風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

秋田 マタギの里へ 《 きりたんぽ作り体験 》   

2015-02-16 | 小さな旅
今回の楽しみの一つが、秋田の郷土料理を覚えること。
今日は、そのうちの《きりたんぽ》作り。



炊きたてのご飯をつぶす。
つぶす方法は、擦りこぎで潰したり、ビニール袋に入れて潰したり、いろいろな方法があるらしいが、
今日は1升以上を炊いて量が多いので臼と杵で潰す。



冷めないうちに100グラム位に丸め、杉の棒を差しこんで伸ばす。



手水をつけながら、破れない様に薄く伸ばす。
時々、水で湿らせた布巾の上で転がすと表面が綺麗になり、形も整ってくる。



横に置くと形が崩れるので、しばらく立てておく。


 
表面がきつね色になるように焼く。
焼きながら、熱々のきりたんぽに甘い味噌タレをつけながら食べたのも美味しかった
今日は40本も出来て食べきれないので、残ったのはお土産にと下さった。
20本もの重さは結構重かったけれど、もちろん全部、エンヤコラと持ち帰り



鶏ガラでとった出汁に、地鶏、マイタケ、糸こんにゃく、牛蒡、葱を入れ、
最後にきりたんぽを加える。



きりたんぽ鍋を中心に、あらかじめ作っておいて下さった料理が並び、そのまま今晩の食事に。
テーブルの上には、ワラビ、山菜の白和え、ポテトサラダ、天然なめこ、紅白なます、白菜漬け、
他にデザートの、胡桃ゆべし、あさづけ等が並び、もうお腹いっぱい



あさづけ
最初は「あさづけ」と聞いて、漬け物の浅漬けと思ったら、この料理だった。
甘酸っぱいデザート風な食べ物で、中には胡瓜やリンゴなどの果物が入った初めて食べる味。
地域によっては「粉なます」「こざき練り」とも呼ばれ、祝儀・不祝儀の取り回し料理としても使われるようだ。

甘さと酸っぱさが絶妙なバランスで、モチっとしたトロミが不思議な食感。
酢の物のようであり、またデザートのようであり、不思議な味は私にとってハマる味だ。

【材料】
米  150g(1カップ)
水  1200㏄(6カップ) 
砂糖 250g
塩  少々
酢  80㏄
胡瓜、カブ、果物など

【作り方】
①米を水に漬け、数時間おく。
②すり鉢に水切りした米を入れて、擦りつぶす
 (ミキサーの場合は水を少し入れて)
③鍋に入れて中火で練り、砂糖、塩を加え練る
④透き通ってきたら火を止め、酢を少しずつ加える
⑤冷めたら、塩もみした胡瓜や、茹でたカブや、果物を混ぜる