1日1日感動したことを書きたい

本、音楽、映画、仕事、出会い。1日1日感動したことを書きたい。
人生の黄昏時だから、なおそう思います。

22日ぶりに

2013-12-31 12:52:37 | 日記

昨日、22日間続いた鉄道労働者のストライキが解除されました。与党セヌリ党と野党民主党は、国会内に鉄道の民営化等について議論していく「鉄道発展小委員会」を与野党同数で構成することに同意し、即日、小委員会が結成されました。この委員会の下には、与野、国土交通部、鉄道労使、民間専門家等で構成される「政策諮問協議会」が設置されます。労使ばかりではなく、民営化について広く意見を聞く「政策諮問協議会」の設置は、ストライキの解除条件の一つとして、労働組合が要求してきたものです。鉄道労組は、「小委員会」の設置を確認し、ストライキの解除を宣言しました。

鉄道の民営化については、この「小委員会」で議論が続けられて行くことになりまが、ストライキ参加者への処分の問題や損害賠償等、職場での闘いは、これからも続きます。

とりあえずは、長期のストライキが解決して、少しほっとしました。


分断

2013-12-30 07:10:07 | 日記

ミリャンの町を散歩していると、ここは韓国なのだと実感するものに出あうことがあります。

これもその一つです。ミリャン市役所の裏の公園に置かれています。

「分断」という題名のモニュメントです。南北に分断されている民族の悲しみと、統一への願いが伝わってきます。

今日の夕方の飛行機で日本へ。お正月は日本です。


スタディールーム

2013-12-29 12:51:20 | 日記

昨日は、プサンの中心地ソミョンにある

スタディールームで、韓国語の個人レッスンを三時間受けました。

スタディールームというのは、主に受験生たちが利用するレンタルルームで

パソコンや

ホワイトボードが備えつけられていました。三時間で、13500ウォン。コーヒーやジュースが飲み放題でした。

あっという間の三時間。発音を中心に楽しい時間を送ることができました。

気がつけば、夕食時。

あったかいカンジャタンを食べて帰ってきました。

 


うなぎ

2013-12-27 20:41:38 | 日記

韓国全域に寒波警報が発令されています。明日とあさっては、今年最高の猛寒波がやってくるそうです。ソウルの最低気温は零下10度、ミリャンも零下7度になるそうです。夕方ごろから、どんどん寒くなっています。

ひょんなことから、御馳走になったウナギ。韓国では、ウナギはこうして食べるのですね。

 


対話ー決裂

2013-12-27 06:05:06 | 日記

昨日、チョウゲイ寺に避難している鉄道労組の副委員長(写真左側)と鉄道公社の社長(写真右側)が、チョウゲイ寺の僧侶の仲介で対話の席についたというニュースが流れました。これと並行して、鉄道労組と鉄道公社の事務折衝も再開されたそうです。

今日の10時からは、民主労総の事務所で鉄道労組の委員長の会見も行われるそうです。労使の主張には、まだまだ大きな隔たりがありますが、この対話が、争議解決にむけて第一歩になることを祈るばかりです。

<追加>

さきほど(午前9時)に鉄道会社の社長が記者会見をして、「協議を再開したが、なんらの合意に至らなかった。夜の12時までに職場復帰しない場合、相応の措置をとる」との声明を発表しました。

 


弁護人

2013-12-26 13:51:17 | 映画

昨日の夜は、ミリャンにある小さい映画館で

弁護人を見てきました。今、韓国で話題の映画です。

1981年、軍事政権下の韓国。高卒にかかわらず苦労の末に弁護士になった主人公が、ひょんなことから国家転覆罪で逮捕された青年の弁護を引き受けるところからストーリーは始まります。裁判を通して、青年の容疑事実は、過酷な拷問によって捏造されたものであることが明らかになっていくのですが。。。。。

主人公のモデルは、人権弁護士時代のノムヒョン元大統領であると言われています。主演、ソンガンホの迫真の演技に、ただただ感服。プサンが舞台なので、プサンマルがとびかうのですが、頭の中で日本語に翻訳するのを忘れるぐらいに映画に引き込まれていました。

