1日1日感動したことを書きたい

本、音楽、映画、仕事、出会い。1日1日感動したことを書きたい。
人生の黄昏時だから、なおそう思います。

フランス全土で大規模スト(2)

2009-03-21 09:58:12 | 経済指標メモ
 今朝の神戸新聞によると、フランスの労組が呼びかけたデモ、全国で120万人(警察
発表、労組発表では300万人)が参加したのですね。1月29日の100万人を上回りました。



写真は、神戸新聞より。パリで銅像に上って横断幕を掲げる学生たち

えいこ、ヘルプ。横断幕の日本語訳おしえてくれる。

"CEDER UN PEU C'EST CAPITULER BEAUCOUP"
「少しの譲歩とは、多大な屈服である。」
Merci>えいこ



フランス全土で大規模スト

2009-03-20 11:05:25 | 経済指標メモ
 ストライキで闘うことなく敗北宣言を出した日本の労働組合と違い、フランスの労
働組合は、19日、雇用維持や最低賃金の底上げなどを要求して大規模ストにたち
あがりました。1月29日につづき二度目。200以上の都市で実施される見通しで、
国鉄など公共交通機関に大きな影響が出たとのこと。

1月29日のストを受けて、サルコジ大統領は2月18日、政府と経済界、労組の代表を
大統領府に集め不況対策を協議。中間所得層への減税や貧困家庭への手当増額など
26億ユーロ(約3300億円)の救済措置を講じると発表したが、労組側は「対策が不十
分」として反発していました。今回のストライキを通して、政府と労働組合との協議がどの
ように進展していくか、注目していきたいと思います。

日本の連合も「まさに申し訳ない結果」と自己批判している場合ではなく、すべての生活者
のために闘う時だと思う。



マクドナルド 「名ばかり管理職」認め和解

2009-03-19 08:46:10 | 経済指標メモ
 日経朝刊。日本マクドナルドが店長を「名ばかり管理職」として扱い、残業代を
支払わないのは違法であるとして、店長高野広志さんが未払い残業代などの支払を
求めていた訴訟が、18日、東京高裁で和解が成立しました。
 マクドナルドは、高野さんが管理職に該当しないことを確認し、高野さんに和解金
1000万円を支払うとのこと。昨年一月の東京地裁の「店長の職務内容から管理職」
といえないという判決から1年あまり。マクドナルドは、ようやく自らの誤りをみとめま
した。当然のことやわね。

高野店長
「グローバルな大企業相手に、一労働者の権利を認めてくれる和解ができた。
現役店長の励むになれば」
「今後も店長として働いていくつもり。やりがいのある仕事です。」

ごくろうさまでした。これからも店長としてしっかりと働いてください。


賃上げゼロ回答

2009-03-18 19:18:27 | 経済指標メモ
 今日は、金属労協の賃上げ回答指定日。予想されたこととはいえ、去年を下回るゼロ回答。
シャープ、富士通、NECなどは、定期昇給を凍結することで労働組合と協議に入るとのこと。
 電機労連は4500円の賃上げを要求して会社側と交渉してきましたが、世界不況のなかで、
交渉の焦点は定期昇給の確保に移っていました。そして、定昇の確保をストライキの回避
条件とすると発表していました。定昇の凍結という経営側の回答に対して、電機労連は「一時
凍結は定昇割れにあたらない」として、ストライキを回避するそうです。
 欺瞞だと思います。定昇の凍結(半年と経営側は言っている)は、賃下げ以外のなにものでも
ありません。生活する者の切実な要求を守るために、ストライキで立ち上がるべきだと思いました。

  

連合高木会長
「実質賃金が下がっていることについて、組合員、勤労者家庭の期待に応えられていないといわれても
しようがない。内需を中心にした景気回復、個人消費の回復に賃上げを役立てようという思いからすると、
まさに申し訳ない結果だったと率直に認めないといけない」

敗北宣言やね。なんで闘わへんのやろ。


ロシア、失業増・インフレ同時進行

2009-03-18 18:54:00 | 経済指標メモ
 石油とガスに依存して成長してきたロシアの経済が、世界の金融危機の影響をうけ
て失速しているという記事が載っています(日経朝刊)。
 2月25日時点の登録失業者数は197万人(失業率2.6%)、去年の8月から半年間で
100万人も増加しました。
 通貨ルーブルの下落で、輸入食料品や医療品などの生活必需品が値上がりしたために
2月のインフレ率は前年同月比1.7%、年率換算で13.7%にもなりました。

メドベージェフ大統領
「実質的な失業者は現在600万人(失業率8%)に達した。」

民間シンクタンクの予想
「年末までに失業者は850万人―900万人(失業率11.2-11.9%)に達する」

クドリン副首相
「今年のインフレ率は14%に達する可能性がある」

人ごとではないけれど、ロシアの市民生活もとても厳しい状況に直面しています。

がっくり、不良品

2009-03-18 00:07:38 | 日記
amazonで、20年ぶりに再結成されたReturn To Forever のCDを注文して
今日届いたのだけれど、不良品だった・・・楽しみにしてたんやけどなぁ。
チック・コリアとギターのアル・ディメオラのデュエットのスペインも聴きたかったし。

amazon、返品するのはこれが二回目。結構、めんいどいんやね。返品センターに
手続きして、バーコードを印刷して、それを返送する商品に同封して、着払いで発送。

返品後に、交換品を送ってくるみたいやけど、なんかお高くとまってるなぁって
感じがしています。ちゃんと交換品送ってくるんかな?

