美瑛の《四季彩の丘》
北海道での3ヶ月半の旅を終え、無事に戻ってきた。
北海道・長期の旅を始めて3年目となる今年は、
以前のように転々と滞在場所を変えるのではなく、
拠点となる地を2~3ヶ所に留めて、その周辺をじっくりと巡る旅とした。
最初の年は、自分自身の心を閉ざし、その場限りの旅人として、
北海道の風景の中を通り過ぎるだけの旅だったような気もする。
私は最近、自分の深い部分には立ち入って欲しくないという思いと、
人見しりの性格が加わって、
よほどの相手でないと自分をさらけ出せないでいた。
それが、北海道の広い大地と空に包まれているうちに、
気持ちがだんだん解き放たれてきたのだろうか。
地元の人と声を交わすことにためらいも無くなって、
今では「来年も待っているよ」と嬉しい言葉を掛けてくれる知人もできた。
最初は貝のようにギュッと心を閉ざしていたけれど、
こうして少し心を開くと、温かい出会いがあることを実感。
待ってくれる人がいる北海道。
来年も、元気で行けるといいのだけれど・・・
いえいえ、行けるように、もっと元気でいなければ