1日1日感動したことを書きたい

本、音楽、映画、仕事、出会い。1日1日感動したことを書きたい。
人生の黄昏時だから、なおそう思います。

3月の完全失業率 5.0%

2010-04-30 20:35:14 | 経済指標メモ
 毎月ウォッチングしている完全失業率。総務省が発表した3月の完全失業率は、前月より0.1ポイント悪化し5.0%となりました。有効求人倍率(同)は前月比0.02ポイント上昇の0.49倍で、わずかばかり改善しました。
 3月の完全失業者は前年同月比15万人増の350万人。就業者数は、35万人減の6210万人でした。公共事業の削減により建設業で33万人も減少しました。


  グラフは時事通信より

 厚生労働省が同時に発表した2009年度平均の有効求人倍率は、前年度比0.32ポイント悪化の0.45倍で、過去最悪になりました。悪化は3年連続で、これまで最悪だった1999年度の0.49倍を更新しました。一方、総務省が発表した09年度平均の完全失業率は1.1ポイント悪化の5.2%。悪化は2年連続で、悪化幅は過去最大でした。
 2009年という年は、働くものにとってほんとうに厳しい年であったことを改めて実感する数字です。ギリシャ、ポルトガルの財政危機とユーロ圏の信用不安。世界の経済は、いまだ不安定な状況が続いています。一日も早く雇用情勢が改善することを祈るばかりです。


 

南京町でベトナム料理-ロクツボヤ

2010-04-29 22:18:57 | 日記
東京で研修中の三女が連休を利用して帰ってきてくれました。



南京町のロクツボヤで、いっしょにベトナム料理。



エビと野菜の生春巻き。



パパイアのサラダ。



甘酸っぱいスープ。



さつまいもとエビのかきあげ



あげ春巻き



空心采炒め



ボォー・コー(牛すじ肉の野菜煮込み)



鶏肉のフォー



ベトナム風焼き飯

パクチーの香りにベトナムを感じます。店の雰囲気もかたぐるしくなくて、グッドでした。料理もおいしかったです。


「新版 クラシックCDの名盤」&ムラビンスキー「チャイコフスキー:交響曲第4-6番」

2010-04-28 21:48:00 | 
 チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」が久しぶりに聴きたくなって、CDラックを探しても見つからない。確か、小澤征爾とカラヤンのがあったはずなのに・・・。そんな時に机の上にころがっていたのがこの本、「新版 クラシックCDの名盤」です。宇野 功芳 、 福島 章恭、中野 雄 。音楽評論家御三家の名盤解説が楽しいです。




 この本で、チャイコフスキーの後期後期交響曲集の名盤として紹介されいていたのが、ムラビンスキーの「チャイコフスキー:交響曲第4-6番」でした。今日会社帰りに購入して、さっそくCDプレイヤーのスイッチオン。第4番の最初の音を聴いただけで圧倒されてしまって、休まず三曲ともきいてしまいました。すごいなぁ、研ぎ澄まされた緊張感。アップテンポの第4番のフィナーレも、前に向かって進んでいくような5番のフィナーレも、情感たっぷりの悲愴も、とてもよかった。




 しかし、「新版 クラシックCDの名盤」、毒です。この本に載っているCD、全部買いたくなった。


ギリシア、空軍飛行士と港湾労働者がストライキ

2010-04-27 22:35:04 | 経済指標メモ
 今日の神戸新聞夕刊。ユーロ圏で初めて金融支援要請に踏み切ったギリシアで26日、政府の財政緊縮策に対し、空軍パイロット100人以上が訓練飛行をボイコットしたほか、同国最大のピレウス港で港湾労働者らによる24時間ストが行われ、大型客船が出港できなくなったという記事が載っています。

 さらに公共機関労組が27日に時限ストを実施するほか、5月5日には最大の民間労組連合組織が2月、3月についで3度目のゼネストを計画中とのこと。国際通貨基金(IMF)の圧力を受けて、政府が追加緊縮策を実施しようとすることに対して、労働者の反発がいっそう激しくなっています。

「チム・チム・チェリィー」(エリック・アレキサンダー・カルテット)