映画が終わった後で、満員の観客から大きな拍手。日本で公開されることがあれば、おすすめの一作です。


彫刻公園

2013-12-25 14:20:11 | 日記

今日、12月25日クリスマスは韓国では祝日です。キリスト教の信者の方が、国民の30%もいらっしゃるお国柄なのでしょう。

今日は、とても天気の良い一日でした。いつものように、ミリャンの町をゆっくり散策していました。

彫刻公園という公園があるのですが、ここには鉄器時代(紀元前3世紀ごろ)に石に刻まれた絵がおかれています。

ほとんどが慶尚道から出土されたものです。狩猟の様子を描いたものや

祭祀で使われる衣装。

太陽。

生殖器などなど、約30展。この前を通ると、生に対する愛着のようなものが伝わってきて、つい足を止めてしまうのです。


避身

2013-12-25 09:12:02 | 

今朝、鉄道労組の指導部の方の一部が、ソウルにあるチョウゲイ寺に避難しているというニュースが伝えられました。

警察は、お寺の中にまでは踏み込めない状況です。チョウゲイ寺は、日帝の植民地支配下の1910年に、自由と民族の尊厳を求める僧侶たちが、お金を出しあって創建したお寺だそうです。寺側は、「困難な状況にある労働者たちがやってきたから保護しただけで、それ以上のものではない。」。外に放り出す計画はあるのかという記者の質問に、「そんなことはしない」と答えています。韓国の宗教界の抵抗の歴史と、懐の深さが感じられるニュースでした。

 


蜂の巣をつついただけ

2013-12-24 05:35:36 | 日記

4,000人を超える警察権力を動員して、史上初めて民主労総本部へ強制侵入したにもかかわらず、鉄道労組指導部を逮捕できなかったことに対して、新聞各紙は、「벌집만 건드린 꼴 」(蜂の巣だけをつついた格好)に終わったという見出しで報道しました。「꼴」という言葉には、日本語の「不様」の「様」にあたる否定的なニュアンスが含まれています。

昨日の夜は、テレビに、朴槿恵大統領の「今が困難だからという理由で、原則もなく(鉄道労組と)適当に妥協してやり過ごすならば、我が国の経済の未来を約束することはできない」という、国民に向けたメッセージが流れました。鉄道公社は、ストライキで不足した人員を軍隊の将校を動員して補ていますが、急遽、乗務員500人を緊急採用し、一月から現場に投入すると発表しました。警察長官は、対策チームを増員し、労組指導部を迅速に逮捕するとの声明を発表しました。90%近くを確保していた鉄道の運行率は、今週から70%に急落し、石炭などの貨物の輸送率は30%という状況です。

そして民主労総と鉄道労組は、朴槿恵大統領を退陣に追い込むまで、命をかけて闘い抜くと声明を発表しています。28日3時からの民主労総のゼネストから新年にむけて、韓国の労働者の皆さんの闘いがどのようになっていくのか、とても重たい気持ちになります。


テレビの前に

2013-12-23 06:27:02 | 日記

昨日の午後は、テレビの前に釘付けになりました。

民営化に反対する鉄道労働者のストライキは14日間続いています。午後、山城山から帰ってテレビをつけると、鉄道労組指導部を逮捕するために、民主労総の事務所の前を4,000人の警察がとりここみ、玄関のガラスを割って、中に入っていく様子が映し出されました。侵入に抗議する組合員の方々が、次々と連行されていくのを見ていると、とても重たくて憂鬱な気持ちになりました。鉄道労組の指導部の皆さんは、早朝に建物から脱出し逮捕は免れたそうですが、労働運動への弾圧に抗議する組合員の方々と警察との衝突が、深夜までは続きました。光州やチョンジュなど、全国各地でも抗議行動が行われたそうです。28日には、労働運動への弾圧に抗議する、民主労総のゼネストが予定されています。


送電塔(2)

2013-12-21 20:10:37 | 日記

ミリャンは、今日も冷たい風が吹いています。

日本にいる間、ずっと心にかかっていたことが、送電塔の建設に反対して座り込みを続けている住民の皆さんのことです。

今日も、座り込みは続いていました。

「故ユンハンスク氏焼香所  ここは、故ユンハンスクさんの遺志をしのぶ焼香所です。ハンスクさんは、韓国電力と政府の暴力的な765kvの送電塔工事に抗議して、農薬を飲んで自殺されました。韓国電力と政府の謝罪と工事中断を要求したハンスクさんの遺志を尊び、焼香していただければありがたいです。」と書かれています。

これ以上の犠牲者が出ないように、一日でも早い解決を祈るばかりです。

 


昼食風景

2013-12-19 16:58:20 | 日記

先日、慶州の良洞民俗村に行った時、タクシーを利用したのですが、タクシーの運転手さんとなぜか話がはずんで、昼食は運転手仲間の皆さんが集まるごはん屋さんで、テンジャンチゲをごちそうになりました。小さくて、きれいなところとは言えないけれど、こんな雰囲気を味わうのもいいだろうとおっしゃるので、遠慮なくついていきました。韓国では、基本、割り勘という習慣がなくて、声をかけたほうがおごるのが普通です。

一つ鍋のテンジャンチゲやパンチャンを、チョッカラク(箸)をすりあわせながら食べていると、とてもお近づきになれたような気がしました。名刺もいただいたし。次に慶州に行くことがあれば、この食堂で、皆さんと会う約束をして帰ってきました。