ダルマ市(青梅)
青梅のダルマ市は売り手の心が温かい、お客とのやり取りも
優しいし、値引きにも快く応じてくれる。
決して大きなダルマ市ではないが、道の両脇に並べられた
ダルマさんも一つ一つが優しい顔をしていた。
青梅には遠く離れつつある昭和の時代を懐かしく想い出させて
くれる映画看板が並ぶ街でもある。
国内ただ一人の看板絵師:久保板観さん、73才の現役絵師である。
泥絵具で描かれるため風雨に弱く、街道筋の看板は2~3年毎に
書き換えられる、今年はどんな映画看板が見られるか、興味を
持って訪れる人たちで街は賑わう。
午后1時半に始まったダルマ市に向かう人達、
時間につれ街は賑いを見せてきた。
天気も良し、客足も良し、ご機嫌な女将さん。
毎年「赤塚不二夫会館」前に立ついなせなお兄さん、ピンクのフリーツ
と赤の鉢巻がお似合いだ!
JR青梅駅のホームから改札に抜ける地下道で”健さん”が
出迎えてくれる。看板絵師”久保板観さん”の力作だ!
少年が叫ぶ”シェーン・カンバック”・・・の声が蘇る。
フェデリコ・フェリーニ監督の名作・・・
哀愁のギターの音が今でも耳に残っている。