1日1日感動したことを書きたい

本、音楽、映画、仕事、出会い。1日1日感動したことを書きたい。
人生の黄昏時だから、なおそう思います。

「バルサ対マンU―世界最高の一戦を読み解く」(杉山茂樹)

2011-01-28 20:20:00 | 
2009年5月27日のUEFAチャンピオンシリーズ決勝戦、「FCバルセロナ対マンチェスター・ユナイテッド」の試合を、両チームが採用した戦術に焦点をあてて、解説した本です。バルセロナの先制点がどうしてうまれたのか、なぜクリスチャーノ・ロナウドがスリートップの中央からサイドに移ったとたんにバルサの追加点が生まれたのかが、説得力を持って語られています。なるほどとうなずいてしまうのです。それはそれとして・・・

筆者は、「サッカーは俯瞰でみろ」と書いた後で次のように書いています。

「バルサのサッカーは、俯瞰で眺めて美しく映った。バルサのサッカーと他の違いはまさにそれだ。ピッチに近いスタンドで、スーパースターのプレイをアップで見るより、上からのぞき込んだ方が感激できる。選手のアップを見たいならテレビで十分。わざわざスタンドに足を運ぶなら、見る場所はスタンドのできるだけ上に限る。
 カンプノウの収容人員は約9万8000人。サッカー専用スタジアムではヨーロッパ最大だ。その最上部に腰をすえれば選手は豆粒のようにしか映らない。世界にはサッカー場が無数にあるが、これは僕の知る限り、二つとない観戦ポイントだ。そこに腰をかけ、ピッチに目をやると、サッカーがまったく別のスポーツに見えてくる。」

この文章を読んで、とてもハッピーな気持ちになりました。そう僕は、今年のお正月にカンプノウスタジアムのこの場所で、パルサの試合を観戦したのです。イニエスタもビジャも確かに豆粒のようだった!!「カンプノウ、行った、行った、行ったね」って、歓喜の声をあげておりました。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