1日1日感動したことを書きたい

本、音楽、映画、仕事、出会い。1日1日感動したことを書きたい。
人生の黄昏時だから、なおそう思います。

そらが帰ってきました

2008-05-31 11:58:14 | 日記
手術が無事終了して、そらが帰ってきました。よかったです。
摘出した腫瘍を見せてもらいました。
結構大きくなっていました。エコーで見ると、前立腺も
少し腫れているそうです。おそらく転移はしていないだろうけれど
少しようすをみましょうということでした。6月14日に抜糸。
それまでは、エリザベスカラーというのをつけておくそうです。

  

トマト(2)

2008-05-31 07:55:13 | 日記
そらが無事に帰ってくるまで、なんか落ち着かない・・・。
というわけで、朝から5月6日に植えたトマトのわき芽とりをしました。
だいぶ大きくなりましたよ。成長、はやいんや!!トマトって。

    

小さなトマトも発見。

    

 
追肥もしたし。ちゃんと育つように、トマトにも愛をそそぎます。

  

心配やな・・・愛犬そら

2008-05-30 19:09:35 | 日記
 今日は、ダッシュで会社から帰って、愛犬そらをお医者さんにつれて行ってきました。
前にも書いたけれど、今日は、睾丸腫瘍の手術の日です。麻酔の注射を打って、
ねむったところで、帰ってきました。今頃は手術中なんだろうな。
今日は入院。明日の昼前にむかえに行きます。
はやく元気な顔が見たいです。

おはよう、ソウル

2008-05-29 07:36:25 | 日記
ソウルの朝です。もやってます。
この街、いつ来ても思うけれど、教会が多いです。
教会が、民衆の抵抗の拠点になったことも、この国ではあるのですが
日本との大きな違いを感じることの一つです。



さて、もうひと踏ん張り仕事します。
夕方の飛行機。
大阪ー北海道よりは、ソウルー大阪のほうが近いのに
なんかたいそうな気になります。

雨宮処凛 「闘争ダイアリー」

2008-05-26 20:50:32 | 日記
今日の神戸新聞に、雨宮処凛が「闘争ダイアリー」という本を出版したという
記事が載っていました。去年の春から1年間の闘争の記録だそうです。
この一年間で、格差に対する社会の関心が高まり、デモの参加人数も倍増した
そうです。派遣会社に組合も生まれつつあるし。
さらに注目に値するのは、反貧困のネットワークが広がり、困っている人に
食べものを提供するなど援助システムができつつあるそうです。

「貧困者を切り捨てる今の政治状況で、自分たちが助け合い、こうすれば生きられる
というモデルを示す意味は大きい。」(雨宮処凛)

がんばってるなぁ、雨宮処凛。ぼくも、元気をもらったような気がしました。

    
      (神戸新聞より)

明日から3日間、ソウル出張です。

Superflyを聴きました

2008-05-25 18:39:34 | 音楽
今評判の越智志帆の単独ユニット「Superfly」を聴きました。
1984年生まれだから、24歳なんですね。

     

アルバム収録されている「1969」という曲の歌詞の一部です。

    ”まるで1969
     夢見続けたサマータイム
     あの鼓動はここにない
     今となっては昔話のようね
     私は旅立つわ
     宝物を胸に ”

1969年のサマータイムといえば、ジャニス・ジョップリンなわけで・・・
ジャニスが死んだのは、1970年。ジャニスのロックが、1984年生まれの越智志帆の
心を打ったというのは、とても感慨深いものがありました。

同じくアルバムに収録されている「マニフェスト」という曲の歌詞の一部。

    ”右も左もパラダイス
     なのに何故 心が乾く?
     そうよ 私は夢見たのよ
     闇を照らす 希望の歌を

     愛を貪る 魅惑のメインストリート
     眩しいだけじゃ 夢なんて見れないや
     大人達が寝惚けている 今
     ブルーズこそが
     マニフェスト マニフェスト
     そうよ私の名前はブルーズ
     世知辛い世に生きながらも
     夢追い人と呼ばれる方がいい ”

