1日1日感動したことを書きたい

本、音楽、映画、仕事、出会い。1日1日感動したことを書きたい。
人生の黄昏時だから、なおそう思います。

済州島海軍基地工事

2011-05-31 19:54:11 | 日記
今日、済州島の海軍基地建設に反対する住民の方々の闘いが、大きくなっているという情報をいただきました。この前現場を訪問したときも、デモや抗議集会を行っておられました。






あのチョムスキーも、海軍基地建設に対して、憂慮の意を表明したそうです。



この二年間、海軍基地防波堤建設工事で、わが社の製品を採用してもらうよう営業を続けてきました。建設が続くならば、他社を蹴落としてでもわが社製品を使ってもらいたいと思うけれど、平和を願う住民の皆さんの闘いによって、工事が中止されるのならば、製品の採用がなくなっても、それはそれで大いに納得できると思いました。

このような仕事に関わることがなければ、建設に反対する住民の皆さんのことを知ることはなかったと思います。仕事を通して、平和を願う人びとの切実な思いを、より身近に感じることができて、うまくは言えないけれど、ぼくはとても恵まれているとも思いました。



海軍基地が建設されるところは、とても美しいところです。この前も書いたけれど、チェジュは平和の島であってほしいと思います。

「資本主義の起源と『西洋の勃興』」(エリック・ミラン)

2011-05-30 20:04:28 | 
システムとしての資本主義は、なぜ、いかにして、いつ出現したのか?筆者は、この問いを問う意味を次のように書いています。

「この問いは、近代世界において、ごく少数の人々が信じられないほど豊かである一方、大多数の人々がひどい貧困に置かれているのはなぜなのか、という問いにつながっている」

「世界銀行やIMFが主唱する今日的政策は、この資本主義の起源の問題を適切な文脈におかずしては、理解することができない。南アジアや中国、北アフリカといった高度に発達した文明においては資本主義化が起こらなかったにもかかわらず、西ヨーロッパという世界の特定の地域が資本主義化したのはなぜなのか、どのようししてなのか。このことを理解することによってのみ、今日的状況は理解されうるものとなる。そしてまた、いかにして―幾世紀もの過程を経て―世界の特定の地域が富裕化したのか。このことを理解せずしては、世界システムの中核諸国による周辺の持続的な植民地化、搾取、支配の過程が、どのようにしてシステマティックな資本蓄積政策を析出してきたかの理解にも進むこともできない。」

それでは、いつ、いかにして資本主義は出現したのか?筆者は、中世ヨーロッパの都市において生み出された資本主義的過程に、そのルーツはあると主張します。

「大半の資本主義的現象―たとえば賃労働、諸産業の専門分化、高度な分業、階級闘争、交易からの利潤、高度な金融技術、普段に資本蓄積を推進するために搾取することのできる周辺地域のシステマティックな構築など―は、中世西ヨーロッパの都市においてすでにあらわれていたものである。これらの資本主義的特徴は、1100年以降のヨーロッパにおいて次第に顕著となり、封建制と資本主義とが相互に共存する状況は、1350年ごろまで、あたりまえにあることであった。」

「本書における私の主張は、以下の通りである。すなわち、軍事的・技術的パワー、さまざまな水準での合法および非合法の独占、新植民地化、そして世界各地に散在する労働者の虐待に立脚する近代的な資本蓄積の諸形態は、西ヨーロッパに最初に生み出された資本主義的過程に、そのルーツがあるということである。私は、なぜ十三世紀に、世界の小さな部分を占める少数の人々が、他の人びとの労働および天然資源から得られる富を、みずからのものとして享受できるようになったのかについての一貫した議論を提示する。」

13世紀ごろの世界では、西ヨーロッパは、中国や南アジアに比べておくれた地域でした。遅れたヨーロッパになぜに、資本主義が生まれたのか?筆者は、ヨーロッパ、中国、南アジア、北アフリカを比較しながら、商業ブルジョワジーが自由を謳歌した都市国家の存在と、彼らが推進した植民地化、搾取、中核による従属的周辺の支配に、その秘密はあると主張しています。

