1日1日感動したことを書きたい

本、音楽、映画、仕事、出会い。1日1日感動したことを書きたい。
人生の黄昏時だから、なおそう思います。

岸壁表示灯

2010-05-20 23:17:40 | 自然エネルギーと省エネ
3日間の広島・愛媛出張からただいま帰宅。今日は、久しぶりの仕事ネタ。
出張の途中で立ち寄った淡路島の富島漁港。



漁船を係留する突堤の先に、



わが社が開発した岸壁表示灯がついています。



太陽光でおこった電気を、電気二重層コンデンサに蓄えて、LED照明灯を照らします。

設置して1年。漁師さんに「ちゃんと点いてますか?」って聞いたら、「点いてるで」という返事。小さいものだけれど、ちゃんと働いていてくれて一安心。よごれを掃除して、帰ってきました。

風力発電が世界で急拡大 09年3割増

2010-02-19 19:44:17 | 自然エネルギーと省エネ
風力発電機が世界で急拡大しているという記事が、昨日の日経夕刊に載っています。世界風力会議(GWEC)によると、09年の世界の風力発電容量は前年比31%増え、年末時点で157億9900万ワットになったとのこと。昨年新たに稼働した風力発電施設は約375億ワット相当で、これは平均的な原子力発電所約30基分に相当します。

国別では、発電容量首位は米国で351.59億ワット、2位がドイツで257.77億ワット、中国が3位で251.04億ワットとなりました。中国の発電容量は、前年の2倍に拡大しました。この他アジアの国ではインドが5位で109.26億ワットでした。中国、インドの勢いには目を見張るものがあります。日本の発電容量は前年比9%増の21億ワットで、中国の10分の1にとどまりました。

GWECの見積によると、09年の風力発電関連の投資は約450億ユーロ(約5兆5000億円)で、関連産業は世界で約50万人の雇用を生み出したとのこと。小型の風力発電機も、市場は世界なのでしょうね。

韓国の造船重工 風力発電事業を急拡大

2010-01-26 00:18:17 | 自然エネルギーと省エネ
 今日の日経夕刊。韓国の造船重機工業大手が昨年相次いで参入した風力発電機事業を急速に拡大させているという記事が載っています。
 現代重工業は、米ウィスコン州に1650kwの発電機6機を納入する契約を結んだのに続き、パキスタンに同規模の発電機を30機納入する契約を結んだとのこと。STK重工業は2000kwの発電機25基をオランダとトルコ、イラクに供給。サムソン重工業はテキサス州に2500kwの発電機の輸出を開始するそうです。記事は、風力発電の生産で、米欧中韓が上位を占める可能性があり、日本の出遅れが鮮明になっていると結んでいます。日本やデンマークなどから技術移転を行いながら、急速にビジネスを立ち上げていく姿は、ほんとうに韓国の企業らしいと思いました。
 明日(厳密には今日)、韓国から、僕たちの小型風力発電機を韓国で販売したいという企業がやってきます。去年から数えて、4社目。どの企業からも、風力発電機をビジネスにしたいという強い熱意が伝わってきます。

自然エネルギーの自給率 全国で3.2%

2010-01-10 12:25:30 | 自然エネルギーと省エネ
 今朝の神戸新聞。千葉大などが、太陽光や風力などの自然エネルギーで、家庭や事務所ビルなどのエネルギー需要をどれだけ賄っているかを示す「自給率」の試算をまとめたという記事が載っています。自給率は全国で3・2%、都道府県別1位は温泉熱など地熱を活用する大分の25・2%、最下位は東京の0・2%とのこと。都道府県で自給率が高いのは大分のほか、出力1万キロワット以下の小水力発電が多い富山16・8%、地熱が多い秋田16・5%、小水力が主体の長野11・2%など。兵庫県は、1.2%の40位でした。
 風力発電だけで、国内電力の16%をまかなうといわれているデンマークに比べると、3.2%はまだまだ不十分です。千葉大倉坂教授(環境政策)は、自給率を高め温暖化大作を進めるためには「すべての自然エネルギーを対象にした買い取り制度などを導入する必要がある」と主張されています。たしかにその通りだと思いました。

