1日1日感動したことを書きたい

本、音楽、映画、仕事、出会い。1日1日感動したことを書きたい。
人生の黄昏時だから、なおそう思います。

個人レッスン(3)

2011-05-11 00:08:18 | 日記
月曜日は、第3回目の朝鮮語個人レッスンでした。聞く力をつけるために、今回は、ぼくが先生に質問をして、その質問に先生に答えてもらうという形でレッスンを受けました。

先生のお子さんが通っておられる朝鮮学校について、たくさんお話をしました。朝鮮学校では、子どもの成績は絶対評価でつけるそうです。相対評価で評価する日本の学校に比べて、人を蹴落としていい成績をとろうとする雰囲気が少ない気がすると先生は語っておられました。日本語の時間は週4時間、算数や歴史など、その他の時間は朝鮮語で授業が行われているそうです。先生の息子さんは、修学旅行で、中国経由で共和国にいかれたとのこと。船で行かれたのですかって質問したら、経済制裁のために今は船がありませんと、さみしそうに語っておられました。朝鮮学校でも家庭訪問があって、夕方になると、先生は家に上がって家族の方と一緒に食事をしたりするそうです。ほのぼのとしていて、とてもいいと思いました。

先生のお話で一番印象的だったのは、日本では韓国籍、朝鮮籍と分かれているけれど、海外にでるとひとつのKoreanであるということが実感できて、新鮮な気持ちになったというお話しでした。

あとは、日本語と朝鮮語の違いについて、少しお話しをしました。「しなければならない」という日本語は、否定語が二つ並びます。これに対応する朝鮮語は、「해야 한다」というのですが、これは直訳すると「する する」という肯定語が二つ並びます。このあたりは正反対ですねという先生の言葉に、大きく納得。ちなみに「こんなはずじゃなかった」という日本語は、どう訳すのですかと質問したら、先生はとても困っておられました。これにぴったり対応する朝鮮語はないとのこと。「する する」と合わせて、朝鮮語のほうが、より肯定的に物事を表現しているのかもしれません。

あっと言う間の2時間でした。とても楽しかったです。100回まで、あと97回。続きそうな気がする(^_^)