1969年を生きた大人達は、僕も含めて寝惚けているけれど、それだからこそ
闇を照らす希望のブルーズを、歌っていってほしいと思いました。
期待してますわ。


ゴッホの古靴

2008-05-24 23:36:12 | 美術館
 美の巨人たちを見ました。今日は、「ゴッホの古靴」の特集でした。僕は、この絵
3年前のゴッホ展で見てから、とっても気になっていたのです。

    

 一足の古靴のように見えるけれど、よく見ると左足の靴が二つあるように見える絵。
この絵は、ゴッホが弟テオを頼ってパリに行って、初めて書いた絵なのだそうです。
ハイデッガーは、この靴は農民の靴だといい、シャピロはゴッホの自画像だと言ったそうです。
番組では、弟テオと、二人で歩いていくのだという決意を表したものだと紹介されていました。

 『テオ、もう一人のゴッホ』という本があります。ゴッホとテオの未公開書簡をもとにテオの人生を描いたものですが、
この本を読むと、ゴッホの生活を支え続けたテオの姿と、テオなしにゴッホの絵が生まれなかったことがとてもよくわかります。

 ヨーロッパでは、糸杉は墓地によく立てられるそうです。「糸杉と星の道」の二本の糸杉を見ていると、
テオと一緒に天に届きたいというゴッホの祈りを感じるのです。道を歩く二人も、馬車に乗る二人も、ゴッホとテオかな。それともゴーギャン?

     

テオは、ゴッホが自殺した半年後に、梅毒による感染症でゴッホの後を追うようにこの世を去ります。
テオの墓は、婦人の手によってテオの死から10年ほど後に、オーヴェールのゴッホの墓の隣に移されました。
番組では、ゴッホとテオのお墓が紹介されていました。

   

 ゴッホとテオは、あの古靴のようにずっと二人で歩いたのですね。



「不可能性の時代」(大澤真幸)

2008-05-24 17:50:27 | 
 「不可能性の時代」(大澤真幸)を読みました。現在がいかなる時代であるのか、私たちが感じる不安はどうして生まれるのか、そして希望はどこにあるのか、この三つを考えていく上で必読の本だと思いました。少し時間をおいて、もう一度読んでみたいと思います。今日は感想ではなく、読書ノートです。

<読書ノート>
1.暴力的・破局的な現実へと向かう衝動が現代社会の随所に見いだされる。
  9.11、オーム真理教のハルマゲドンなど。「現実」への逃避

2.戦後の時代区分
  「理想の時代(1945-1970)/虚構の時代(1970-1990)/不可能性の時代(1990-」
私たちは、いま「不可能性の時代」に生きている。

3.何が不可能なのか?
①<他者>の不可能性
 「人は、<他者>を求めている。と同時に、<他者>と関係することができず、<他者>を恐れている。求められると同時に、忌避もされているこの<他者>こそ、<不可能性>の本態ではないだろうか。」(p192)
 「<他者>との直接の関係を求め、<他者>が私のブログや日記サイトに接続してくることを求めているが、しかし、そのような<他者>は、一歩間違えれば、恐ろしいストーカーである。<他者>に愛されたいが、しかし、そのような愛とハラスメントとは紙一重である。」(p193)

②第三の審級(普遍的な真理や正義を知っているはずの理念的な他者)が真に撤退しつつある社会
 「われわれが、普遍的な真理や正義を知っているはずの理念的な他者(第三の審級)が、未来に、歴史の先に待っている、と想定することが困難になっている、ということを含意する。われわれは、今や、第三者の審級の意志が分からないだけではない。そもそも、第三者の審級が存在していないかもしれない、との懐疑を払拭することができないのだ。」(p139)

③救済の可能性が立ち現れるような視点の不在、不可能性
 「格差社会の到来という不吉な時代診断に説得力を与えているのは、格差という現状そのものではなく、来るべき救済を読み取りうる視点の不在である。」(p128)

