【祭アルバム・八戸三社大祭】その1
初めて来た八戸は暑かった。
事前に八戸市役所から資料を送ってもらった。応対して
くれた女性が親切で、送られた資料に見どころ食べどころ
を付箋を付けて教えてくれた、気の利いた女性にお礼を
言いたく、真っ先に市役所に伺ったが、当の親切女性は
異動でいなかった。
その市役所の前に”小便小僧”が威勢よく用を足していた。
その場所がここだ、明治天皇に失礼ではないのか?と一寸
違和感があった。
泊まった旅館が100年も経つ古い旅館だ、小母ちゃん
一人で切り盛りしている小さな旅館だったが、汗を拭きふき
着くと、小母ちゃんが ”暑かったでしょ!これ飲みな”と
青じそのジュースを出してくれ一息ついた。
小母ちゃんいわく、遠慮せずに近くによって写真を撮っても
誰も文句は言わないから、好きなように撮りなと言われた。
東京では”そこの爺さん邪魔だ!退け!”と脅かされる。
東北人は親切だ!懐が深い!有難う。
旅館の小母ちゃんが勧めてくれた場所で撮った写真が
2作品入賞した。小母ちゃんに入賞の知らせを電話したら
大変喜んでくれた。
東北の夏は有名な大きな祭りが沢山ある。
青森だけでも
●青森ねぶた祭
●五所川原立佞武多 ●弘前ねぶた祭り ●黒石よされ
ユネスコ無形文化遺産に登録されているのは、八戸三社大
けである。
27台の巨大な山車が連なる光景は圧巻だ!
山車の先頭に乗る子供たちの撥さばきも熱がこもる。
豪華な山車は5月の連休明けから製作が始まる。
実にリアルな人形たち、美男美女が並び立つ。
毎年作り変えるそうだ、町の人たちの情熱が毎年
受け継がれていく、伝統の力は尊いものだと痛感した。
夜、居酒屋で名物”海鞘(ほや)”に恐る恐る挑戦してみた。
板前さんが食べやすいように工夫してくれたが、
やっぱり駄目だった。
雪のちらつく1月に行われる”えんぶり”は是非見においで、と
旅館の小母さんが盛んに勧めてくれた、行きたいが行けるかな~