北陸出張

2009-11-10 20:31:42 | 自然エネルギーと省エネ
 昨日、今日と韓国からのお客さんを連れて北陸出張。福井市内の浄水場に設置した風力発電機です。



 今日行ってみると、太陽やあじさい、松、桜など福井市にゆかりのある図柄がペイントされていました。



 これは太陽。



 これは紫陽花。



 うーーん、なかなかいい感じでした。


明日は、台風上陸ですね

2009-10-07 19:30:07 | 自然エネルギーと省エネ
 明日は台風上陸。設置していただいている風力発電機が気になります。風速60m
の風には耐えるように作っているけれど、念のために台風が通過するまでは運転を
停止していただくようにお願いしました。
 人命が奪われるような、大きな災害がやってこないことを祈っております。




        

1kwの風力発電機と太陽光パネルを使ったハイブリッドの街路灯です。

 

ブナ林の太陽光パネル

2009-09-30 00:16:18 | 自然エネルギーと省エネ
 明日は、風車の仕事で金沢へ出張。そういえば最近自然エネルギー関係の書き込み
をしていないということで、ひとつ。

 宮津市と京丹後市大宮町の境にある上世屋内山地域は、丹後半島東部の山地に位置し、
京都府内有数の ブナ自然林を擁する地域です。京都府の自然保護地域にも指定されて
います。


         ブナの大木


 先日、ここに設置されている循環型トイレの屋根に、太陽光のパネルをとりつけました。
太陽光で発電した電気で、トイレのLED照明を照らします。



 「LEDは、思った以上に明るいね。これぐらい明るければ十分だよ」というのが、担当者
の方の感想であったとのこと。太陽光発電は、このような商用電源がきていないところで
大きな威力を発揮します。

兵庫県 風力発電機撤去で損害賠償を検討

2009-07-29 08:32:42 | 自然エネルギーと省エネ
今朝の神戸新聞。県庁の屋上に設置したけれど、安全性に問題があるとして
撤去した小型風力発電機について、兵庫県は、製造業者に損害賠償を求めることを検討し
ているという記事がのっています。

 製造業者であるイーアンドイーは、「強風でも破損せず、ブレーキがあり事故の
危険性はない」と安全を保証していたそうですが、三重や茨城で風車の一部が落下
する事故が相次いで発生。県は安全を優先し、去年10月風車を撤去しました。

 イーアンドイー社とは、去年の4月以降、連絡がつかないとのこと。小型風力発電機
への社会的な信頼を失わないためにも、イーアンドイーは、一刻も早く、兵庫県と
の話し合いのテーブルについてもらいたいと思います。


やるせないなぁ このニュース

2009-07-13 17:38:45 | 自然エネルギーと省エネ
 今日の神戸新聞朝刊。2006年春に「エコの象徴」として、兵庫県が県庁の屋上に設置した小型風力発電機、去年の秋に撤去されていたという記事が載っていました。
 小型風力発電機を扱っている者として、とてもやるせないニュースでした。撤去の原因は、風力発電機の軸の根元の部分が破断、風車が落下するなどのトラブルが県外で発生。業者のほうから、「県庁の装置も事故が起きる恐れがあり、屋上から移動させてほしい」との要請があったとのこと。



昨年秋に撤去された県庁屋上の風力発電機(写真は神戸新聞より)


 県庁の屋上の風力発電機については、わが社にも問い合わせがあったのですが、私たちが扱っている水平軸の小型風力発電機は、屋上にそぐわないということで、ボツになった経緯があります。
 それ以来、県庁にいれる風車も、小型風車が社会的に認められるように、事故なく発電しつづけてほしいと思ってきました。こんな結果になって、とても残念です。
 当面は、小型風力発電機について逆風が吹くのだろうなぁ。改めて、安全でもっと効率のよい小型風車を開発していきたいと思いました。

あらい浜風公園の風車(2)

2009-02-23 19:51:28 | 自然エネルギーと省エネ
 今日と明日は、高砂市のあらい浜風公園に設置していただいている10kwの風力
発電機の定期点検です。僕は、作業には行っていませんが・・・。
公園のオープンが2006年の11月。この風車自体は、9月から発電を始めていました。
早いものでこの風車も設置して2年半。一度だけトラブルがありましたが、それ以外は
順調に発電し続けています。
 今日、高砂市のホームページを見ていたら「あらい浜風公園夕陽の写真展」という
コーナーがありました。次の写真は、そこに掲載されていたものです。

  

  

 うまいなぁ、この写真。風車も風景にとけこんでいて、とてもうれしい気持ちになりました。

ポートアイランドの風車(2)