4.第三の審級の裏口からの回帰(再構築)としての破壊的・暴力的現実への衝動
 「第三の審級が摩耗(相対化)していく傾向に対抗して、あえて第三者の審級を再構築しようとすれば、どのようなことがなされるだろうか?「終わり」ということを真に徹底したものにすること、要するに、全的な破局をもたらすこと、これが解答である。なぜか?第三者の審級が相対化されてしまうのは、それが、何ごとかを「善」として、あるいは「理想」として措定し、肯定しているからである。どのような積極的な善や理想よりも、より包括的な枠組みの中では、相対化されてしまう。だが、一切の肯定的な善をも措定せず、すべてを否定したとすれば、これを相対化することはできない。このとき、この破壊の担い手として、徹底した否定の作用の帰属点として、超越的な第三者の審級が回帰してくるだろう。まさに、すべてが破壊され、すべてが否定されるがゆえに、かえって、何かが、超越的な何かが残るのである。」(p212) ←この分析はすごいと思います。
 「だがそれにしても、もし第三者の審級を極端な破壊を媒介にして逆説的に取り戻すことによってしか、われわれは救われないのだとすれば、やはり事態は絶望的である。」(p214) ←希望はあるか。

5.超越的な第三者の審級の不在を引き受けること、希望としての活動的で徹底した民主主義
 「(ベンヤミンのいう)神的暴力の要諦は、神の無能を、つまり超越的な第三者の審級の不在を引き受けることにある。」(p272)
 「神的暴力という概念の政治的な含意は、何であろうか。それは、活動的で徹底した民主主義以外のなにものでもあるまい。統治される人民の意志のほかに、あるいはその外に、神(第三者の審級)の意志を想定することはできない、ということになるからだ。統治者と被統治者の厳密な同一性によって定義できるような、活動的な民主主義こそ、神的暴力の理念の直接の具体化である。」(p273)
 「小規模で民主的な共同体が分立しつつ、他方で、それらのどの共同体にも、外へと繋がる、外の異なる共同体(のメンバー)と繋がる、関係のルートをいくつももっているとしよう。そうすれば、共同体の全体を覆う、強力な権力などなくても、何億、何十億もの人間の集合を、個人が直接に実感できる程度の関係の隔たりの中に収めることができるのだ。この直接の関係の上にこそ、述べてきたような活動的な民主主義を築き上げることができるのだとすれば、市民参加型でありつつ、なお広域へと広がり行く民主主義は十分に可能だ、ということになるのではあるまいか。」(p284)
←真に徹底した民主主義への希望




「メニー・シーズンズ」(西山瞳)

2008-05-23 22:05:08 | 音楽
 今日は、少しお疲れモードです。
いつもなら、金曜の夜は読書の時間なんだけれど、その元気も出ませんわ。
来週火曜日からの韓国出張の準備で疲れたのかなぁ・・・・
会社帰りに、中古CDやさんで買った西山瞳のCDでも聴いて、
ねます。去年から聴いてみたいと思っていたCDです。彼女のオリジナル曲は、
なかなかいいですよね。

     

Quan An Ngon

2008-05-22 21:24:16 | 日記
 今日帰りがけに、一人暮らしをしている四女から携帯に電話。
「おとうさん、晩ご飯おごってくれへん?」というわけで、
娘がおすすめの六甲道にあるベトナム料理屋さん「Quan An Ngon」に
行ってきました。「Quan An Ngon」というのは、ベトナム語でおいしいという
意味だそうです。
バインセオや空芯菜のニンニク炒めや生春巻きや揚げ春巻きや鶏肉のフォーや
その他諸々。なんかいっぱい食べたなぁ。デジカメ持って行ってなかったのが残念。
なかなかおいしかったですよ。それにもまして
なによりのご馳走は、娘の元気な顔が見れたことでした。


