1日1日感動したことを書きたい

本、音楽、映画、仕事、出会い。1日1日感動したことを書きたい。
人生の黄昏時だから、なおそう思います。

「When the Heart Emerges Glistening」(Ambrose Akinmusire)

2011-06-11 21:22:55 | 音楽
土曜日は、いつもの通りジャズ鑑賞。今日、何度も聴いたのがこのCDです。



「When the Heart Emerges Glistening」。「心がキラリト光る時」とでも、訳すのだろうか?邦題は「うちなる閃光」となっています。Ambrose Akinmusireは、今年29歳のジャズトランペッターです。このCDの13曲中11曲が、彼の作曲によるものです。

Confession(告白)、With Love(愛とともに)、Regret(後悔)、 Suicide Manifesto(自殺のマニフェスト)など、曲名にはスピリチュアルな単語が並びます。また、ドラムとAkinmusireの朗読だけの「My Name Is Oscar」という曲は、警官に射殺されたオークランドの黒人男性を描いたものです。

人種差別への怒り、心の葛藤、そして愛。Akinmusireのトランペットには、ジャケットのように、じっと目を閉じて、自らの心の中をみつめるような静けさがあります。29歳というと、上原ひろみと同世代。これからも注目していきたいアーティストです。

「クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ+2」

2011-05-28 13:43:20 | 音楽
今日は雨。朝から何度も聴いたのが、このCDです。



クリフォード・ブラウンのトランペットも、マックス・ローチのドラムも、すごいの一言。ジャケットのマックス・ローチの笑顔さながらに、コール・アンド・レスポンスのジャズの楽しさが伝わってきました。

天気のようにどんよりした気持ちが、だいぶ晴れたかな。

買い物に行って、チンジャオロースともやしの中華サラダと味噌汁でもつくろう。どれも簡単そうやし(^^;








神戸ジャズウォーク 北浪良佳

2011-05-15 19:57:17 | 音楽
今日は、神戸ジャズウォーク。





ライブハウス「サテンドール」で、



北浪良佳のライブを聴いてきました。「On a clear day」も 「the nearness of you」も、チックコリア作曲の「You're Everything」も、会場みんなで声を合わせた「Somebody cares」も。

声のつやといい、情感といい、とても良かったと思います。北浪良佳を聴くのはこれが二度目。機会があれば、次もぜひ聴きに行きたいと思いました。



話には聞いていたけど、風見鶏の館の色が変わっていて、ちょっと驚きました。



北浪良佳が歌った「On a clear day」は、

On a clear day
You can see for ever

「こんな晴れた日には、永遠が見えるんだよ」っていう、とても素敵な歌です。
明日から、今年4回目の韓国出張。未来が見えるといいな。

★★上原ひろみ×熊谷和徳公演を生中継!★★

2011-04-27 12:51:33 | 音楽
夜の9時半からブルーノート東京で行われる上原ひろみと熊谷和徳の公演が
U stream で生中継されるという情報を、だいごろ君からいただきました。

Good な情報、ありがとうございます。今から楽しみです。
感想は、またあとで。

9時半からパソコンの前でかぶりつきで見ておりました。
上原ひろみのピアノ。「上を向いて歩こう」あたりからスイッチが入りだして
どんどん吸い込まれていきました。
ラストの「ラプソディー・イン・ブルー」もすごかったです!!
演奏が終わったとき、パソコンの前でスタンディングオベーションをしておりました。
アンコール曲の「What a wonderful world」も、胸にぐっとくるものがありました。
生で聴きたかったなぁ・・・。次は、夏かな。

「スイングしなけりゃ意味ないね」(ホッド・オブライエン・トリオ)

2011-04-25 21:11:01 | 音楽
ホッド・オブライエン・トリオの「スイングしなけりゃ意味ないね」を聴いています。



ホッド・オブライエンは今年75歳のジャズピアニストで、ビバップのスタイルを50年以上つらぬき通してきました。今回のCDでは、12曲中5曲で愛妻ステファニー・ナカシアンがボーカルとして参加。最後の曲の「DEWA NOCHI HOD」では、夫婦仲良くデュエットを聴かせてくれます。

とてもハッピーな気持ちになるCDです。ホッド・オブライエンのピアノ。スイング感にあふれていて、自然に体が動きはじめます。持続すること、そして長生きすることがとても素敵だと思えるCDでした(^^)bGood!

