クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

網戸張替え

2010-04-30 19:28:42 | 管理人の挨拶
風がさわやかな暖かい春(初夏?)の陽気。
奥様は2階の和室の大きく破けていた網戸の張り替えに挑戦。

以前にも何回か張替えはやったことがあるし、大工仕事や修繕仕事は好きな奥様、楽しいことを人に頼む訳にいかない。休み休み、2時間ほどで出来上がり。仕上がり具合はまあまあ。疲れ具合は・・・ぜんぜん無し。
今日、布団カバーを洗濯したが、乾いたカバーを布団にかぶせる仕事や洗濯物をたたむ仕事の方がもたつくし疲れる。

楽しいことは難なくできる、不思議な病気。

クリニック受診

2010-04-28 12:27:21 | 管理人の挨拶
昨日、奥様は1カ月に1回のクリニック受診。

奥様が 「体調は良かったり悪かったり、悪い時の方が多い」と報告。
先生は 「鬱気味、マイナス思考に陥りやすいのはパーキンソン病の特徴。あなたは病気になる前、ご主人を連れて受診していた時は、明るくて前向きだったじゃないか。病気のせい。」
旦那様の主治医として7年ほど通ったことをよく覚えていてくださる。受診時、旦那様は下を向いて黙っていることが多く、介助の奥様と先生との会話がほとんどだったこともあるが。

不安や緊張を和らげる薬を処方される。安定剤の軽いのかな。気になった時飲むように言われる。
帰宅途中で1錠飲む。用事を済ませて家に帰り横になったらそれから3時間も眠りこけてしまった。
緊張が吹き飛ぶはずだ。

ウォーキング

2010-04-27 21:03:47 | 管理人の挨拶
朝、テレビを何気なくつけていたら、「はなまるマーケット」で“正しい歩き方”を取り上げていた。

悪い歩き方 ①猫背歩き ②反り腰歩き ③ひざ曲げ歩き

①の猫背歩きは、知らず知らずのうちに首や肩にも大きな負担がかかっているそうだ。パーキンソン病の代表的な姿勢。奥様が首まわりがかたまりがちなのは姿勢が大きく影響しているみたい。
③のひざ曲げ歩きもパーキンソン病の人の特技、すり足!

正しい歩き方
①腕振り
 「体幹」の筋肉を動かす為に、腕振りをして肩甲骨を動かす。
②骨盤から足を動かす
 ①をすることにより、骨盤も同時に自然に動く。骨盤が動けば、骨盤から脚がでるので、上半身・下半身全部を使って歩くことができ、 「体幹」の筋肉を使って歩くことができるので、長時間歩いても疲れにくく、脂肪も燃焼しやすくなる。

①,②とも不得意な奥様、散歩していて疲れやすいのは当然かもしれない。

頭では納得。あとは実践のみ。まずは肩甲骨の周りをほぐすことからしなくては。特技の‘3日坊主’をせめて‘7日坊主’にするのが当面の目標かな。

気持ち

2010-04-22 18:25:24 | 管理人の挨拶
最近の奥様は歩行が少し不自然。他人から見ると少し前傾姿勢でちょっと靴のすり音が気になる程度だと思うが、奥様自身の体感はバランスがとりにくいので変に力が入ってしまう。薬の効き具合いでその時その時で感覚が違うが。

この症状は特に家の中、一人でいるときが多い。酔っぱらった時のようにふらつく時もあるし、足腰に力が入らない時もあるし。しょっちゅう柱やドアなどにぶつかっている。

外に出ると比較的自然に動ける。その時その時で違うが。
車の運転は問題ない。ハンドルさばきが遅いので車庫入れは下手だが、細い道や混雑する道は避ければ歩くより楽だ。
先日は友人を乗せて長距離ドライブ、思ったより楽だった。

パーキンソン病をよく知る人は、患者さんは歩きが不自由でも車を運転する人を知っているし、ブログで知った病歴14年の人も運転している。

車を運転する時は身体のバランスをとることをしなくていいからもあるが、関心が外に向かい、そちらに集中し、自分の体に振り向くことがないから調子がいいようだ。
また庭の草取りをしている時や畑の手入れをしている時など、身体のこわばりがなく病気を意識することなく調子がいい。精神的なものが大きい。

『気持ちだ!』


以前に同病の方のブログを読んでいたら、パーキンソン病の進行について次のことが書いてあった。(断りもなく掲載お許しください) 毎日の経験からありうる気がする。

① 医師より、パーキンソン病と告げられた時に そうなんだ、と受け入れた人ほど進行が 遅い。
② 気持ちをいつも明るく持っている人は進行が極めて遅い。
③ 病気を意識する度合いが高いほど進行が早まる。


