1日1日感動したことを書きたい

本、音楽、映画、仕事、出会い。1日1日感動したことを書きたい。
人生の黄昏時だから、なおそう思います。

自殺率

2014-03-05 19:22:33 | 経済指標メモ

韓国の新聞を読んでいると、生活苦や孤独に耐えかねて自殺をするという記事をほんとうによく目にします。先月の26日にも、60代の母親と30代の娘さん二人が、部屋代とガス代等にあっててくれと70万ウォンを封筒に残し、自殺したという記事が新聞に載りました。去年一年間で、生活苦や心の病で自殺した人の数は、10,000万人を越えたとも言われています。

2012年の韓国の自殺者数は、14160名、人口10万人当たり33.3名で、経済協力開発機構加盟国中トップだったそうです。母親と娘さんの自殺を報じた記事は、次のように問題点を指摘しています。

「最近は、家族が一緒にこの世を去る場合が急増しています。貧困のせいでしょう。一方では、400兆ウォン以上の金が会社の金庫でねむっており、他方では生活苦のため死んでいく人がいる、それがいまの大韓民国なのです。」


ロンドンで25万人デモ

2011-03-28 21:08:24 | 経済指標メモ
今朝の日経新聞。26日、ロンドンで政府の歳出削減に反対する大規模デモが行われ、25万人以上が参加したという記事が載っています。デモは、英労働組合会議(TUC)が組織し、教師や学生、国営医療制度(NHS)のスタッフ、自治体の公務員などが参加したとのこと。


写真は、日経新聞より。

キャメロン政権は、14年度に向けて歳出を年810億ポンド(約11兆円)減らす財政削減案を打ち出しています。

次女が勤めるロンドン大学(SOAS)でも、年金支給開始年齢の引き上げと財政削減に伴う給与カットに反対して、火曜日と木曜日に教育労働者のストライキが行われ、学生の一部が人事部のある建物を占拠したそうです。

どっこい、イギリスの労働運動は、まだまだ生きているということを実感した記事でした。

自殺の原因「就職失敗」が2割増

2011-03-04 19:25:40 | 経済指標メモ
とても気持ちが重たくなったニュースです。昨日の神戸新聞の夕刊に、昨年1年間に自殺した人の原因・動機のうち「就職失敗」が424人と前年に比べ19.8%も増加したという記事が載っています。

「就職失敗」で自殺した方を年代別に見ると、20代が153人、30代~50代はいずれも70人台、60代は31人、70代は9人とのこと。厳しい雇用情勢を反映している統計データーです。自殺した方のことを思うとほんとうに心が痛みます。

倒産、解雇、失業など。一人で悩まないで、「労働相談」に電話をしてもらいたいと思いました。

雇用情勢、まだまだとても厳しいのですね

2011-02-22 23:10:21 | 経済指標メモ
久しぶりの経済指標メモ。朝、この記事(日本経済新聞)を読んであらためて雇用情勢の厳しさを実感しました。

総務省が21日発表した2010年の労働力調査によると、年平均の完全失業者334万人のうち、期間1年以上の長期失業者は前年比26万人増の121万人と過去最多になったそうです。長期失業者が100万人を超えたのは6年ぶりとのこと。ちなみに2007年は、約85万人でした。

1年以上失業状態にある人を年齢別にみると、25歳~34歳が32万人、55歳以上が30万人で、ともに去年より大幅に増加しました。

僕の身の回りにも、一生懸命仕事を探しているにもかかわらず、仕事に就けない方が何人かいらっしゃいます。その人たちのことを思うと、とても心が痛む記事でした。

中国 トヨタ系工場でもストライキ

2010-06-17 23:30:36 | 経済指標メモ
 今日の日経夕刊。中国天津のトヨタ系工場でも、賃金引上げを求めるストライキがあったという記事が載っています。ストライキがあったのは、豊田合成傘下の天津星光。ストは終結したとの事ですが、天津市内の完成車工場天津一汽トヨタ自動車は16日、操業停止においこまれたそうです。連日の中国でのストライキの記事。昨日も書いたけれど、中国社会が大きく変動しつつあるのを実感します。

