アキラは数々の困難を乗り越えて、宇宙ステーションに住むなぞの人物ヨシマツについに対面します。ヨシマツは、176歳、脳だけでいきており、<最上層-上層ー中層ー下層ー最下層>と分断支配された未来社会の最高権力者です。
アキラの脳を我が物にしようとするヨシマツと、アキラの格闘へと物語りは進んでいきます。
村上龍の描く未来社会に、あまりリアリティーを感じることができなくて、結構退屈しながら最後の数ページまで読みました。
しかし、ヨシマツとの格闘の末に宇宙へと投げ出されたアキラの言葉だけは、胸にぐっとくるものがありました。
「大切なことを理解した。ぬくもりも音も匂いもない宇宙の闇の中で、気づいた。生きるうえで意味を持つのは。他人との出会いだけだ。そして、移動しなければ出会いはない。移動がすべてを生み出すのだ。
ぼくは生まれてはじめて、祈った。生きていたい。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/3b/1c47041ce7547cb2c630070158e23c60.jpg)
同じ近未来小説なら「オリクスとクレイク」に軍配をあげます。
アキラの脳を我が物にしようとするヨシマツと、アキラの格闘へと物語りは進んでいきます。
村上龍の描く未来社会に、あまりリアリティーを感じることができなくて、結構退屈しながら最後の数ページまで読みました。
しかし、ヨシマツとの格闘の末に宇宙へと投げ出されたアキラの言葉だけは、胸にぐっとくるものがありました。
「大切なことを理解した。ぬくもりも音も匂いもない宇宙の闇の中で、気づいた。生きるうえで意味を持つのは。他人との出会いだけだ。そして、移動しなければ出会いはない。移動がすべてを生み出すのだ。
ぼくは生まれてはじめて、祈った。生きていたい。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/3b/1c47041ce7547cb2c630070158e23c60.jpg)
同じ近未来小説なら「オリクスとクレイク」に軍配をあげます。