「富の蓄積自体はアジア、アフリカ、ヨーロッパを通じて、どの地域にも見られるものである。しかし、植民地化、搾取、中核による従属的周辺の支配という過程の推進から資本を蓄積するという体系的政策は、ヨーロッパの商人によって着手された、むしろ例外的な過程であった。その過程は、最初ヨーロッパの都市に隣接する農村地域、地中海、東欧から起こり、つづいて非ヨーロッパ地域(大西洋の島々、ラテンアメリカ)で繰り返され、さらにのちにはアジアおよび北アフリカで反復された、おおよそ1500年ごろまで、ヨーロッパの都市国家は、このような低開発の過程を推進する『権力の容器』であった。」

「近代(資本主義と市民権)の起源は、不断の資本蓄積のダイナミクスにおける帝国主義と戦争から形成されたヨーロッパの都市国家とそれにつづく国民国家の中にこそ適切に見出されるものであって、北アフリカ、インド。中国といった大文明のあいだには見出されないものである。」

資本主義の起源は、18世紀の産業革命にあると思っていたのですが、13世紀と聞いて、あっと驚き。13世紀、ヨーロッパ、中国、北アフリカ、南アジアの間に、交易と交流が活発に行われていたという指摘も新鮮なものがありました。資本主義は、中核―周辺関係の再生産・再強化によって発展してきたという主張も、資本主義を一国でとらえる従来の考え方から一歩踏み出すものだと思いました。

この本も読み出したら、途中でやめられなくなった一冊でした。


バルサは強かった

2011-05-29 17:24:14 | 日記
今日はなんと言ってもこの話題。
「欧州チャンピオンズリーグ決勝 バルセロナ対マンチェスター・ユナイテッド」。
バルサは強かった!!
ペドロのシュートも、メッシのシュートも、狙いしましたビジャのシュートも、すごかった。
孤軍奮闘のルーニーのシュートもすごかったけれど。

ボール支配率63%。

バルサ対マンU―世界最高の一戦を読み解く」という本の中で、「バルサのサッカーは、俯瞰で眺めて美しく映った」と杉山茂樹は書いていたけれど、今日のバルサのサッカーは、ほんとうに美しいと思いました。「美しく勝つ」。自分たちが追い求めてきたサッカーを、世界最高峰の舞台でやり遂げてしまうところが、いまのバルサのすごさなのでしょうね。

今年の正月に、バルセロナのカンプ・ノウスタジアムで、バルサの試合を見てきただけに、なおいっそう感慨深いものがありました。ちょっと大げさ(^^;

さてと、夜には上原ひろみがテレビにでるらしい。これも楽しみです。

「クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ+2」

2011-05-28 13:43:20 | 音楽
今日は雨。朝から何度も聴いたのが、このCDです。



クリフォード・ブラウンのトランペットも、マックス・ローチのドラムも、すごいの一言。ジャケットのマックス・ローチの笑顔さながらに、コール・アンド・レスポンスのジャズの楽しさが伝わってきました。

天気のようにどんよりした気持ちが、だいぶ晴れたかな。

買い物に行って、チンジャオロースともやしの中華サラダと味噌汁でもつくろう。どれも簡単そうやし(^^;








「オーケストラ」

2011-05-27 21:05:39 | 映画
第二次大戦後のソビエト・ロシアにおいて、ユダヤ人が迫害を受けてきたことは、よく知られた事実です。この前読んだ、「天職の運命」という本の中にも、そのことは詳しく書かれていました。

1980年のブレジネフ体制下において、オーケストラからユダヤ人を追放するという命令に従わなかったために、オーケストラを解雇され、清掃労働者として働いている元天才指揮者が主人公の物語です。

そんな彼が、30年後にともにオーケストラを解雇になった仲間たちを集め、ボリショイ交響楽団になりしましてパリ公演を行うというお話。演奏曲目は、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲。30年ぶりの演奏、リハーサルもなし。うまくいくはずのない演奏が、名演奏に終わるところがフィクションのフィクションたる所以です。なぜ主人公は解雇になり、若き女性ソリストを選んだのか、すべての謎が名演奏の終了とともに明らかになります。

かつての共産党の威光を忘れることができず、お金を出して集会参加者を集める老共産党員がでてきたり、「ほんとうのコミュニズムとは、一人ひとりが力を合わせるオーケストラのなかにある」という主人公の言葉が出てきたり。デュ・ミヘイレアニュ監督は、80年に共産党政権下のルーマニアからフランスに亡命したそうです。感動的な演奏が終わった後に、この映画を作った人たちの、国家によるユダヤ人迫害への抗議と恨みが、しこりのように残ります。