ホンダ中国子会社ホンダロック、スト終結後も従業員の抵抗続く

2010-06-16 20:31:39 | 経済指標メモ
今日のCNNのインターネット配信。ホンダの子会社ホンダロックは14日、中国・広東省の工場で、従業員がスト終結後も意図的に作業を遅らせるなど、抵抗が続いていることを明らかにしました。

配信によると、ストの経過は次のとおりです。

① 8日、ホンダロック工場で従業員約1500人)が、賃上げを要求してストライキ。
② 12日、ホンダ側が月額200元の賃上げを提示してストライキはいったん解決。
③ 14日、ホンダロックの広報、「きょうは工場従業員の90%が工場内でペースを落としている」とCNNの取材に答える。
④ 従業員は、月給を1600元に引き上げてほしいと話しているとのこと。現在、基本給の900元、残業代を含めて1200元程度。なお、同市の正規従業員の最低賃金は月920元(約1万2300円)。

最低賃金以下の労働条件を引き上げろというのは、しごくもっともな要求だと思いました。

従業員の言葉は次のとおり。

「われわれの給料は不十分だ。生活費と家賃を払ったら何も残らない」
「これが原因で解雇されても怖くはない。ここには高い賃金を払ってくれる工場がたくさんある」

多国籍企業に低賃金の労働力を提供することで発展してきた経済モデルが、確実に崩壊しつつあります。

中国 新世代台頭 スト続発

2010-06-12 07:35:54 | 経済指標メモ
中国仏山市でのホンダの変速機工場でのストが解決した後も、中国各地でストが続いています。この二三日の新聞記事からひろうと

① ホンダの部品子会社、ホンダロックの広東省中山市にある工場で賃上げを要求するストライキ。
② ホンダの排気系部品を供給するユタカ技研の仏山市工場でスト
③ 西安で工業用ミシンを生産するブラザー工業(名古屋市)の2工場でストライキが発生。2工場の従業員計約900人が賃上げを要求
④ 江西省にある台湾系の運動用品工場で約8000人の労働者が賃上げを求めてストライキ。この工場はワールドカップの公式球を生産している。

今朝の神戸新聞。中国各地で起きているストライキは、権利意識の強い新世代の若者が自発的に組織し、企業や地元政府の側に立つ既存の労働組合と激しく対立しているところに特徴があるという記事が載っています。80年代以降に生まれた若者たち(80後とよばれている)が中心で、インターネットでストライキを呼びかけているとの事。記事では、胡星斗北京理工大教授の次の言葉が紹介されています。

「(ホンダ部品工場のストライキは)中国の低賃金労働時代の終わりを象徴する事件」
「これまで中国では政府が資本家の側に立ち、労働者の搾取を容認してきた。しかし若い世代はこれ以上、沈黙しない。力で抑えても社会矛盾が拡大するだけで、政府はスト権を認める法律を作るべきだ。」



ホンダ 仏山の自動車部品工場でのスト終結

2010-06-08 17:07:45 | 経済指標メモ
韓国に出張していた時の記事だけれど・・・ホンダは、4日、賃上げを要求するストライキで操業が停止している中国・仏山の自動車部品工場で、従業員との間で合意が成立したと発表しました。

今回のストライキの経過は次の通りです(新聞記事より)。

5月17日 仏山にある変速機工場で、53%、月2300元(約3万700円)への賃金引き上げを求めて、労働者がストに突入。この過程で、ストライキのリーダー二人が解雇される。

5月26日 中国国内のホンダの4工場で操業停止となる

5月31日 ホンダは初任給(手当を含む)の場合、現行の1544元(約2万1000円)を24%、366元引き上げる案を提示。1900人の従業員うちの大部分が合意。変速機の生産を一部再開。合意できない労働者はストを継続。

