クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

お茶のみ

2007-10-27 17:36:05 | 管理人の挨拶
奥様は雨の中お出かけ。

介護者の会の延長でお昼を食べながらおしゃべりする会。
現在だんな様や親を介護している人たち10人が、ぺちゃくちゃとフリートーキング。

男の人はボケてもプライドだけは残っている。女の人は年取っても意地が抜けない。
介護する側は身内や親類はいない方が、一人で介護の方法を決断できるし覚悟も出来るので良い。やたらといると喧嘩になってしまうケースがある。
ショートステイなどの施設を利用するときは、感謝の気持ちを伝えながらも、しっかりと要望を言うこと。
介護していて、夜眠れない、起こされるのが一番つらい。
二人だけの密室介護だと何をするかわからなくなるときがある。
などなど参考になること多々。

おしゃべりしあって、日ごろの憂さを晴らし、元気を取り戻すようだ。

清拭

2007-10-25 20:03:16 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

だんな様、週2回 (介護保険利用の関係で) の入浴の日に微熱があったのでお風呂に入れず。今日はその代わりにヘルパーさんが身体を拭いてくれたんだって。
奥様が部屋の居たら、若い女性のヘルパーさんが登場。部屋を暖かく暖房してから、洗面器の中の熱いお湯に浸したタオルを絞り、だんな様の身体を拭き始めた。奥様も衣類を脱がせたり、着せたり、手伝った。
上半身はいいが、下半身の下着を脱がせてからの清拭は、恥ずかしいというかあせったんだって。かわいい女性にお尻を拭いてもらうなんて、申し訳なくて・・・・。
奥様は、もういいですよ、という感じでそそくさと下着をはかせる。

おじいさん相手に奥さんもやらないような仕事をやらせて、ヘルパーの仕事がいやになってやめられたら困るななんて思ってしまったんだって。

負けないぞ!

2007-10-20 19:00:15 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

93歳の将棋の先生へ、対戦を申し込む。これで3回目。
前回も角と飛の駒を落としての、それも攻め方、守り方を教えてもらっての対局だったので奥様が勝っていた。
93歳のおじいちゃま、駒を並べ対戦準備が出来た時、こぶしを作り両腕を上げて、「今日は勝つぞ!」 と笑いながら雄たけびをあげられたのにはびっくり。でもそのかわいいこと。
対戦は奥様の3戦3敗。ぼろ負け。

奥様はインターネットで詰め将棋の画面を開き勉強を始めた。いつまで続くことか。

療養通所介護

2007-10-17 19:25:00 | 管理人の挨拶
奥様は月に一回の介護者の集いへ。

今日は「療養通所介護」の所長さんのお話。
初めて聞く施設なのでなんだろうと思ったら、医療・介護の両面のケアが必要な方のためのデイサービスで、重度の方の暮らしを広げる支援の一つだそうです。
普通のデイサービスはドアtoドアだが、ここはベットtoベットで、看護師さんが送迎も行い、人工呼吸器をつけている方や寝たきりの全介助の方などの方を受け入れるそうです。ご本人も外出の機会が出来て生活が豊かになるし、介護者も休養が取れて、在宅介護をしている人にとってはとても助かる良い話。
施設の話だけでなく、介護の話、胃ロウ・経管栄養の話、病院の話、インフルエンザの予防接種の話、そのほかいろいろ、具体的な話が聞けてよかったんだって。

98歳

2007-10-16 19:24:36 | 管理人の挨拶
だんな様のいる介護施設で食堂のテーブルが一緒のおばあさま。
御歳、98才。頭はそれなりにしっかりしている。
2日周期でお元気だったり、眠たがっていたり。
よく 「こわい!こわい!」 と言ってられる。「何が怖いんですか?」 と聞いても 胸のあたりをさすりながら 「こわい!」とつぶやかれる。
入居して1年ちょっと。97歳での居場所の変化に対応できないからなのか、人生の終わりが近づいているためなのか、その歳にならなくてはわからない心境なのだろう。
よく若いスタッフの腕をつかんで離さないおばあさま。奥様にも 「あんたが来ないとさびしいよ・・・」と話されたり、手を握ったり。意外と力強いんだって。

刻み食

2007-10-14 20:50:44 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

昼食の介助で食堂のテーブルに座る。
今日のメニューは 穴子の押し寿司・カボチャの煮物・玉子焼き・吸い物・果物。
いつもだんな様の前に座る98歳のおばあさまのところに、なかなか食事が運ばれてこない。嚥下障害が時々ある方なので刻み食、調理に手間取り遅いのだろうと思っていた。かなりたってから運ばれてきたお皿には見事な刻み食用の穴子の押し寿司。
おかゆっぽいご飯を上手にまとめ、その上に穴子を一度崩してとろみをつけて固めて乗せてある。ほかの方のお皿の穴子寿司と雰囲気は同じ。卵もやわらかく煮てあるし、果物の桃もとろみがついていそう。ちょっと味見をしてみたくなるほどのできばえ。おばあさまはおいしそうに完食。

将棋

2007-10-10 17:59:24 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

3時のおやつをいただくために食堂へ行くと、部屋の隅で93歳のおじいちゃまとケアマネージャーが将棋をしていた。覗きに行くと相手をしてほしいと頼まれる。
駒の動かし方しか知らない奥様だが、飛車と角の駒を除いてもらって対戦。30分ぐらいかかってどうした訳か奥様の勝ち。負けてもらったみたい。それでもおじいちゃまから 「楽しかった!またお願い」と言われる。
ケアマネージャーからも、男性が少ない上に(15人ほど)、囲碁・将棋をやる人がいなくて困っていたんだって。

奥様はだんな様と違って施設生活を楽しんでいるみたい。

困った入居者

2007-10-08 18:23:43 | 管理人の挨拶
奥様がだんな様の食事介助に通っていて気になったお年寄り。

車椅子に座り、スタッフに頼まなくては移動が出来ない80代のおばあさん。
「部屋に連れてって・・」と近くを通るスタッフに頼むが、みんな 「もうちょっと待ってて」とか「順番だから待ってて」と言って通り過ぎる。ちょっと困った顔の人も。そのうち、おばあさんの顔もだんだん怒った顔に。
どうもスタッフに嫌われているみたい。

奥様がちょっと親しくなった年配のスタッフにそれとなく聞くと 「お部屋にお連れしても、5分おきにナースコールを押されて、そのフロア担当のスタッフが疲れてしまうので、なるべく食堂にいてもらうんです」、「絶対来るから30分はナースコール押さないでねと頼んでもだめなんです」とのこと。

自分で動けないつらさもあるだろうが、精神的にさびしいのかも。
「こんなところ(施設)に入れられちゃったら、もうずっと出れないよね・・・・」と言ってたことがあった。

奥様は、歳とって身体が動かなくなっても、一人で過ごす精神力と趣味・楽しみを持たなくてはいけないと思ったんだって。