奥様は①は合格。②は努力途中。③は・・・病気を知りすぎているのでついつい自分の体調を点検してしまう。何とかしなくては。

昨日の「言霊」の話を聞いて、『悪い方向にはいかない!』 『すべてよくなる!』 と 言葉に出して言うことから始めてみようと思っているんだって。

言霊

2010-04-21 16:56:23 | 管理人の挨拶
奥様は寝る時枕元でいつもラジオをつけている。

今朝、5時半過ぎかな、ラジオから突然「ドパーミン」の言葉が。奥様はすぐ反応して目覚めてしまった。
NHK「健康ライフ」で浜松医科大の先生が、「子供が怪我したときに 『痛いの痛いの飛んでけー』 と言うと痛みが和らぐのとおなじで 『すべて良くなる!』 など声に出して言うと脳内のドパーミンが出る。猿の実験でも見られた」 と話していた。

突然の急な寝起きのぼんやりしていた状態の情報なのでしっかりつかめていないが、『言霊』の効用ってありそうな気がする。


写真は藤の花と2月末に畑から引っ越してきたチューリップの花です。たくましく咲きました。

布草履

2010-04-19 20:01:14 | 管理人の挨拶
久しぶりの暖かい晴れ陽気。奥様は思い立ってお墓参りドライブ。

途中立ち寄った「道の駅」で さがしていた布草履を見つける。1050円也。

霊園までおおよそ1時間30分余り。奥様の長距離運転は久しぶりだが意外と疲れなかったという。友人と一緒でおしゃべりしながらだったので気持ちが分散され緊張感が少なかったからか、道路がすいていたからか、桜がきれいだったからか・・・。


病院受診

2010-04-15 11:41:13 | 管理人の挨拶
昨日は2カ月に1回の旦那様の病院の受診日。先回2月の受診日は雨だったので奥様一人で出かけたので、旦那様は4カ月ぶり。

奥様が旦那様のいる施設に行くと旦那様はオン状態で調子よさそう。
しかし車椅子ごと乗れる送迎ボランティアの車に乗るころから手が震えだし、身体も固まってくる。オフ状態へ。

車は桜並木の下、今年最後の花吹雪というより葉桜の下をわざわざ通ってくださる。しかし旦那様は下を向いたまま。

予約時間通り待たされることもなく受診。4か月ぶりの旦那様、最悪の状態で主治医の前に。
奥様が旦那様の近況を報告した後、旦那様に 「何か先生にお話しすることある?」 と聞くと 「・・・・しんどい・・・」 と小さな声でつぶやく。先生は 「その状態で車椅子にずっと座っているとしんどいよね。早く帰ってベットに横にさせてもらいなさい」。診察終わり。診察時間5分ほどか。

112日ぶりに5分・・・・、病状は安定しているからそんなものかな・・・。











患者会 L会

2010-04-11 16:49:41 | 管理人の挨拶
奥様は昨日そわそわ嬉しそうにお出かけ。
2カ月に1回ある病気の患者会 L会の交流会。電車を2回乗り換え、1時間以上かけてよく行くよ! 奥様は2回目の参加。

会場には30人ぐらいの患者さんと家族の方、そしてボランティアの方たちが集う。初めて参加の方も数人。にぎやかにぎやか。

入口近くのテーブルに座っていた奥様、受付近くで顔見知りの Sさんがすくみ足で難儀しているのに気が付き、そばに行って手を持ってあげ、テーブルまで 「イチ、ニ、イチ、ニ、」 と声をかけながらお連れする。
左隣に座られた Oさん、いすに座るがテーブルのほうへ近寄れないで難儀しているのを見て後ろから椅子を押してあげる。また右隣に座られた Tさん、小さい声で「立たせてください」 と言われているのに気が付き、足を椅子の下の方に近付けて揃え、脇に手を入れて立たせてあげたり。

3年ほど前まで、旦那様の介護で自然にやっていたことばかり。
奥様は介護者?

簡単な自己紹介、早口言葉、「春の小川」の2部合唱(即席)、リハビリ体操、お困り相談、最後はリハビリに通じるフラダンス講習、笑顔が絶えることなく盛りだくさんなメニューが続いた。

奥様は病気の患者会なのに病気を忘れるひと時だったんだって。

足袋

2010-04-07 17:43:38 | 管理人の挨拶
奥様は最近散歩する時足袋を履いて靴を履く。なんか変な組み合わせ。

整体の先生から勧められたんだって。先生いわく足袋を履くと足の親指と人差し指の間がちょっと痛くてそこに意識が行き、拇指きゅう(親指の付け根)に力が入り、重心が少し前になるし、骨盤が上がると言う。

奥様はずーっとずーっと前から極端に靴の踵がすり減っていた。それも右の踵の外側が。腰や骨盤が歪んでいたためらしい。拇指きゅうで立つなんて考えられないほど足の外側、踵に力を入れて立っていた感じ。バランスがとりにくい病気になってからやたらとふくらはぎに力が入り、疲れっぽいのはそのせいもあるらしい。

身体にいいことは何でもやりたがり(三日坊主が得意だが)の奥様、足袋の次は布草履を履こうと考えているようだ。