大植英次の大阪フィル&小曽根真

2011-04-15 23:26:18 | 音楽
今日は、シンフォニーホールで開かれた



大阪フィルの「第447回定期演奏会」に行ってきました。



ジャズピアニスト小曽根真と大植英次の大阪フィルの共演が聴きたかったのです。演奏曲目は、小曽根真と大阪フィルが共演したバーンスタインの交響曲第2番「不安の時代」とシベリウスの「交響曲第2番 ニ長調 作品43」でした。

バーンスタインの「不安の時代」、初めて聞いたけれどとてもおもしろい曲でした。不安な気持ちいっぱいの第1部から始まって、酒場で夜遅くまで語り合う人びとを髣髴させるジャズテイストたっぷりの第2部、そして夜が明けて太陽が力強く昇っていくようなフィナーレへと続きます。1949年の作品だけれど、この頃はまだ太陽が力強く昇ることが信じられたのだろうな・・・。ジャズセンスにあふれた小曽根真のピアノも良かったし、情感たっぷりの大阪フィルの演奏もとてもよかったです。

シベリウスの第2番、こちらもスケールの大きい演奏で、とてもよかったと思います。フィンランドの風景が目に見えるようだったし、この曲が、ロシアの支配からの解放を求めるフィンランドの人びとの心を打ったというのもよく分かる気がしました。

大植英次の大阪フィルの演奏は、これまでに何度か聴いたけれど、今日もよかった!!。夏には、チャイコフスキーをやるらしい。また行きたいなぁ。



「WATER MIRROR」(大石学)

2011-04-09 21:50:40 | 音楽
最近は上原ひろみばかりを聴いていたので、最初に聴いたときは正直物足りなさを感じました。しかし、何度か聴くうちに次第に味わいがでてきたのがこのCD。ジャズピアニスト大石学のソロアルバムです。

11曲中7曲が大石学のオリジナルです。Calm、Water Mirrorなどなど。オリジナル曲につけられたタイトルが、このCDの特徴を表しています。静かで、おだやかで、透明感のある演奏が続きます。

今日は、土曜日だというのにめずらしくお仕事。ちょっぴりお疲れのこんな夜に、ボリュームを落として聴くのにぴったりのCDだと思います。



明日は楽しみにしていたパウル・クレー展に行ってみよう。

ソウル ~ センチュリー・ユースオーケストラ第3回定期演奏会へ

2011-03-26 22:43:40 | 音楽
朝、



ソウルの町を少し歩いて



キンポ空港へ。東北太平洋沖地震の被災者の方への募金活動が行われていました。



関西空港到着後、大急ぎで、いずみホールで行われた



センチュリー・ユースオーケストラの「第3回定期演奏会」へ。三女がビオラで参加です。メインの「ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 作品73」の演奏には、なんとか間に合うことができました。

ブラームスの第2番をコンサートで聴くのは、はじめて。ビオラの聴かせどころもたくさんあったし、最終楽章のはつらつとした演奏もよかったです。それから、何よりも良かったのは、演奏が終わった後の、団員一人ひとりの達成感にあふれた笑顔でした。

元気をもらいましたよ>三女。
来年も、また、聴きに来れたらいいな!!



「ヴォイス」(上原ひろみ)

2011-03-21 13:21:12 | 音楽
上原ひろみの新作「ヴォイス」を聴いています。

彼女の最高傑作だと思いいました。9曲中8曲が、上原ひろみのオリジナル。プレイヤーとしてもコンポーザーとしても、日々成長しているのがわかって、とてもうれしかったです。年末のコンサートが楽しみです。

なかでもお気に入りは、トリオの演奏の中で、唯一のソロ曲の「Haze」でした。川面に木漏れ日がきらきらと反射しているような、そんな光景が目に浮かびました。印象派の絵を見ているような感じかな。彼女のやさしさも十分に伝わってきました。コンサートでこの曲を生で聴くと、きっと涙を流すと思う。

CDの最後の曲は、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」です。上原ひろみは、この曲についてライナーノートに次のように書いています。

Pathetique「音楽は、全てを浄化し、ポジティブにする。悲愴感も、憂いも、悲しみも」

東北地方太平洋沖地震のすべての被災者の方に、このメッセージが、一日でも早く伝わってほしいと思いました。



「静かなるケニー」(ケニー・ドーハム)

2011-03-10 20:12:20 | 音楽
会社から帰って、ジャズトランペッター、ケニー・ドーハムの「静かなるケニー(QUITE KENNY)を聴いています。昨日は、マイルス・デイヴィスの「ビッチェズ・ブリュー」を久しぶりに聴いて、体力を使い果たしてしまったから、なおさらそう思うのかもしれないけれど、ゆったりとした気持ちで聴けるCDです。名盤だと思う。



