クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

ドライブ

2008-04-30 19:36:34 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

昼食が早く終わったので車椅子で外へ。
お天気がいいので車に乗ってドライブ。
新緑のきれいなケヤキ並木やイチョウの街路樹の下を走り、つつじや藤、ハナミズキなどが咲き乱れる古い住宅街を通り、以前によく散歩した川沿いを走り、レンゲの咲く田んぼを見ながら・・・40分ほど。最後のほうに薬が切れ、手が震えてきて外の景色を楽しむ余裕はなくなったが、ちょっぴり春を楽しんだんだって。

買い物

2008-04-29 18:59:05 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

昼食後お天気が良いので車椅子で外へ。
施設の食堂の冷蔵庫に預けているヨーグルトが無くなっていたので近くのスーパーに散歩を兼ねて買出しに。スーパーの店内に入るとだんな様は店内のショーケースをきょろきょろ。お菓子のコーナーでは特にきょろきょろ。
チョコ、黒棒、カップヨーグルト、りんごジュースなどを買う。

最近は昼食後ヨーグルトを食べ、部屋に帰ってお菓子を食べジュースを飲むパターンが続いている。甘いものが大好きな入居者としてスタッフに知れ渡っている。病気する前は辛党だったのに。

寄席

2008-04-27 19:34:28 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

施設では誕生会などのとき、ボランティアの方たちが来所していろいろな余興をして楽しませてくれる。フラダンスのグループや歌のグループ、演歌や踊りのグループなどなど。
今日は‘寄席’。
手打ちうどんを楽しくおしゃべりしながら実演したり、大学の落語研究会のOBが落語を一席、手品もあり、最後は若手の本職の落語家が一席。
本職以外はボランティアで定年退職組みのように見受けられる。
いろいろな施設で公演している様子も伺える。

60代のボランティアの方たちが、80~90代の施設入居者の方たちを楽しませてくれる、見るほうも演ずるほうも楽しいひととき。
こんなボランティア活動もあっていいなと思ったんだって。

だんなさまは?・・・肝心の本職の落語が始まる前に薬が切れ、震えとガチガチがひどくなり、部屋に戻ってしまったんだって。

看護婦さんのリハビリ

2008-04-24 18:24:33 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

2時のお薬を飲ませに部屋に来た看護婦さん、薬を飲ませた後 「リハビリしましょう!」 と言ってベットに横になっているだんな様の足の屈伸を始める。 「はい!声を出して!」と 「1,2,3・・」と。手のほうも 
「はい、手首をぶらぶらして!」 「はい!グー、チョキ、パー、グー、チョキ、パー・・・」 元気な掛け声につられて、だんな様も声が出る。
奥様がやっても出さないのに。
1日1回はリハビリをしてもらっている様子。感謝!

一日でも長く・早く?

2008-04-20 19:09:33 | 管理人の挨拶
奥様が最近耳にした話。

介護者の集いに参加の母親「85歳前後)を介護している方。母親は特別老人ホームにお世話になっていたが嚥下障害で喉を詰まらせて入院、一時は危篤状態が続いたが今は管から栄養を取りながらの病院生活。意識はぼんやりした状態だそう。娘としては一日でも長く生きていてほしいと言う。
同じ介護者の集いで、1ヶ月前にご主人(85歳)をなくされた方。病院生活9ヶ月、認知症も進んでいたがやはり1日でも長く生きていてほしかったと言われる。

この話を在宅介護の人たちを知っている友人に話すと、長いこと在宅介護をしている(た)人は一日でも早くお迎えが来てくれることを願っている、これは本音だと思うと言われる。

介護には体力、気力、財力が必要なの現実。

介護されるほうはどうなのだろうか。ベットに寝て、経管栄養の状態で生かされている、それでも長く生きたいのだろうか。
老いに近づいてきた奥様の年代は、‘ぴんぴんころり’が理想。長いこと患って大変な思いをするのはいや。苦しかったり痛かったりはいやだが。

昔ながらの大往生、自然死の美学がもっと話題にされても良いのではないだろうか。




食事介助

2008-04-18 15:14:46 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

今日のメニューは「とろろ温そば」。麺類は介助が特に必要。
テーブルにおにぎり1個ときゅうりの酢のもの、バナナそしてメインのお蕎麦が並んだ。
奥様が介助用にもらったお箸で食べさせようとすると、だんな様は自分で食べると言う。
障害者用の特別な箸 (お箸の元のほうをプラスチックでつなげ、箸先が交差しやすくなっていて障害者が自力で食べられるように工夫されたお箸) をだんな様は持って、お蕎麦を食べようとする。しかし麺の半分はお箸からすり抜けてどんぶりの中に帰るかエプロンのところに落ちるか。奥様は必死にエプロンに落ちた麺を拾い上げていた。
箸使いもだが飲み込みも遅いので、9割がた食べ終わるのに1時間もかかってしまって、食堂にはもう人もまばら。奥様はいい加減ぐったり。
食後のコーヒーも自分でやると言ってもなかなか飲めない。最後にくしゃみと共に噴出して、奥様のズボンまで濡れてしまう。奥様はここでプッツン。‘やさしさ’なんて飛んでしまう。
お互い機嫌が悪く、車椅子に乗せるのもぞんざいな扱いで部屋に連れ戻す。

こんな状態ならスタッフに頼めば良いのに・・・・・。




トイレ介助

2008-04-15 19:40:00 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

いつものように昼食介助の後、廊下を歩き、部屋でお菓子を食べ、ひと時を過ごす。2時の薬を飲んだ後ベットに横になってもらい帰ろうとするとトイレに行きたいと言う。薬が切れていて動きの悪いだんな様をトイレにやっと連れて行き、便器に座らせると柔らかい大便が少し出た後。
いつもは処理をスタッフに頼むが、廊下を見ると今日のフロアの担当は新人の若い女性。かわいい女性の初仕事におじ(い)さんのお尻の後始末をさせて、いやになって辞められたら大変。奥様は一人でがんばったんだって。いつもより処理の程度が少なかったこともあるが。

がんばらない介護と言われるが、これくらい出来るな、やらなくてはと思ってがんばっちゃうんだって。

来客

2008-04-14 20:28:18 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

食堂でだんな様の食事介助をし終わったころ、いつも隣に座る98歳のおばあちゃまのところにお客様。昔からのお友達とのこと。おばあちゃま、今日は頭がしっかりしていて、久しぶりのお客様と言うのにすぐわかりとてもうれしそう。いつもより受け答えがしっかりしているし、お客様の分もコーヒーを頼まなくてはと心遣いも。

お客様が話してくれたところによると20数年ほど前まで社長業をされていたとのこと。道理でどこか雰囲気が違うおばあちゃま。
先日もご機嫌が悪いとき、プラスチックのコップでお茶が出された折、「社長を呼んで!お茶は瀬戸物のお茶碗で出さなくては!」 と言っておられた。その迫力は98歳には思えなかったんだって。さすが元社長!