2009-02-16 00:04:25 | 自然エネルギーと省エネ
 久しぶりの仕事ネタです。昨日、コールドプレイのコンサートに行く前に、ポートアイランド
採用していただいた10kwの風力発電機を見てきました。順調に動いていました。はやいもので
設置してから来月で2年になります。2年なんて、ほんとうにあっという間ですね。

  

 明日と明後日は茨城、東京に出張。明後日、昼休みにうまく時間が取れれば、国立新美術館で
やっている加山又造展に行きたいと思っています。

名古屋市、CO2抑制に乗用車規制の実験

2008-07-08 08:46:10 | 自然エネルギーと省エネ
 名古屋市、10月から3ヶ月間、市内への乗用車乗り入れ規制の実験を
始めるのですね。中心部の規制区域に入る際に500円前後を課金するとか。
CO2の排出量を削減するのが狙いです。
 名古屋市、市内の移動手段に占める自動車の割合が現在42%。他の大都市
に比べて多いのですが、目標では、この値を35%に引き下げて、CO2排出量を
4割削減するそうです。
 ヨーロッパのフライブルグやバーゼルなどの都市は、市内に乗り入れる
乗用車をきびしく規制していました。そのかわりに、トラムが街中にくまなく
はりめぐらされていました。ホテルに泊まったら、観光客用の乗り放題券を
サービスでもらえたし。。。
 名古屋市の公共の足って、どないなのかな? まぁ、いずれにしても
実験の結果には興味があります。


やっぱりなぁー風力発電の拡大ブレーキ

2008-06-24 17:44:28 | 自然エネルギーと省エネ
 最近の新聞記事、太陽光や風力発電の話題が多いです。洞爺湖サミットまでは
こんなかな。今日の日経の朝刊に、国内での風力発電の導入スピードが鈍化して
いるという記事が出ていました。
 去年新規に稼働した風力発電の能力は18万5千7百キロワットで、前年の半分以下
に落ち込んだそうです。
 大型の風力発電は、商用電源に系統連係して使うのですが、風がよく吹く北海道
や東北では、電力会社が風力発電の系統連係枠というのを決めていて、それを上ま
わる風車の連携を認めていないのが大きな原因です。
 現在の日本の累計発電能力は167万キロワット。政府は、2010年に300万キロワッ
トの導入を目標にしているのですが、達成しないのでしょうね。
 日経には載ってないけれど、ヨーロッパでは、風力発電が去年一年で833万キロ
ワット増加して、累計発電量が5700万キロワットになりました。世界の累計発電量
は、9368万キロワット。6割がヨーロッパにあるわけです。ちなみにドイツは、
2247万キロワット。スペインは1515万キロワットです。
 温暖化防止に対する取組、日本とは覚悟が違うようですね。

明日と明後日は、高知県の宿毛市へ出張。はじめてですわ、宿毛に行くの。



ドイツのマールブルク-今年から太陽光発電を義務化

2008-06-23 20:24:44 | 自然エネルギーと省エネ
 6月18日に、フランスが2020年から新築の住宅に太陽光や風力発電を義務化する
という新聞記事が出ていたけれど、今日の日経の夕刊に、
 ドイツのマールブルク市の市議会は、温暖化防止の推進のために新築の建物など
にソーラーパネルの設置を義務づける条例を可決したという記事が載っていました。
条例は10月1日施工で、建築主に暖房や給湯のために太陽エネルギーを利用すること
を義務づけ、違反者には最高1,000ユーロ(16万7千円)の罰金を科すそうです。この
ような条例は、さすがのドイツでも初めてだそうです。進んでるなぁ。
 日本のソーラーパネル。家庭用のソーラー発電への国の補助金が、2005年に廃止に
なって以来伸び悩んでいます。一昨日の新聞に、福田首相の発言で家庭用のソーラー
発電への補助金を復活させるという記事がのっていたけれど。
 今は、いくつかの自治体で補助金が出るだけですが、愛知県には独自の支援制度
をもつ自治体が32もあって、設置数と発電出力で愛知県が全国トップです。田原市
は、最高60万円もの補助金が出ます。さすがにトヨタのお膝元。この数字を見ても
愛知県って、相対的に地域経済が好調なのですね。
 来月、田原市でエコフェスタがあるのですが、1kwの風力発電機を展示させても
らいます。1kwは自信作なので、できるだけたくさんの方に見てもらいたいです。