ユダヤ人への迫害は事実だし、共産党の衰退も疑いようのないことなのだけれど、つくりあげられたこの感動に、このまま乗っかっていいのかなと、ふと思った一作でした。


「源氏物語論」(吉本隆明)

2011-05-26 20:05:05 | 
とても難しい本でした。これまで読んだ吉本隆明の本の中で、一二を争う難しさだと思う。もちろん僕が、源氏物語を読んでいないということが大きな理由です。後悔先に立たず。「源氏物語は、たぶん文学的なできばえでは空前の達成で、さまざまな契機が上向の機運にあった時代的な偶然に恵まれて、これ以上の作品が生み出される可能性は少ないと思われる」などという文章に出会うと、学生時代にもっと古典を勉強していたらよかったと思いました。

わからないなりに最後のほうまで読んできて、「物の怪」の話になったとき、「さすが!!」と思いました。吉本は、源氏物語の結節点にはいつも「物の怪」が登場するとした上で、次のように述べています。少し長いけれど、忘れないようにメモ。

「『源氏物語』の世界を幽歩する物の怪が、同時代の物の怪とちがった特徴は、いうまでもなく男君の登場人物をめぐる女君たちの冥暗のうちの確執や、多妻妾の習俗から来る嫉妬や寵愛の矛盾からやってくる点にあった。かりに地位の高い権力者や、天皇や東宮を後見人にもつ女君たちと、さほどの後見人をもたない女君たちのあいだに、怨念から物の怪があらわれるばあいでも、政敵の物の怪の対立者の心神の病巣をおそうという形をとらなかった。ただ男君をめぐる女君たちの愛恋からくる怨念や嫉妬の内向する無意識のうちに、物の怪は幽歩した。そこにこの『物語』の世界の冥暗を支配する特徴があった。」

「作者は、物の怪が跳梁する摂関制度の背後にひそんだ男女の愛恋の世界にじぶんも身をひたし、それを見聞し、あるいはわがことのように身に浴びながら、物の怪をたんに横行する怪異とかんがえなかった。離魂状態におちいった心神喪失の人間と、その人間に無意識のうちに罪障感をもっているために放たれた生魂や死魂をうけいれて異常な心神の状態におちこむ人間とのあいだに介在する現象だということを、作者ははっきりと描いて見せた。」

「作者はこの作品に、天皇を中心においた十数人の最上層の貴族たちの世界を囲い込んだ。ただこの登場人物たちは、おなじ身分圏にある女君たち(いいかえれば神権的な君主を中心においた少数の支配共同体の女性たち)との愛恋にかかわるフィルターを透過した上で描きだされた。そこで男君をめぐる女君たちの情念のかかわる世界で、物の怪は発するものと受けとるものとのあいだを<同時性>として緊密に結びつける怨念のさわりとしてとらえられる。『源氏物語』の世界を緊密な糸のように織りあわす結び目には、いつも物の怪が姿を現すことになっている。そしてこの物の怪は現在かんがえても起こりうるすべての型をつくしているとおもえるのだ。」

「この『物語』の世界では集合的な無意識に反映した幽明の境にだけ、この物の怪がとびかっていることが特異なのだ。この特異点に触れる時、現在のわたしたちには世界の内閉性からくる病として映る憑依の姿があらわれてくる。いいかえれば世界の病として物の怪は跳梁するのだ。これは衰弱した世界に固有な病にちがいないが、高度な敏感な感受性が、世界からうける被害をも象徴している。」

現代文でいいから、源氏物語を一度読んでみようと思いました。




新潟出張

2011-05-25 22:06:24 | 美術館
昨日、今日と新潟出張。ただいま帰宅です。飛行機に乗るまで少し時間があったので



新潟県立万代島美術館で開かれている






「いもとようこ絵本原画展」に行ってきました。ぬくもりにあふれた絵が、たくさんならんでいました。トラブルで重かった心が、ちょっぴり軽くなったような気になりました。





こうしてながめてみると、新潟もなかなか美しい町ですね。



韓国出張とかでばたばたしていて気がつかなかったけれど、伊丹空港からの帰り、大阪駅が新しくなっていたのに驚いた!!

