埼玉の国宝・熊谷妻沼【歓喜院】
昨年7月に国宝に指定された。国宝建造物は埼玉県では初めて。
国宝・本殿は華麗な色彩が施され、江戸中期の貴重な文化遺構である。
本殿に続く「歓喜院聖天堂」の彫刻は素晴らしい。
日光東照宮の彫刻の流れをくむ職人たちの技が輝いていた。
日本三大聖天様の一つとして知られている。
日光東照宮を彷彿とさせることから「埼玉日光」とも言われている。
精緻で絢爛、人物や動物の表現が実に豊かである。
聖天堂の彫刻には多くの動物や霊獣が配置されている。
龍は70頭以上、愛嬌たっぷりの猿の彫刻は17頭にも及ぶ。
平和で豊かな暮らしを願う庶民の信仰心が表われているそれぞれのシーンは、
今にも通じるものがある!
金色に輝く彫刻が緑には映えていた。
精巧で力強い彫刻が厳かな雰囲気を醸し出す、重文「貴惣門」
垣間見える様々なシーンが面白い。