6月4日 従業員は、年収の少なくとも15%引き上げなどの要求に対する経営側の反応を待つためにストライキを停止。会社と協議のすえ合意。


今回のストライキで、ホンダは近くの高校や職業訓練校の卒業生を訓練生として、仏山市の定める最低賃金に満たない額で雇っていた事実も明らかになりました。同市の定める正規従業員の最低賃金は月920元(約1万2300円)。同社によると、同工場の1900人の従業員のうち約3分の1が訓練生で、正規従業員とともにストに参加した訓練生が同社からどの程度の譲歩を勝ち取ったかは、不明とのことです。

17日のストライキから3週間。ストが解決してよかったです。今回のストライキは、中国で働いている人たちのの労働条件を改善していく上で、大きな意味を持っていると思いました。

このように書いたあとで、仏山にあるマフラーなどの部品を生産するホンダの関連工場で、新たなストライキが発生したというニュースがインターネットで配信されています。

台湾・鴻海精密工業 中国工場の基本給20%引き上げ

2010-05-29 08:48:03 | 経済指標メモ
 今朝の日経新聞より。EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手、台湾・鴻海精密工業は28日、中国各地の工場で働く現場従業員の基本給を、平均20%引き上げることを明らかにしました。鴻海傘下の富士康科技は主力生産拠点である広東省深圳市で45万人の従業員を抱えており、中国全土で従業員は80万人に達します。
 ソニーや任天堂、米アップル、ヒューレッドパッカードなどが富士康科技に生産を委託しています。深圳市にある富士康科技の主力工場では、今年に入ってから労働者の自殺が相次いでいます。深圳工場の基本給は現在、最低賃金と同じ月900元(約1万2000円)ですが、これを22%引き上げ月1100元にするとのこと。
 26日、鴻海は深圳工場を初めて内外のメディアに公開しましたが、その夜にも12件目の自殺が発生。27日にも従業員が手首を切って自殺を図ったとのこと。
 わが家にも任天堂のwiiがあり、ipadがほしいなどと思っているけれど・・・それらの機器が、労働集約型の工場で、劣悪な環境、低賃金で働いている労働者によって生み出されていると思うと、資本は利潤をもっと労働者に還元すべきだと思いました。


中国 労使間のトラブル多発 賃上げ圧力強まる

2010-05-28 22:16:01 | 経済指標メモ
 ホンダの部品工場でのストライキは続いていますが、今朝の日経新聞。中国で労使間のトラブルが増発しているという記事が載っています。2009年に発生した労働争議の件数は約60万件で、2006年の2倍に増加しました。若年層を中心に、賃金や残業などへの不満が高まっていることが背景にあるとのこと。日系を含む多くの工場でストライキが頻発しているそうです。
 
 中国では、好調な経済の後押しを受けて、今春以降最低賃金の引き上げが行われました。しかし、「日本などから派遣された社員と中国人工員の給与格差は過大」とのこと。労働者側の賃上げ圧力が強まっています。



 同じく日経新聞。EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手、台湾・鴻海精密工業の中国の中核子会社「富士康国際」の工場で従業員の自殺が相次いでいる問題で、同社に生産を委託している任天堂が労働環境の実態調査を進めているという記事も載っています。


 

ホンダ ストで中国工場停止

2010-05-27 19:53:29 | 経済指標メモ
 今日の日経新聞の朝刊と夕刊。ホンダは、中国広東省仏山市にあるホンダの変速機工場で、賃上げを要求した従業員のストがあり、中国国内の完成車を生産する全工場の操業が止まったことを明らかにしました。

 操業が止まったのは、主力セダン「アコード」などを生産する広州市の「増城工場」・「黄埔工場」と、「シビック」などを生産する「武漢工場」、広州市にある輸出専用工場の4工場です。

 ストライキが起こった変速機工場の従業員の1ヶ月の賃金は平均で1,500元(2万円弱)。ホンダの完成車工場並みの2,000~2,500元(2万6000~3万3000円)への賃金引上げを、労働者は要求しているとのこと。ストは先週の17日に第1回目が行われました。今後の動きに注目です。



