「Two Men with the Blues 」(Willi Nelson Wynton Marsalis)を買いました。
ジャズトランペッター ウィントン・マルサリスとカントリーミュージックの大御所
ウイリー・ネルソンのライブCDです。
ウィントン・マルサリスは、前作の「From The Plantation To The Penitentiary」
で、アフリカ系アメリカ人への差別の歴史と現代アメリカ社会の歪みに抗議し、かつ
て世の中を変えようとした者たちへ「きみたちはどこへいった?」と呼びかけました。
ウィリー・ネルソンは、ベトナム戦争の反戦歌を歌ったり、イラク戦争批判の歌
を作ったりしています。
こんな二人に、僕はシンパシーを感じるのです。CDショップで、二人のならんだ
姿を見て、「へぇー、こんな共演が実現したのだ」と迷わず買ってしまいました。
ウィリー・ネルソンの鼻にかかった声と、少しおさえぎみに吹くマルサリスのトラ
ンペット、なかなかご機嫌です。たっぷり泥臭いけど、この泥臭さがたまらんのです。
「Stardust」と最後の三曲、 「My Bucket's Got a Hole in It」、
「Ain't Nobody's Business」、「 That's All 」がグッドでした