「ローラーガールズ・ダイアリー」

2011-05-24 21:58:09 | 映画
王道のホームドラマです。





娘が美人コンテストで優勝することに血道をあげる母親と、母親を遠慮がちに眺める父親と。そんな両親の子育てに反撥しながら、ローラーゲームにのめりこんで行く17歳の少女が主人公の物語です。ローラーゲームというと、1970年頃に、東京ボンバーズという日本人主体のチームがあって、テレビ中継を一生懸命見ていたのを思い出しました。とてもなつかしかったです。

親に内緒でローラーゲームのチームに加入して、見つかって、家出をする。年齢詐称がばれて、チームをくびになりそうになる。恋をして、失恋をして・・・。いろんな事が起こるけど、もちろん最後は、親子の絆を確認しあうハッピーエンドで終わります。

この映画を見ながら、義理の父に妊娠させられ、母親に虐待され、未婚の母として生きていくことを決意する「プレッシャス」のことを思い出していました。この落差。アメリカ社会の底辺には、プレッシャスのような人がたくさんいるのだと思う。現実には崩壊している家族がたくさんあって、かつてあったはずの善き家族へのノスタルジーが、かつて人気を博したローラーゲームに投影されているのだと思いました。

「夏の庭―The Friends 」(湯本 香樹実)

2011-05-23 21:46:27 | 
姉の家に1年間ホームステイしてきたディアドロさんが、アメリカに帰るということで、プレゼントしたのがこの本です。



ぼくの大好きな本の一つです。




で、今日、本のお礼ということで、ディアドロ手作りのスパゲティーをごちそうになりました。なかなかおいしかったです。

お元気で!!

また、アメリカに遊びに行った時は、よろしくお願いします。

「カンディンスキーと青騎士展」

2011-05-22 19:05:15 | 美術館
朝起きると雨。兵庫県立美術館で開かれている




「カンディンスキーと青騎士展」に行ってきました。

カンディンスキーがモスクワからミュンヘンにやってきた1896年から、1914年第1次世界大戦の勃発によってロシアに送還されてしまう1914年まで。ミュンヘン市立レンバッハハウス美術館所蔵の、カンディンスキー、恋人ミュンター、ともに「青騎士」を立ち上げたマルク、マッケ、クレー、ヤウレンスキーなどの作品60点が、製作年次順に展示されていました。

カンディンスキーたちがともに出会い、旅をし、切磋琢磨する中で、心の中の感動を表現するために、新しい抽象画を作り出していく過程がよくわかりました。



     マルク《虎》



カンディンスキー《ムルナウ近郊の鉄道》



カンディンスキー《コンサート》

色彩がとても美しいと思いました。1階のホールで上映されているカンディンスキーのDVDは必見です。カンディンスキーとミュンターが一緒に住んだムルナウの町が紹介されているのですが、森の緑と赤い屋根の家がとても美しかったです。カンディンスキーたちの色彩の美しさは、ムルナウの風景なしにはありえなかった思いました。クレーのチュニス、ゴッホのアルル、ゴーギャンのタヒチ、セザンヌのエクス=アン=プロヴァンスなどなど。どこで描くのかということも、画家にとって、とても大きな要素なのでしょうね。

「オー!ファーザー」(伊坂 幸太郎)

2011-05-21 19:48:53 | 
父親が4人もいる、「普通の高校生」が主人公の物語です。他人のトラブルにまきこまれ、窮地に陥った主人公を、4人のおとうさんたちが、ゴレンジャーのように力を合わせて救出するというお話。

手旗信号、クイズ番組、電線にとまっても感電しない鳥の話、ETの主題歌などなど。前半にうめこまれた伏線が、物語の後半に、ひとつのストーリーへといっきにつながっていきます。このあたりの手腕は、なかなかなものだと思いました。前半は、退屈だったけれど。

読み物としては、まぁおもしろかったけれど、胸にぐっとくる感動はなかった。「ゴールデンスランバー」の感動には、はるかにおよばなかったと思います。


個人レッスン(4)