2010-04-26 20:13:36 | 音楽
 テナーサキソフォン奏者、エリック・アレキサンダーの新作です。今、聴いてます。ジョン・コルトレーンへのトリビュートアルバム。「あなたは恋を知らない」や「アフロ・ブルー」「チム・チム・チェリー」など、コルトレーンの名曲がならびます。
 かるーい、コルトレーンです。なんかアメリカンコーヒーを飲むような。魂にずしりとくるもんがないぶん、気楽に聴けるけど・・・・いくぶん拍子抜け。時代の軽さなんかなぁ。




伊吹山へ

2010-04-25 20:02:57 | 日記
早起きして



伊吹山に行ってきました。



日陰のない道をひたすら頂上へ。



頂上付近には、少しだけれど雪が残っていました。



頂上付近です。



頂上にある霊場には



円空のなで仏が祀られていました。こんなところで円空の仏に会えるとは。



頂上からの景色。白山と立山も向こうのほうに見えました。



必死で撮った白山。デジカメ一眼レフがほしい!!



琵琶湖も美しかったのだけれど・・・あかん、うまく写ってない(-_-)



カタクリに



スミレに



オオイヌフグリ。



この白い花はなんという花だろう?



これもなにかな?

快晴。とても気持ちのよい山登りでした。デジカメ一眼レフ&花の名前をもっと知ろう。

「奇術師フーディーニ」

2010-04-24 19:03:48 | 映画
 今日は、家でのんびりの一日。キャサリン・ゼタ=ジョーンズの「奇術師フーディーニ」を見ました。
 伝説の奇術師フーディーニーと、霊媒師としてショービジネスの世界で生きる母娘が主人公の物語です。死後の世界は存在するのか? 霊媒師は実在するのか、それともインチキばかりなのか?フーディーニーは、世界の霊媒師に向けて、他界した母親の遺言を当てることができれば賞金100万ドルを出すというメッセージを送ります。100万ドルを獲得するために、インチキ霊媒師の母と娘が、図書館で新聞記事を探したり、フーディーニーの部屋に忍び込んだりして、「最後の言葉」をつきとめようとするお話です。もちろんこれにキャサリン・ゼタ=ジョーンズ演じる母親とガイ・ピアース演じるフーディーニーとの愛のお話も加わります。
 感想・・・。うーーん、娯楽作品としては、これはこれでええんちゃいますか、てなところです。明日は天気もよさそうだし、伊吹山でも登ろうかな。




ギリシャで公務員スト

2010-04-23 12:31:51 | 経済指標メモ
 ギリシャの公務員労組が22日、同国政府の緊縮財政や年金制度改革に抗議し、24時間ストに入ったという記事が、時事通信で配信されています。2月、3月のゼネストに次いで、三度目の大規模ストライキです。ギリシャでは同日、学校や税務署といった公共サービスのほか、医師らのスト入りにより病院も緊急時を除き業務を停止しました。

 今朝の日経新聞。欧州連合(EU)統計局は22日、2009年のEU27カ国の財政赤字の、対域内総生産(GDP)比率が6.8%になったと発表しました。域内で最も比率がひどいのはアイルランドで14.3%。財政危機に直面しているギリシャで、13.6%でした。さらに英国(11.5%)、スペイン(11.2%)、ポルトガル(9.4%)、ラトビア(9.0%)と続きます。ギリシャの財政赤字は13・6%は、これまで同国政府が公表してきた12・9%から0.7%拡大しました。

 ギリシャ政府は21日、国際通貨基金(IMF)や欧州連合(EU)と、緊急融資に向けた協議を開始していますが、IMFなどから融資を受けることになれば、一段と厳しい財政緊縮策が条件付けられることになります。ギリシャとユーロ、そして世界の経済も。不安定な状態が続いています。


「東欧革命1989 ソ連帝国の崩壊」(ヴィクター・セベスチェン)

2010-04-22 20:09:53 | 
 「東欧革命1989 ソ連帝国の崩壊」(ヴィクター・セベスチェン)を読みました。著者のヴィクター・セベスチェンは、ハンガリー生まれのジャーナリストです。1978年10月のポーランド生まれのローマ法王・パウロ2世の即位から、ポーランドの連帯の誕生、ソビエトのアフガニスタンへの侵攻と撤退、ゴルバチョフのペレストロイカ、チェコの憲章77、ベルリンの壁の崩壊、1989年のルーマニアにおけるチャウシェスクの処刑まで。「ソビエト帝国」と東欧社会主義国崩壊のプロセスが、とても詳しく描かれています。600ページの労作です