自殺、原因「失業」が7割増

2010-05-13 21:19:31 | 経済指標メモ
 今日の毎日新聞夕刊。とても痛ましい記事が載っています。警察庁の発表によると、09年の自殺者のうち原因・動機に「失業」が含まれる人は1071人で、前年から7割近く増えました。景気後退による雇用情勢の悪化が影響しており、特に30代の増加率は9割近くに達するそうです。人口10万人当たりの自殺者数を示す自殺率は、20代と30代で過去最悪でした。自殺者総数は3万2845人で前年より596人(1.8%)増え、12年連続で3万人を超えました。また、「生活苦」が原因・動機に含まれる人は全年代で1731人で、前年(1289人)から34.3%増加しました。暗い。



   グラフは毎日新聞より

 雇用情勢が一日も早く改善することを祈るばかりです。





賃金不払いや不当解雇 申告4万件超す

2010-05-10 19:49:59 | 経済指標メモ
 雇用情勢の悪化で労働問題が生じ、労働基準監督署に不服を申し立てる労働者が増えているという記事が、日経朝刊にのっています。厚生労働省によると、2009年の労基署への申告件数は4万2472件と1955年以来、54年ぶりに4万件を超えたとのこと。理由別では、賃金不払いが3万4597件、不当な解雇が8869件。このほかに賃金が最低賃金を下回っていたというケースもあったそうです。

 54年ぶりという数字にまずは驚き。不当な解雇や賃金不払いを、この50年間根絶することができてこなかった労働運動に失望。不当な解雇や賃金不払いを許さない地道な労働運動をつくっていくことが、いまも求められているのですね。

ギリシャ、緊縮策に抗議のゼネスト デモで3人死亡 ご冥福をお祈り申し上げます

2010-05-06 19:42:27 | 経済指標メモ
 今日の神戸新聞夕刊。ギリシャで5日、欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)の総額1100億ユーロ(約13兆5千億円)融資と引き換えに政府が決めた緊縮策に抗議する24時間のゼネストが行われ、首都アテネ中心部のデモでは、一部の参加者が投げた火炎瓶が銀行の入った建物に引火、建物が炎上し3人が死亡、約20人が負傷したという記事が載っています。

 ゼネストは官民の二大労組連合組織が実施。空港や鉄道、フェリー、病院、学校などにも波及し、社会機能はまひ状態に陥ったそうです。

 この記事を読んで、とてもやるせない気持ちになりました。年金のカットや支給開始年齢引き上げ、付加価値税のアップなど、労働者の生活を直撃する政策に抗議して、ストライキで立ち上がることは、労働者の正当な権利であると思うけれど、市民が働く銀行へ火炎瓶を投げるという行為は、決して許されるものではないと思いました。亡くなった方のご冥福をお祈り申し上げます。

 今日は、ユーロと世界の株が暴落。世界の経済が大きく揺れています。


         写真は共同通信より

3月の完全失業率 5.0%

2010-04-30 20:35:14 | 経済指標メモ
 毎月ウォッチングしている完全失業率。総務省が発表した3月の完全失業率は、前月より0.1ポイント悪化し5.0%となりました。有効求人倍率(同)は前月比0.02ポイント上昇の0.49倍で、わずかばかり改善しました。
 3月の完全失業者は前年同月比15万人増の350万人。就業者数は、35万人減の6210万人でした。公共事業の削減により建設業で33万人も減少しました。


  グラフは時事通信より

 厚生労働省が同時に発表した2009年度平均の有効求人倍率は、前年度比0.32ポイント悪化の0.45倍で、過去最悪になりました。悪化は3年連続で、これまで最悪だった1999年度の0.49倍を更新しました。一方、総務省が発表した09年度平均の完全失業率は1.1ポイント悪化の5.2%。悪化は2年連続で、悪化幅は過去最大でした。
 2009年という年は、働くものにとってほんとうに厳しい年であったことを改めて実感する数字です。ギリシャ、ポルトガルの財政危機とユーロ圏の信用不安。世界の経済は、いまだ不安定な状況が続いています。一日も早く雇用情勢が改善することを祈るばかりです。