風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

秋田 マタギの里へ 《秋田内陸縦貫鉄道の旅》   

2015-02-14 | 小さな旅
早朝に家を出て、秋田へ。
秋田県へは10年以上も前に角館に行ったことはあるけれど、それより北方面に行くのは初めて。
さてさて東北の、日本海側にある秋田の冬は、どこまでの雪だろう、どこまでの寒さだろう
と、厚着に厚着を重ねて 緊張と期待で出掛けた。


羽田から秋田までの飛行時間は1時間ほどと短いが、お天気がいいので窓から見える雪山が綺麗
機内にある航空誌の地図を開いて、下に見える地形をなぞり、しばし空の旅を楽しむ。



この大きく高い山は、鳥海山のようだ。



これは、八郎潟。
広い干拓地や調整池がよく見える。

窓にへばりついて景色を楽しんでいるうちに、あっと言う間に大館能代空港に到着


                                               


ランチは、カフェでパスタ定食
白い器に統一して、パスタにマートル(ハーブ)の葉を添えたのがとってもオシャレ。
特に美味しかったのは、比内鶏の卵で作ったプリン。
持ち帰り容器になっているし、安いし(150円)、戻る日なら買って帰りたかったが、
残念、今日来たばかりなので諦めざるを得なかった


                             
  
   
 
《秋田内陸縦貫鉄道》は、角館(かくのだて)と鷹巣(たかのす)を結ぶ総延長94キロの鉄道。
今日は合川(あいかわ)から阿仁合(あにあい)までの45分間の乗車。
1輌きりの列車に乗って、乗り込んでくる地元のお年寄りの柔らかな方言をBGMに、
コトコトと山あいの雪景色を眺めながらの列車旅だ。



白い雪帽子を被った面白い形は、乾燥させている材木。
ヤマハに納めている木材で、ピアノに使用するらしい。



比立内(ひたちない)駅のホーム
駅の前には広い雪原、そして雪を抱いた遠くの山々。
「この風景は、映画やドラマの撮影にいいな~」と呟いたら、既に韓国ドラマ「アイリス」で登場したとの話を聞いた。
そう言えば、主役の男性が日本の秋田を訪ねるシーンがあったが、それが此処だったなんて
また今度DVDでも借りて見直さなくては


 
車窓からは、町の景色から山間の眺めへと移っていく。
雪に埋もれた移りゆく景色ばかりを眺めていると、だんだん幻想世界に踏み入れるような気分になってくる。
さあ秋田北部の白銀の世界で、どんな人と、どんな味と、どんなものと出会えるのだろうかと期待が膨らむ。