「民衆は日毎に力強くなっていくように感じ、ますます背筋を伸ばしていきました。われわれはあまりに服従的なところがあった。それが、とうとう誇りを持ち始めていたのです。」(チェコビロード革命の参加者へのインタビュー)

「あの夜、われわれは白線を越えて、国境を渡るとすぐ、空を見上げて深呼吸をひとつした。空気のにおいは大して違わなかった。しかし、何もかもが違うことを、われわれは知った。」(ベルリンの壁が崩壊した日の東ドイツ民衆へのインタビュー)


 本を読みながら、テレビでベルリンの壁の上で抱擁しあう東西ドイツ若者たちの姿を見、東欧民衆の力に励まされ、大阪に来たワレサに会いに行ったことを、なつかしく思い出していました。結婚して、4人目の子供ができて・・・僕自身の20代から30代の出来事と重なって、とても感慨深い一冊でした。しかし、内容的には、とくに驚く記述はなかったと思う。




ひろめ市場

2010-04-21 18:04:28 | 日記
四国出張から帰ってきました。昨日と一昨日は、予約投稿。そこまでして毎日アップせんでもええのかなと、少し反省。



高知の観光スポット、ひろめ市場に行ってきました。



いいなぁ、この大衆的な雰囲気。鰹、鯨、高知の海の珍味、うどん、らーめん、餃子、インド家庭料理などなど、たくさんのお店がならんでいて、自分の好きなものを、好きなお店で買ってきて、持ち寄って食べるスタイルになっています。土日は座る席もないぐらいに満員になるそうです。



鰹の塩たたき。おいしかったです。



鯵のさしみ



うつぼの唐揚げ。これも結構おいしかった。



竹の子



肉めしというそうです。



きびなごとふのりとたらの芽



うまれて初めて食べた亀の手。フジツボの仲間だそうです。



なぜか最後に飲んだラッシー。

お腹いっぱいになって、ビールと焼酎とラッシーで3500円ぐらい。次は、異彩をはなっていたインド家庭料理の店で満腹になるまでたべてみようかな。

「ブレーブ・ストーリー」(宮部みゆき)

2010-04-20 22:42:38 | 
 グーグルで検索していたら、3年半前に、ブログにはじめて書いた読書感想文に、たまたまヒットしました。このブログ自体は、閉鎖しているのでもう読めないのだけれど、この記事だけは残っていました。あっという間の3年半。でも、とてもなつかしい気持ちになりました。というわけで、少し恥ずかしいけれど、二度目のアップです。

 宮部みゆきの「ブレーブ・ストーリー」を読みました。「火車」や「理由」を読んだときには、ノンストップで読破してしまったけれど、「ブレーブ・ストーリー」には、それほどのおもしろさもない。みずからの「負なるもの」との対決と統合というモチーフは、「ゲド戦記」の「影との対決」の二番煎じ。思想の深さは、「ゲド戦記」を書き上げたアーシュラ・K. ル・グウィンのほうがはるかに上だな、などと思いながら物語の最後の方まで読んできて、なぜかうるうるしている自分がいました。

 宮部みゆきは、自らの運命を変えようと幻界を旅してきた主人公の少年に、次のような台詞を語らせます。「幻界の旅は、運命の塔というゴールにたどり着くことに、意味があったのではなかったと。この旅そのものが、僕にとってかけがえのないものだったと。この旅が、僕に教えてくれたんです」。それからこんな台詞も。「失ったものを嘆いて自分を苦しめるよりも、今の自分たちを大事にすることができるよ。だって世界はまだ残っているんだからさ」

 50年以上生きてきて、いまだゴールも見えないけれど、いまこうして旅をしていること自体がかけがえのないものだと思うと、明日からもがんばれるし、「失ったものを嘆くよりも」、「今の自分たちを大事に」していきたいと、あらためて思いました。

