クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

鎌倉鶴岡八幡宮

2010-01-28 17:01:17 | 管理人の挨拶
奥様は昨日、急に思いついて鎌倉鶴岡八幡宮へ。以前旦那さまが元気だったころは毎年初詣、そして子供時代には母親とたびたび参拝した神様。

電車を2回乗り変えて鎌倉駅へ。そこから15分ほど参道の段葛を歩き、60段の階段を登って参拝。帰りは小町通りを歩き、余力があったのでバスで長谷観音も参拝。江ノ電に乗って由比ヶ浜の海も見る。

今日いつも行く漢方薬局へ。鎌倉に行けた話をし、鎌倉駅から参道を歩いた行きは変に足(ふくらはぎ)に力が入ってぎこちない歩き方になりやたらに疲れたこと、階段の下で休息したらそんなに苦労することなく階段を上り下りできたこと、帰りは三の鳥居から小町通りに入りお店を見ながら歩いたらスムーズに歩けたこと、長谷観音まで行く元気があったし歩行は楽だったことなどを報告。
先生の話によると、行きは遠くに見える神社の赤い社殿まで歩けるかどうかの不安と頑張って歩いてお参りしなくては!という緊張が筋肉を硬くしたのでは。交感神経が優位になった状態。帰りは左右のお店を見ながら歩くと関心が外に向かいリラックスできたのでは。長谷観音は今日の目的を達成した後の安ど感から気持が楽になったのでは・・・・納得。

薬の効き具合もあるが、精神状態が大いに関係するのは確か。




介護保険認定調査

2010-01-26 18:24:53 | 管理人の挨拶
奥様は旦那様の施設へ。

今日は旦那様の介護保険認定調査のため役所の方と施設のケアマネージャーと家族が旦那様の部屋に集まる。
2年前の調査の時は簡単に終わったので今回もそうかなと奥様は気楽に立ち会ったが、以前より細かく聞かれる。介護保険が10年以上たち調査方法が変わったんだって。
ベットから車いすへの移乗の仕方、回数、トイレ介助や食事介助で自分でどのくらいできるかその様子、意思疎通がどの程度できるのか、入浴の仕方などなどチェック項目がたくさんある。1時間半ほどもかかる。

週に1回、2時間ほどの訪問になってしまっている奥様より、日ごろ接する機会の多いケアマネージャーが答えることが多かったのは当然。
薬が効いている時と効いていない時では動きが全然違うパーキンソン病の旦那様、調査の方はパーキンソン病の患者さんの調査をした経験はある方でよく病気の性質を知っていらしたが、それでもどのように書いていいか困っていた。

「入浴後自分で串で整髪できますか?」 の質問ではケアマネージャーと奥様が同時に 「串を使うほど毛はありません!」 と言ったんだって。

掃除

2010-01-25 20:14:48 | 管理人の挨拶
今日はちょっと暖かった。
奥さまは久しぶりに窓を開けて掃除機をかける。
病気のせいか疲れやすく、動きも遅いので、毎日掃除機を持ち出すなんて考えられないこと。一週間に一度あるかないか。
今日はがんばって床の拭き掃除も。元気な時と違って腕や手先に力が入らないのでごしごし磨きあげるなんてこととはほど遠く、そっとなでる感じしかできないが、雑巾(使い捨て古タオル)がうっすら黒ずんだ。今年初めてやったことだものね。

以前はどうということのないことでも、動作が鈍く、変に肩に力が入ってぎこちない動きしかできない身にとっては結構しんどい。30分もかからない仕事量だが 奥さまは「よくやった!」 と自分で褒めていた。

介護者の集い

2010-01-21 18:27:54 | 管理人の挨拶
奥様は介護者の集いへ。

会場は私鉄の駅4つ先で、いつもは車で行くが、今日はバスと電車で。途中区役所で用事をしたかったので車のほうが便利で時間的にも早いが日ごろの生活習慣が大事とがんばって行ったんだって。自分で自分を褒めていた。車を運転しない方はみんなやっていることなのに。

会場の玄関でなじみの男性介護者Mさんから 「身体どう?」 と声をかけてくださる。家族を介護している方はやさしい方が多い。奥さまは「すっかりパーキンソン病を認めざるおえない状態、病人になりました。家に籠っているとどんどん落ち込むので頑張って出かけてきました。電車で!」
Mさん「たいへんだね・・」 やさしいいたわりの言葉、それだけでも出かけてきてよかったと思ったんだって。

家にいる時より、みんなの話を聞いているだけでも調子が良かったそうだ。

病友 Tさん (2)

2010-01-19 12:14:17 | 管理人の挨拶
奥様は昨日会ったTさんの奥様と電話でおしゃべり。

Tさんご夫婦が数年前に会った時と変わらない元気さと病状を保っていられるの感動、どうしてかを話す。

旦那様は自宅療養になってから外出するときはいつも奥様の運転する車で。心配性の奥様は途中で薬が切れて動けなくなったらどうしようと、どこに行くにも付き添い介助。知らない人に声をかけて手伝ってもらうなんてことも、電車に乗るなども考えられない。
TさんはTさんの奥様が車の運転をされないのでどこに行くにも電車とバス、そして歩かれるという。
パーキンソン病の病状と進行度は人それぞれで違うが、日ごろの生活習慣が大いに関係ありそう。今の病状の違いになっているのかな。

Tさんの奥様は、昨年Tさんが疲れすぎて3日間寝込んだらその後起きられなくなってバランスが崩れ、倒れてばかりいて大変だったとのこと。今は疲れないように外出は一日おき、近場の散歩は努めてなさるそうだ。

Tさんは帰宅後珍しく詩吟を唄い、民謡まで唄われたという。お互い楽しいひと時だったらしい。
ありがたきかな、病友!