誤りの言葉ぐらいかいてくるんやろか・・・。


風力発電、世界で投資拡大

2009-03-17 00:26:29 | 経済指標メモ
 仕事がら今日はこの記事に目がとまりました(日経夕刊)。世界風力会議によると
08年末の風力発電能力は約1207億ワット。前年に比べて29%も増加しました。とりわけ
アメリカは、前年比49%増の252億ワットでドイツを抜いて世界第一位に。中国も前年
比2.1倍の122億ワットで世界4位に急浮上。日本は19億ワットで世界13位・・・・
あかんなぁ、ここでも取り残されそうな雰囲気。中国製やアメリカ製の風力発電に比
べると、ものづくりの質では日本製は絶対に負けてないんやけれど。国の施策の差で
こんなにも差をつけられてしまっています。まぁ、うだうだ言わないで、質の良い日本
製の風車を、海外で売ればいいだけの話なんだけれど。


大乗寺

2009-03-16 00:05:52 | 美術館
 香住にある大乗寺に行ってきました。円山応挙の襖絵で有名なお寺です。ここの
襖絵、実物が見れるのは3月31日まで。4月からはデジタル画像のレプリカにかわり
ます。



 円山応挙最晩年の作品の「松に孔雀図」、金箔の地に墨の濃淡で松と孔雀が描かれています。
孔雀の羽根の一本一本にまで魂が込められていて、人生の集大成としての荘厳さのようなものが
伝わってきました。
 住職さんが、縁側の障子を開けてくださって、自然光で「松に孔雀図」を見ることができたの
ですが、自然光を受けた「松に孔雀図」は、なおいっそう美しかったです。庭のクスノキと「松に
孔雀図」の松と孔雀が、一つの空間を構成していました。

二階の間には、僕の大好きな長澤芦雪の「群猿図」がありました。一匹一匹の猿に躍動感があって、
表情にもとても味がありました。さすがやわぁ、芦雪!!

 本物は、これが見納め。最後だといわれると、もっともっと見たくなるものですね。


「光の帝国」(キム・ヨンハ)

2009-03-15 08:05:52 | 
「光の帝国」(キム・ヨンハ)を読みました。作者のキム・ヨンハは「私の頭の中の消しゴム」の脚本家として知られています。ソウルに潜入している北の工作員の物語です。潜入してから20年、小さな映画輸入商を経営しながら、学生時代に知り合った妻と娘とのささやかな生活を送っている主人公のもとに、突然、即時帰還命令が届きます。

なぜにいまごろ即時帰還命令が届くのか?帰国すれば抹殺されてしまうのではないか?自分が工作員であることがみつかったのではないか?ソウルでの生活が人生の半分をこえてしまった主人公の苦悶が始ります。

はたして主人公はピョンヤンに戻るのか?工作員であることを打ち明けられた妻はどうするのか?80年代の韓国と現在の韓国を背景にしながら、物語はスリリングに展開していきます。


「運命の主人公」として自力で築き上げてきたささやかな生活が、より大きな力によって奪われ、歪められていくことに対する憤り。「ピョンヤン生まれの工作員としての自分」と「ソウルで暮らす映画輸入商としての自分」に引き裂かれていくアイデンティティー。安定的なものと信じていた人生が、ある日突然土台から崩れていく不安と恐怖。これらの問題、決して人ごとではないです。

この本を読みながら、吉野弘の「I was born.」という詩を思い出しました。

――やっぱり I was born なんだね――
父は怪訝そうに僕の顔をのぞきこんだ。僕は繰り返した。
――I was born さ。受身形だよ。正しく言うと人間は生まれさせられるんだ。自分の意志ではないんだね――

受身形でうまれ、大きな関係性の中にとらわれながら、人生の主人公として能動的、主体的に生きていこうとすることの苦闘とかけがえのなさ。

この本の表紙には、夜の空の下に昼の風景を描くマグリットの「光の帝国」が使われています。「受け身形」と「主体性」。「工作員」と「映画輸入商」。「生」と「死」、「男性性」と「女性性」などなど。相反する二つのものを心に統合しながら、生きている私たちの姿を象徴しているように思いました。



「Magic」(Bruce Springsteen)

2009-03-14 11:27:09 | 音楽
 あいかわらず、ロックオヤジしています。今日は、去年でたBruce Springsteenの
「Magic」を聴いています。この前買った「Working on Dream」と同じ時期に録音され
たものです。不安がいっぱいの時代に、ええのかなぁと思えるほどにポジィティブなロックです。

Who'll be the last to die for a mistake 過ちを犯しても最後まで死なない者は誰だ?
The last to die for a mistake 過ちを犯しても最後まで死なない者
Whose blood will spill, whose heart will break 誰の血が流され、誰の心が引き裂かれるのか?
Who'll be the last to die for a mistake 過ちを犯しても最後まで死なない者は誰だ?