ケニー・ドーハムの肩の力が抜けたトランペットがとても良いし、トミー・フラナガンのピアノも美しいです。題名(「QUITE KENNY」)にとてもマッチしたCDです。

題名というと、4曲目の「ALONE TOGETHER」も、胸にじーんとくる響きがあります。「孤独な者同士、肩を寄せ合って生きていこうね」って意味なのでしょうね。

「フォー・ユア・スマイル」(FRIED PRIDE)

2011-03-05 09:22:55 | 音楽
ヴォーカリストshihoとギタリスト横田明紀男のジャズ・ユニット、「FRIED PRIDE」も結成して10年になるのですね。最新作「フォー・ユア・スマイル」を、今、聴いています。



「FRIED PRIDE」がデビューした頃に、心斎橋のクラブクアトロで彼らのライブを聞いて、横田明紀男のギターに「すごい!!」と声をあげたのを思い出しました。その時、横田明紀男はshihoはもっとうまくなると言っていたけれど、10年、「FRIED PRIDE」、とても大人になったと思います。

「You’d Be So Nice To Come Home To」や「A Night In Tunisia」など、ジャズのスタンダードを中心の14曲。名プレーヤーが名演を残しているジャズのスタンダードを取り上げたところに、「FRIED PRIDE」の10年の蓄積と余裕が表れているのでしょうね。聴いていて、とてもゆったりした気持ちになるCDです。

ヘレン・メリルの「You’d Be So Nice To Come Home To」からは、いつ帰れるかわからない切なさとやるせなさが、アート・ペッパーの「You’d Be So Nice To Come Home To」からは、もうすでに帰りの飛行機便を待っているようなわくわく感が伝わってきたけれど、「FRIED PRIDE」の「You’d Be So Nice To Come Home To」からは、心配しなくてももうすぐ会えるよっていう安心感が伝わってきました。

The Stanley Clarke Band and Hiromi

2011-02-28 07:53:49 | 音楽
グラミー賞の best contenporary jazz album受賞作です。

Return to Foreverの名曲'NO MYSTERY'からベースのソロ曲'BASE FOLK SONG'まで、スタンリー・クラークのビートのきいたエレクトリック・ベースと熟練の技巧を十二分に堪能することができます。とてもいいCDだと思いました。

上原ひろみも、自らが作曲した'LABYRINTH'など4曲で参加。'LABYRINTH'は、曲も演奏も、上原ひろみらしさがとてもよくでていると思いました。上原ひろみの参加した4曲からは、スタンリー・クラークと一緒に演奏できることが、楽しくてしかたがないというひろみの思いが伝わってきて、聴いていてとてもハッピーな気持ちになりました。

来月は、上原ひろみの新作「ヴォイス」が発売されますね。発売が待ち遠しいです!!



ロイ・エアーズ and ピート・ロック

2011-02-24 21:46:09 | 音楽
今日は、





ビルボードライブ大阪で開かれた



ロイ・エアーズ and ピート・ロックのライブコンサートに行ってきました。ロイ・エアーズは、今年70歳のジャズ・ヴィブラフォン奏者です。

ロイ・エアーズの年齢を感じさせないエネルギッシュな演奏にまずは感動。ロイ・エアーズだけでなく、名曲「チュニジアの夜」を演奏するアルト・サックスもベースもドラムも、とてもうまかったです。

演奏を聴いているうちに、自然とグルーブ。最後の二曲は、立ち上がって、ミュージシャンと一緒に跳びはねておりました。

ミュージシャンのすぐそばで聴けるライブ演奏を堪能。また、来月も行きたいなぁ。

昼下がりのジャズライブ

2011-02-20 17:40:14 | 音楽
体調、やや回復。昼前からぶらりと地元神戸を歩いて来ました。



兵庫県公館の



チューリップを見て



北野を





散歩して



ライブハウスのソネへ。



昼下がりのジャズライブを聴いてきました。



やさしさが伝わってくるような石川武司氏のピアノも、ゆたかな声量で情感たっぷりに「追憶のテーマ」やジャーニーの「翼をひろげて」を歌う石田裕子のボーカルも、とてもよかったです。アンコールのバイ・バイ・ブラックバードは、観客と演奏者がひとつになって楽しめたように思いました。

うーーん、神戸や!!