マクドナルド店長に残業代???納得できんわ、姑息やなぁ

2008-05-21 20:02:05 | 経済指標メモ
 今日の日経新聞に、マクドナルドが、管理職を理由に残業代を払ってなかった店長
二千数百人に、残業代を支払う新報酬制度を8月から導入するという記事が載ってい
ました。
 僕はこの記事、読めば読むほど納得できないのです。残業代を払ってこなかった
ことに対する、世間の批判をかわすための姑息な制度変更としか思われないのです。
「新制度に移行して、残業代を支払っても店長の年収は増えない」と原田CEOは語っています。
原田CEOによると、現在の賃金体系は基本給と職務給と成果給の三本立てだそうです。
新制度では、職務給を原資として残業代を支払うとのこと。ということは、職務給を
なくするということだと思うのです。これって、あきらかな賃金カットです。
 新制度は、基本給と成果給の二本立て。以前と同じだけ稼ぎたければ、だまって
残業しなさいって事だと思うのです。ボーナスや退職金の算定基準になるのは、
賃金カットされた基本給+成果給の部分だろうから、年収を確保しようとすると
以前にも増して、残業しなければならなくなる。おまけに、成果給を拡充するとも
書かれているので、会社に不満を言うこともむつかしくなるわけで・・・・。
これまでの職務給を上回る残業代は、仕事ができんやつやと罵られながらサービス
残業を強いられることになると思うのです。
 なにが残業代を支払うや、ええかっこいうなって言いたくなります。
マクドナルドは、過去二年間にさかのぼって、未払いの残業代を支払うべきです。
紳士服の青山商事は、店長等に過去二年分の残業代12億円を支払いました。
マクドナルドへは、ぜったい行かない。これまでも行ってないけど。

エビ値下がり

2008-05-20 22:30:22 | 経済指標メモ
 今日は博多、明日は宇部。ノートパソコンを持ってきたから、まだ少しはまし
だけれど、ビジネスホテルは味気ないものです。
 今日の日経新聞。穀物などの主要な農水産物価格が上昇する中で「エビだけが
やすい」現象が起きているという記事が載っていました。インドネシア産ブラック
タイガーの卸価格は1.8キロあたり3,700円前後。昨年11月から500円(12%)さ
げたそうです。世界最大のエビの輸入国であるアメリカの消費の低迷が最大の原因
とのこと。去年の輸入量は557.000トン、6%減ったそうです。
 「エビと日本人Ⅱ」で読んだインドネシアのエビの養殖池で働く日雇い労働者
のことを思い出していました。彼らの日給は、一日160円から250円程度。これで
また、彼らの日給下がるのでしょうね。

愛犬が・・・・

2008-05-19 19:36:12 | 日記
 愛犬のそら(9歳4ヶ月)をつれてフィラリアの予防薬をもらいに獣医さんに行きました。
ついでに最近気になっていた脱毛について獣医さんに聞いたら、睾丸に腫瘍ができて
いるのが原因ですと言われました。手術するのがもっとも有効な方法で、今日明日と
いうことではないけれど、ほっておくと死んでしまうこともあるそうです。
というわけで、手術してもらうことにしました。
かわいそうやなぁ

手術前5日間ほど、抗生物質を飲んで、それから手術だそうです。

明日とあさっては九州出張、来週は韓国。手術の日をただいま検討中です。

「償い」(矢口敦子)

2008-05-18 18:27:38 | 
「償い」(矢口敦子)を読みました。この本、今売れてるんですね。僕も、新聞広告を見て買いました。
 主人公は、元脳外科医のホームレス。流れ着いた町で、障害者や高齢者、ホームレスを対象とした殺人事件が起こります。この殺人事件の秘密を捜査、解明していくことでストーリーは進んでいきます。
 長時間労働による家族の崩壊、職場での権力争い、弱者への排除といじめ、孤立した高齢者の医療と生活、受験勉強ですさんでいく子ども達の心。この本は、現代社会が抱える問題の中で、他人を傷つけ、他人に傷つけられ、「歪んだ魂」を抱えて生きて行かざるを得ない者たちの物語です。
 主人公も、妻を傷つけ、自殺に追い込んだ過去を持つのですが、事件と対峙しながら次のように問うのです。
 「人の肉体を殺したら罰せられるけれども、人の心を殺しても罰せられないんだとしたら、あんまりにも不公平です。」
 「他者の心を傷つけた者は、どうやって裁かれるべきなのだろう。」
 他者の心を傷つけた者の、「償い」はいかにあるべきなのか。重たい問いだと思いました。50年あまり生きていると、僕にも、自殺をした友や傷つけた人がいるわけで・・・。
 「償い」、そんなたいそうなことはできないけれど、
その人たちのことを、ずっと忘れずに生きていくしかないと思いました。