と、ブッシュを批判した後で、

Don't worry darlin' 心配せんでええよ
Now baby don't you fret 思い悩むこともない
We're livin' in the future 僕たちには未来があるんやから

と歌い、最後にとどめにこのセリフ

I'll work for your love dear.

この前も書いたけれど、Bruce Springsteenは、60歳。

僕たちには未来があると歌える60歳に、僕もなりたい・・・





ソニーフランスの労使対立

2009-03-14 10:25:23 | 経済指標メモ
 小さい記事だけれど、生活を守ろうと苦闘する人たちの姿が伝わってきます。
今朝の日経新聞、ソニーのフランス現地法人「ソニーフランス」で、仏南西部
ランド地方の工場閉鎖をめぐり、セルジュ・フーシェ社長と労働組合との交渉
が、12日の夕方から13日の朝まで続けられたそうです。新聞では、労組と従業員
が社長を軟禁したと書かれているけれど、誠意ある答えが聞けなかったから、
交渉が長引いただけなのでしょうね。軟禁という書き方自体に悪意を感じます。

ランド地方の工場は、ビデオテープなどを製造しているのですが、業績不振の
ために工場閉鎖が決まったそうです。解雇補償金の交渉などで労使の対立が
深まっているとのこと。職を失う人たちが納得できる誠意ある回答を、ソニー
は一刻も早くしてもらいたいと思います。

世界の工場稼働6-7割 需要回復は12年以降

2009-03-13 21:28:21 | 経済指標メモ
 自動車や半導体などの世界の工場の稼働率が通常の8-9割から、2009年には
6-7割にまで落ち込む見込みであると、米調査会社CSMワールトワイドが発表
しました(日経朝刊)。
 自動車の09年の稼働率は56%。半導体の08年10月-12月の稼働率は69.3%。鉄鋼
産業の09年の稼働率も70%に低下する見通し。
 米・欧の自動車の需要が07年水準に戻るのは2015年。世界の生産が2007年の水準
を超えるのは2012年以降とのこと。

 短くても後3年。米・欧の需要が回復すると見込まれる15年までなら後6年。最低
これぐらいは、耐える時代が続くのだろうな・・・

宿毛

2009-03-12 20:28:39 | 日記
 今日は、高知県の宿毛市にいます。こちらは南国です。車に乗っていると
暑いぐらいでせす。魚、おいしかったです。



きびなごとあじとひらめ



四万十川ののりと貝柱のかきあげ



はらごというそうです。カツオです。

さて、明日は、仕事本番。

しかし、長谷川穂積つよいなぁ。



欧州の鉱工業生産指数も最大の落ち込み

2009-03-11 23:55:43 | 経済指標メモ
 欧州の企業生産の落ち込みにも拍車がかかってきました(日経夕刊)。
フランスの国立統計経済研究所は、1月の鉱工業生産指数が前年同月比13.8%
低い89.4(2005年=100)と、統計がさかのぶれる1980年以降で最大の落ち込み
を記録したと発表しました。
 イギリスの鉱工業生産指数も81年以来の低下幅となる前年同月比11.4%の減少。
スウェーデンの鉱工業生産指数も前年同月比2.5%低下しました。

IMFが2009年の世界の経済成長率はマイナスに落ち込むとの見通しを発表。

アメリカ、日本、ヨーロッパ、中国、ブラジル、インド、東欧・中欧、韓国・・・
連日の下方修正&マイナス成長の発表が続いています。

明日と明後日は高知県出張。おいしい魚でも食べて、元気だそっと。




春闘要求書を受け取りました

2009-03-11 09:14:32 | 日記
わが社も春闘が始まりました。会社では、経営者側の代表として組合との団体交渉に
参加しています。組合の要求は、15,000円の賃上げ。さすがにこれには応じられない
けれど、なんとか定期昇給は維持したいと思っています。

今朝の朝刊、自動車各社に続いて電機大手も賃上げゼロ回答の見通しであるとの記事
がのっています。経営側は、定期昇給の見直しによる実質的な賃下げも視野にいれてい
るとのこと。定期昇給をいじってしまうと、労使双方で積み上げてきた賃金体系がくず
れてしまいます。退職金の算定や一時金の算定にも大きな影響が及びます。

賃上げは難しくても、せめて定昇の確保はしてほしいと、ぼくは思うのです。