久しぶりに絵が見たくなって、
神戸市立博物館で開かれている
プーシキン美術館展に行ってきました。韓国ミリャンでは、なかなかこのような展覧会にはお目にかかれないのです。ブッサン、ドラクロア、アングル、モネ、ルノワール、セザンヌ、ピカソ、ゴーギャンなどなど。17世紀から20世紀初頭までのフランス絵画66点が展示されていました。
今日のお気に入りは、この二つ。
まずは、ルソーの絵。見慣れたジャングルを背景に、ずんぐりとした主人公たち。詩人のアポリネールとマリー・ローランサンがモデルだそうです。詩人の右手も、とても太くてごついのです。お気に入りの対象を、背景おかまいなしに、こうしてでかく書いてしまうところが、ルソーのルソーらしいところ。見ていて、とても楽しくなりました。
それから、この一枚。セザンヌの「パイプをくわえた男」です。この色使い、そしていまにも寝転んでしまいそうな左への傾き。仕事を終えた後の脱力感なのだろうか・・・。僕は、この絵を見ながら、人生の黄昏時へとむかう主人公の、不安感とあきらめ、肩の荷ひとつおろした安堵感のようなものを感じていました。
次は、ターナー展が来るとのこと。これもぜひ見たい!!