クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

リハビリ

2009-01-29 19:31:21 | 管理人の挨拶
奥様は旦那様のいる施設へ。

昼食後部屋でテレビを見ていると予定外に訪問リハビリの先生が来室。
いつもは月・水・金曜日の夕方してもらっているリハビリだが、今日は都合で明日の振替とのこと。奥さまとしてはいつもは立ち会えないので歓迎。

ベットの上でリハビリをしながら、「今日は身体が柔らかいので、歩いてみましょう」 と言って、歩行器で廊下を一周。奥様は久しぶりに歩くのに付き合う。リハビリの先生が、「ここのところ調子がいいですよ」と。途中出会ったケアスタッフが 「午前も廊下一周しました」 との報告も。

奥様も 「病院受診の折、主治医から、関節が思ったより柔らかい。リハビリをしているからかな」 と言われたことを話す。でもおしゃべりは旦那様のことより奥様の腰痛、肩こりの相談の方が多かったんだって。

腹八分

2009-01-26 19:50:58 | 管理人の挨拶
奥様は旦那様のいる施設へ。

食堂で隣に座る99歳のKさん、食事が終わっても 「まだお腹がすいている」と言われる。奥さまが 「腹八分の食事が長生きのコツだそうですよ」 と言うと 「もう長生きしなくていい! おなかいっぱい食べたい!」 とのこと。100歳近くならもういいのは確か。
スタッフは 「Kさんの元気のもとは食欲旺盛なことよね」 と言いながらKさん用のプリンを冷蔵庫から出してきた。

元社長

2009-01-25 18:53:43 | 管理人の挨拶
奥様は旦那様の いる施設へ。

席替えでまた隣に座ることになった99歳のおばあちゃま、Kさん、話し相手をしてくれている施設長に 「この食事のやり方(提供の仕方)で採算が合うのかね」 と聞いていた。よく「家に帰る」など言い出し軽い認知症がある方だが、長年会社を経営していらしただけに、関心の持ち方がさすが。
施設長も 「食事提供部門では採算は合いませんが、会社の方針ですから大丈夫ですよ」 と説明。
Kさん納得した様子。

席替え

2009-01-23 20:31:59 | 管理人の挨拶
奥様は旦那様のいる施設へ。

奥様が食堂に行くといつもの席に旦那様がいない。よく見るとメンバーが大きく変わっている。大幅な席替え。
旦那様は以前のキッチンカウンターのそばの窓際の席。同じテーブルのおじいちゃまの食事介助に入っていたケアマネージャーに 「席替え大変でしょ?苦情があったんですか?」 と聞くと 「大変ですよ!思いもよらないことで、この席はいや!この人とはいや!なんて言われるし。下準備がたいへん!」

奥様の父親も晩年ケアマンションに入居していたが 「ばあさんたちは些細なことで喧嘩になるし、あの人に会うのはいやだから食堂に行かないと言い出す人がいる」 と言っていたことを思い出すんだって。

先日華々しく口喧嘩していたAさんとHさんは・・・・もちろん別のテーブルになっていた。

固縮

2009-01-21 19:50:19 | 管理人の挨拶
奥様は旦那様のいる施設へ。

昼食介助に食堂に入る。旦那さま、今日は薬がよく効いていて奥様が横に座った時には自分ですでに三分の一ほど食べていた。スプーンですくうのが下手なのでスプーンの上におかずを乗せてあげると自分で口に運ぶ。しばらくうまい具合に運んでいた。
ところが隣に座る、むせるのが特技のおじいちゃまが大きくむせて、テーブルの上に華々しく食べカスを散りばめられた。奥様が声には出さないが 「イヤだー」と思ったことは旦那様も嫌だったのだろう。不快感からドパーミンの供給がストップ。ストーンと薬が切れてしまった。ガチガチの固縮状態へ。
今迄の経験から、快調からすとんとOFF状態になるともう何も受け付けず、ガチガチもきつくなる。奥さまはあきらめて部屋へ。ベットに横にさせて一眠りするまで固縮が続いたんだって。

丁々発止

2009-01-18 19:42:10 | 管理人の挨拶
奥様は旦那様のいる施設へ。

旦那様の隣のテーブルに座る認知症のおばあちゃま、Hさん、大きな声でスタッフを呼んでは 
「000町への道教えて?近くに△△寺があるところ」 「今から帰らなくてはいけないから」・・・・・
スタッフたちは上手に相手をするがなかなか治まらない。
隣に座るインテリおばあちゃん、Aさんが 「いい加減にしなさい!」と怒り出す。
Hさん 「あなたは道を知らないなら黙っていて! 今から帰らなくてはいけないんだから・・」
Aさんが 「集団生活しているんだからガタガタ言わないの!」「私、辛抱強くないんだから!」
大きな声で言い争い。隣に座るショパンが好きな Iさんはオロオロ。

部屋に帰ってから奥様が旦那様に 「おばあちゃんたちの口喧嘩すごいね」 と言うと 「丁々発止だね」 との返事。食事をしながらも聞いていて楽しんでいた様子。 

重労働

2009-01-17 17:56:45 | 管理人の挨拶
奥様は旦那様のいる施設へ。

昼食の介助をしていると隣のテーブルで年配の女性スタッフ(60歳近く)が認知症の車いすに座る小柄なおばあちゃん、Kさんを全面食事介助していた。
椅子に座らせても腰がどんどんすべりおり、胃が横に寝た状態になってしまう。ほぼ食べさせ終えた後、スタッフは 「Kさん、ちょっと歩こう。げっぷが出るように」 と言って抱きかかえるようにして歩かせる。戻ってきたらひょいと抱き上げて、ストレチャーのようなハイバックの車いすに座らせる。赤ちゃんを扱うよう。でも小柄とはいえ30キロはあるだろうに。
見ているだけでも重労働!頭が下がる。

施設便り

2009-01-15 17:33:12 | 管理人の挨拶
旦那様の入居している施設から月に1回の封書が郵送されてきた。
中身は来月の月間予定表、献立表、レクレーションカレンダー、先月の利用料金領収書、今月の利用料金請求書などなど。
中に旦那さまの入居しているホームの便りも。

ノロウイルスに関してのホームからのお詫びや12月のイベントの写真、外出レクの写真など。
「担当ケアからのコメント」の欄に 「先日、息子様がいらっしゃったあと、大変喜んでおられました」 と書かれてあった。奥様の知らないところで、旦那様の表情がわかる文章だった。

加湿器

2009-01-14 16:43:59 | 管理人の挨拶
旦那様のいる施設から、「部屋で使っている加湿器(個人持ち)が壊れた」 と連絡を受ける。家にあった古い安物の加湿器だったので壊れても仕方がない。

電気店に行って新しい加湿器を購入。たくさんの種類から選んだポイントはまず第一に水を入れるタンクが大きいこと。水の残量がすぐわかること。スタッフの仕事が少しでも減らせたらとの思いから。

今年初めて、お財布から1万円札が出て行ったんだって。あぁーあ・・・。

お菓子

2009-01-12 19:31:40 | 管理人の挨拶
お正月の来客から和菓子をいただいた。
奥様は先日旦那さまのところに持って行って食べさせた。

今日 「この前の‘最中’おいしかった?」 と聞くと 「ああ、あれはおいしかった!」 との返事。
「家にまだあるから持ってくるね」 と言うとうれしそう。

アルツハイマー型認知症では考えられない記憶。

食べることだけが楽しみになっている旦那さまに、奥さまはいつもはスーパーの駄菓子しか買わないが、たまには高級なお菓子を買って持っていこうと思ったんだって。
年金生活、節約生活だが、許せるかな。