病友 Tさん

2010-01-18 19:58:41 | 管理人の挨拶
奥さまはいつもより早い時間に旦那さまの施設へ。

今日は旦那さまが所属していたパーキンソン病友の会自主グループで親しくなった Tさんご夫婦が旦那さまをお見舞いしたいし施設見学もしたいとのことで待ち合わせ。

施設の談話室でおしゃべり。

Tさん、病歴は旦那様より長く20年以上。奥さまの付き添いが必要だがまだ車いすなしでバスや電車での移動が出来られる。家の近くのスーパーにも簡単な買い物なら一人で歩いて行かれるという元気さ。ゆっくりだが。

数年前までは一人で外出していらしたという。電車などでイスから立ち上がれなくなった時隣の人に立たせて下さいと頼むというし、トイレで立ち往生した時も知らない人に声をかけて手伝ってもらうと言うことなど。

以前息子さんと一緒に外国旅行したとき、旅行中は勿論帰国後1カ月ほどは病気を忘れるほどスムーズに動けたが、3か月ほどしてもとの病状に戻ったといわれる。楽しい状態だとドーパミンが出るとのこと。

旦那様の部屋に移ってから、以前一緒に通っていた障害者対象の詩吟教室で習った「富士山」や「川中島」を唄う。旦那様も時々大きな声が出る。

旦那さま、別れたあと 「Tさん変わらないなー。精神力が違うなー」とはっきりした口調で言ったのには驚く。

ホットタオル

2010-01-17 18:10:32 | 管理人の挨拶
寒い日が続いている。

奥さまは病気になる前より寒さが堪える様子。
冷たい空気に触れると首回りがすぐにがちがち、冷たい鉄板状態に。暖かい部屋から寒い廊下に出ただけでも固まってしまうことも。
外出する時はとっくり襟、マフラーは当然だが、ホッカイロも張っていく。

家の中でかたまりがちの時は、タオルをぬらしてビニール袋に入れ電子レンジでチン、首の周りに当てると楽になる。
このホットタオル、結構重宝なんだって。首周りや肩だけでなくおへその下に当てたり腰に当てたり。背中が不愉快なむかむか感があるときは床にホットタオルを置いてその上に寝ると15分ぐらいして温かさがなくなるころ、体も楽になるそう。血行が良くなるからかな。

新聞記事

2010-01-16 19:57:41 | 管理人の挨拶
奥さまは新聞の朝刊の記事を切り抜いていた。

健康コーナーの「患者を生きる」 でぶどう膜炎という難病を患った女性の話。最後に 「心配しすぎてもよくないから、意識してあまり気にせず、ストレスをためないように心掛けている」 「思い詰めず、無理をせず、明日できることは明日すればいい、それが病気を悪くさせないコツと思っている」 と書いてあった。

そうだ! パーキンソン病もそうだ!

でも「明日できることは明日に」と言っていたら、いつやるのだろう。我が家はどんどん手つかずの物が積み上がったコーナーが増えているのに。

ショッピング

2010-01-14 17:22:04 | 管理人の挨拶
奥さまはクリニックの先生に勧められたとおり近くの接骨院へ。
背中から肩にかけて10分ほど電気治療器を当ててもらった後先生が手でもんでくれる。それほどハードでなく、治療後は気持ちが良くなる。

2~3年ほど前から腰痛屋坐骨神経痛に悩まされ、人に勧められるまま治りたい一心にいろいろな治療院にかかった。
ハリ治療、整体院、マッサージ、カイロプラクティック、気功、整体そして接骨院。「ドクターショッピング」という言葉があるが奥さまは「治療院ショッピング」とも言えるか。

その体験から、姿勢を正し、からだ全体のバランスを整え、筋肉を柔らかくして血のめぐりを良くすることが基本。筋肉がこわばりやすく前傾姿勢になりやすいパーキンソン病はこまめの体操も有効のようだ。わかってはいるが・・・実行は? 継続は?

クリニック受診

2010-01-09 21:45:23 | 管理人の挨拶
奥さまはクリニック受診。

先生が 「(体調)どう?」 と聞かれたので 「良かったり悪かったりです」 と答えると、先生は笑いながら 「そう! それがパーキンソンなんだよ!」。
奥様が 「処方どおり薬を1日3回0,5錠づつ飲むと飲んだ後ムカついたり背中に不愉快なこわばりが起きたりして調子が悪くなるので薬1日合計1,5錠を5回に分割して飲むようにしたら比較的調子がいいです」 と言うと 「それはいいこと! 自分で工夫して飲みなさい。一日の量は変わらないようにして」 と褒められる。
1,5錠を5等分するのは大変だけど大きく割れてしまったのは昼間に飲んだり、小さすぎるのはまとめてとっておいたり、貴重品扱い。

首回りがきついことを訴えると 「薬のせいではなく肩こりから来てるかもしれない」と言われ整骨院やマッサージを受診することを勧められる。

クリニックへの行きはどこかぎこちない動きだったが、先生に話を聞いてもらった後は気持ちしっかりした歩き方ができた。帰宅途中洋品店(ユニクロ)に寄ってみる元気も出てきたから不思議。・・・単に薬が効いてきたのかもしれないが・・・。