2011-05-20 21:40:01 | 日記
今日の昼前に、韓国の弁理士から26日必着で特許関係の資料を作成するよう依頼を受けました。韓国での今後の事業の展開には、とても大切な資料。これを出す出さないで将来が大きく左右される・・・というわけで、月曜日に予定していた朝鮮語の個人レッスンを急遽変更してもらって、朝鮮語で話しながら資料作りを手伝ってもらいました。主張しようと思う内容をひとつひとつ聞いてもらって、通じるかどうか確認しながら、資料を作成しました。助かったです。

資料を作り終わった後で、今回の出張で韓国で食べた食事の話を少しだけしました。






ソウルのまぐろ専門店で食べたまぐろの料理。



ソウルの朝は、キムチをいっぱいいれたソルロンタン。



チェジュで食べた黒豚のサムギョプサル。



チェジュの朝は、あわびやシャコエビなどの海産物がいっぱい入ったオブンジャクトゥッペギ。



昼に食べたさばの煮付け、コドゥンオチョリムと



太刀魚の煮付け、カルチチョリム。歴代の大統領が食べにきたという地元の有名店で食べたのですが、ミリャン市出身のクォンさんは、「有名なだけでたいしたことはない、これぐらいなら家でもつくれる」と言っておられました。

「朝鮮語が少しうまくなったと思っていたけれど、今回の出張で、まったく自信がなくなってしまった」と先生に言ったら、「チェジュの方言は、私にも難しいです」という励ましの言葉をもらいました。めげずにがんばろう!!

韓国出張から帰りました

2011-05-19 22:55:05 | 旅行
韓国出張から、ただいま帰宅です。今回は、ポハン、ソウル、プサン、済州島と回ってきました。



ポハン港の100tブロックの製作現場。順調に作業は進んでいました。



ソウルのカンナムにある



サムソンの本社で打ち合わせ。



車でソウルからプサンに移動。テグの近くにある高速道路の休憩所からの景色です。



チェジュ到着。チェジュの海軍基地建設現場へ。



現場事務所の前では、地元の住民の皆さんが軍事基地反対の闘争を行っておられました。横断幕には「平和・人権・自然を破壊する海軍基地工事は即時中断せよ」と書かれています。



「平和の島チェジュ 美しい江亭の村に海軍基地 絶対反対します!!」



「生命 愛 平和」「チェジュの海を子どもたちとともにみたい」

昨日も、住民の皆さんのデモがあったそうです。ここに来ると、いつものことだけれど、ほんとうに複雑な気持ちになります。チェジュは平和の島であってほしい。

毎度のハードスケジュール。お疲れです。

「わたしが情報について語るなら」(松岡正剛)

2011-05-17 07:23:22 | 
情報の「すがた」と「ふるまい」について、「編集工学」の第一人者である松岡正剛が小学生や中学生のために書き下ろしたものです。子供向けの本だと侮るなかれ、50をこえた僕が読んでも、とても勉強になりました。読み始めたら、途中でやめることができなかった!! とてもいい本だと思います。

第1部 宇宙は情報でできている
第2部 情報が歴史を作る  
第3部 情報を編集しよう
第4部 情報社会と情報文化

この本の目次です。宇宙からミクロコスモス、人が二足歩行を始めた太古から現代。そして脳とカラダ、こころの問題まで、情報を切り口にスケールの大きな話が展開していきます。

情報がデーターとしてデジタル化できるようになり、ネットワーク化されるようになった現代において、私たちは、情報にどう向き合うべきなのか?

筆者は、「一人ひとりが自分で情報の編集に向かうということが、いちばん大事なことだ」と主張します。

「編集すると新しい情報が生まれる」
「情報をつなげれば、自分と世界がつながる」
「情報の順番を変えると、世界は変わる」
「言葉を読みかえて、情報の世界をおもしろくしよう」

「感想・意想・構想の順番で、情報編集の技能や力をスキルアップしていくといい」
「自己編集ができるようになったら、次は相互編集です。相互編集に乗り出してみると、自分の思索力や想像力を思いがけないところで飛躍させることになる」

これらは、筆者の言葉です。松岡正剛の懐の深さ、スケールの大きさに脱帽の一冊でした。


関西空港です

2011-05-16 11:49:56 | 日記
関西空港です。出国手続き終了。
今日から木曜日まで、今年4回目の韓国出張です。
今回は、プサンからポハン、ソウル、済州島と回ってきます。
あいかわらずの、強行スケジュール。
がんばってこよっと。