「植田正治写真美術館」

2010-04-19 21:26:39 | 美術館
 大山からの帰りに「植田正治写真美術館」へ行きました。





美術館から見える大山。



植田正治は、僕の大好きな写真家の一人です。美術館には、植田正治の初期から晩年までの作品が展示されていました。



演出と



遊び心と



構成と。



そして、「人の不幸や悲しみは撮りたくない」というポリシーと。

思わずほほえみたくなるような、とても素敵な写真が並びます。写真を見ていて、とても幸せな気持ちになりました。


大山へ

2010-04-18 21:13:38 | 日記
早起きして大山に行ってきました。






ぶな林の道を頂上へ。



登山道にはまだ雪が残っていました。



六合目付近からの景色です。



少しもやっていて、海岸線はうっすらとしか見えませんでした。



雪渓が美しかったです。



頂上に近づくにつれて、ぶなからキャラボクに。



1710m頂上付近です。大山は2回目。以前きたときは、小型の風力発電機が回っていたのだけれど、3基とも取り外されていました。壊れてしまったのでしょうね。



頂上からの眺め。



下山。



麓にある重要文化財の阿弥陀堂と



阿弥陀如来坐像。平安時代に作られたそうです。保存状態がとてもよくて美しかったです。



「ゲゲゲの鬼太郎」の天井画がある円流院です。



天井画。妖怪100体。



鬼太郎。
暑くもなく、寒くもなく、とても気持ちのよい山登りでした。

「大丈夫であるように―Cocco終わらない旅―」

2010-04-17 11:17:11 | 映画
 「大丈夫であるように―Cocco終わらない旅―」を見ました。監督は、「誰も知らない」「歩いても 歩いても」の是枝裕和。沖縄出身のシンガーCoccoの2008年全国ライブツアーの記録です。

 辺野古のじゅごんに、ひめゆりのおばあたちに、阪神大震災の被災者に、二人の娘さんを殺害された父親に、六ヶ所村の少女に、感性の糸を張り詰めて、「いきろ!いきろ!」と歌たうCoccoのやせた肩が、とても心に残る映画でした。

 核燃料再処理施設の建設が進む六ヶ所村で、「全国にある米軍基地の70%が沖縄にあります。あっちゃんは、沖縄だけが犠牲者だと思っていた。六ヶ所村に来て、六ヶ所村が沖縄と同じ問題を抱えているということを初めて知りました。あっちゃんは、六ヶ所村のことは何も知らなかった、ごめんなさい」と涙し、「歌うことで何も変えることはできないけれど、私には歌うことしかない」と語るCoccoを見ながら、「アラブ、祈りとしての文学」の中の「文学それ自体は現実を変えはしないけれど、文学は私たちのなかの何かを根源的に変える力を持っている」という岡真理の言葉を思い出していました。

 歌は祈りであり、私たちのなかの何かを根源的に変える力を持っているのだと思う。

 映画のエンドロールで知ったのだけれど、Coccoは、拒食症の治療のために入院中なのですね。「いま生きるということにとても興味があるし、それを何とか続けたい」と語るCoccoには、心の底から生きてもらいたいと思ったし、じゅごんが住む辺野古の海に米軍基地はいらないというCoccoのせつなる願いが、一日も早く実現してもらいたいと思いました。

 僕的には、文句なしに☆☆☆☆☆の映画でした。映画館で見たかったなぁ。辺野古の海はもっと美しかっただろうと思う。



失業3カ月以上200万人超す

2010-04-16 19:14:40 | 経済指標メモ
 失業の長期化が鮮明になってきたという記事が今朝の日経新聞にのっています。総務省によると、09年の完全失業率は前年比27%増の336万人。このうち3カ月以上の失業者は29%増の214万人、1年以上は9%増の95万人となったとのこと。ハローワークの担当者は、「希望条件を下げて数十社と面接しても就職できず、ハローワークに通い続ける失業者もいる」と語っているそうです。とりわけ深刻なのは若年層で、3カ月以上の失業者数は、25歳~34歳は前年比36%増、15歳~24歳は35%増となりました。

 若年層の失業は、世界的に深刻な状況になっています。韓国統計庁が14日に発表した3月の雇用動向によると、失業率は4.1%で、前月(4.9%)より0.8ポイント下落したのですが、失業者数は100万5000人で、3か月連続で100万人を上回りました。また、就業者数は23前年同月に比べ26万7000人増加したのですが、20代(マイナス5万6000人)、30代(マイナス8000人)の就業者数は逆に大きく減少しました。

 若い人たちが希望を持って働ける世の中に、1日も早くなってもらいたいと心の底から思いました。


   グラフは日経新聞より