風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

晩秋の里山 安心院(あじむ)

2009-12-06 | 小さな旅
家の近くには出たくないが、遠くなら出られるという厄介な(勝手な?)
出不精になってしまった私。
いつも家の中に閉じこもりがちの私にとっては、
誰もしらない非日常の空間に身を置くことが、今のところ一番気持ちが落ち着く。

などと言い訳をしながら、10月下旬から3週間ほどオーストラリアへ。
その帰国後5日目からは、九州へ今秋二度目の2週間の帰省。
と、この秋も旅を続けた。

                     

まずは記憶の新しい、戻ってきたばかりの九州の旅。
この旅は、9月末に続く帰省の旅。

母が日頃お世話になっている近所の方にご挨拶回り。
退院してくる母が生活しやすいように、小さなリフォーム工事。
それに伴なう部屋の片付け。
今後の生活をケアマネージャーさんたち専門の方と相談。
などの日々で2週間はあっと言う間に過ぎる。

心身ともにクタクタになるまで働いた後は、
楽しみにしていた、友人との小さな1泊の旅。

                     

第1日目は、安心院という町へ。
安心院と書いて「あじむ」と読む。

昔、安心院と言えば、スッポン料理で知られていたが、
今では地鶏や山芋料理が美味しく、
温度差の激しい盆地という土地柄を利用して大きなワイン工場まで出来ていた。


安心院葡萄酒工房
このエントランスを入ると、広い敷地にぶどう畑、ワイン醸造場、貯蔵庫、試飲ショップがある。
一緒に行った友人2人はあいにくお酒は飲めないので、
私は3人分とばかりに全ての種類を試飲。



郷土料理でランチをいただく。
鶏飯、とり天(から揚げではなく天ぷら)、団子汁など。

大分県では、とり天や豚天など、肉類を天ぷらにすることがある。
から揚げと違って衣がしっとりしていて、てんつゆをつけて食べる。
(てんつゆの代わりにポン酢をかけるのも美味しい)

団子汁とは、野菜たっぷりの味噌味ベースの汁に、
小麦粉で作った団子が入っている、大分県の郷土料理。
団子といいながらも丸い団子ではなく、長めの太くて歯ごたえのある麺。
この麺は麺棒などでのばすのではなく、両手でのばすだけの野性味溢れるものだ。
私も小さい時から母に習って、スルスルとのばして手伝ったものだ。



「小の岩の庄」という道の駅

ここには、所狭しと地元の食材が並べられている。
新鮮で美味しいうえに、安い安い!
荷物になってしまう・・と思いながらも、その安さをみると、
買わずにいられなくなる。

こんな道の駅が、近くに欲しい!