることは当然、計算の中でなければならない。今回の事故では、海水を引き込んで、原子炉を冷却する方法を
を取るらしい。炉を入れた容器の内側と外側から、水を送り込んで、メルトダウンを防ぐという計画らしいが、もともとこの程度のことは想定しておかなければいけないと、門外漢でも思う。
C130輸送機でモーターを福島空港まで運び、それを原子力発電所まで運んで、炉の温度を下げるのに使うらしい。

保安院の記者会見を聞いた。この専門家は、いったい何がいいたいのか、国民に何を説明したいのか。
耳を立てて聞いているのに、さっぱりわからない。彼が言ってる程度のことだったらそれは、専門家の説明にはなっていない。
当事者でないものが、文句をつけるようであるが、僕らみたいに素人でも判るような理屈や備えを、専門家が用意していないというところに、おもわず「間抜け」。と罵声を浴びせた。