クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

踵から

2012-09-27 19:19:28 | 管理人の挨拶
奥様は薬が効いている時は病気とは思えないほど普通に歩けるが、薬の効果が切れている時は足の歩幅が狭くなり、すり足っぽくなる。

先日の医療講演会で「踵から歩く」をかなり強く言われたので、奥様は家の居間からトイレに行く時など、約4メートルほどの廊下をかなり意識して踵から歩くようにした。すると不思議に腰が伸び、前かがみになりがちだった状態がまっすぐになることを発見。
椅子から立ち上がって台所に行く時もすり足の小走り状態、突っ走り状態のことがあるが始めの2~3歩を踵から歩くことを意識すると突っ走らないことも。
がちがちで足が出にくい時は「意識して踵から」なんて無理な時もあるが。

同病の友人に教えてあげるとすぐに実行。踵を意識して歩くと自然につま先が上がり調子がいいという。

もう一つの発見・・? 寝る前に体操や自己流ストレッチをやるとやらない時と比べて朝起きた時の身体の動きが違う。関節や筋肉のガチガチが少なくて済むみたい。


散歩

2012-09-25 19:14:15 | 管理人の挨拶
気温34度が連日続いた夏の間はお散歩できなかったが、やっと涼しくなって奥様はお散歩へ。2カ月ぶりかな? いつものコースを幾分ゆっくり目に歩く。
約30分強のコース、久しぶりで歩けるかなと内心心配したが、歩けた!

田んぼでは稲刈りが始まっていた。夏が終わったばかりなのに・・・。

パーキンソン病は ‘進行性’がつく病気。2カ月ぶりに同じように歩けたのは喜んでいいこと。何より『現状維持』が最大の目標。

介護保険認定調査

2012-09-15 21:35:02 | 管理人の挨拶
今日は介護保険の認定調査の方が訪れる日。

奥様はそれなりに部屋を片付け。そして玄関に置いていた昨日買ったブロッコリーの苗の入ったポット6個も玄関から見えないところに移す。明日畑に植え付けようと思っているもの。
どうして隠したか・・・調査員の方に介護保険(認定は要支援2)を使うほど介護が必要な状態なのに畑仕事が出来るの? と誤解されるのを心配して。

パーキンソン病は好きなことをする時は動きがよくなる不思議な病気。昨日の朝日新聞にも、病歴8年の64歳の男性が北岳に登り続けていることが掲載されていた。楽しいと動ける! 奥様も畑に行くと以前のテキパキした動きは無理だが、意外と動ける。それなりに土を耕し、種をまき、育て、収穫。楽しいから動けるのかな。健常な人とは比べられない遅々とした動きだが。

このことを上手に調査員の方に説明するのは大変と思ったみたい。

日本 ちゃちゃちゃ

2012-09-12 11:04:55 | 管理人の挨拶
昨晩、サッカーワールドカップアジア予選 対イラク戦が埼玉球場で行われた。奥様は当然テレビ観戦。

番組前後や試合途中でテレビはサポーターの応援の様子も映し出す。みんなで一斉に両手を前に出し、その後手をたたく 「日本 ちゃちゃちゃ!」 の応援も。
奥様も一緒になってテレビ前で 「日本 ちゃちゃちゃ!」 ・・・???
薬の効きが悪い時間帯でもあるが、両手がまっすぐ前に伸びない。そして手をたたくリズムも遅れがち。3~4回もやると疲れて後が続かない。

加齢のせい? パーキンソン病はリズム障害も出ることがあると言うがそれ?

そうだったらリハビリの一つとしてもっと気合を入れてパっと指先まで力を入れて伸ばし、リズミカルに手をたたこう。

さあ次は11月14日 対オマーン戦!  「日本 ちゃちゃちゃ!」

薬のセット

2012-09-10 19:12:01 | 管理人の挨拶
奥様は旦那様の服用する薬を1週間分、一日8回の服薬時間ごとに小さなビニールの袋にセットして施設に持って行くのを仕事としていた。
でも9月から旦那様の病院を施設の近くの提携病院に変えたので薬の処方箋の扱いも施設側にお願いすることにした。奥様は自分のことで目一杯になってきた感じもあり、もともと薬の扱いは施設側がやってくれる話だったし・・・。

写真は最後の薬の一週間分の山。在宅療養の時期も入れて10年以上旦那様の薬の管理をしていた奥様、ちょっと気が抜けた感じ。

患者会

2012-09-09 19:40:30 | 管理人の挨拶
奥様は昨日、‘患者会神奈川支部交流会’へお出かけ。 

昨日は会員 Nさんの主治医がパーキンソン病について講演、そしてパーキンソン病のリハビリについてリハビリテーション科のスタッフが話してくださる。
用意された30部の資料が足りなくなる盛況さ。

神経内科の専門医のお話はわかりやすく、リハビリも動きがわかりやすく好評。家でもやらなければというやる気を起こさせてくれた。

お話の中で奥様が参考になったことがいろいろあったが、そのうちの何点か。

*脳内のドパミンが正常の20%以下になると病状が現れる。人間 120歳になれば全員パーキンソン病になる。
*薬は小腸に流れると吸収され効きだす。胃にある間は効きださない。そのため服薬の時たくさんの水を飲んで小腸に流すとよい。
*転倒は注意力が切れた時転びやすい。歩くことに集中。パーキンソン病患者は二つの仕事を同時に出来ない。
*一日5分の踵、膝、手の振りを意識した歩行。踵から接地する意識・膝を上げる意識

ショーウィンドー

2012-09-06 18:32:45 | 管理人の挨拶
奥様は久しぶりにバスに乗って、駅近くの眼科へ定期健診でお出かけ。

いつもは薬が効いている時間帯なのに、バスを降りて歩きだしてもしっかり効きださない。効かなくても完全にストップすることはなく、それなりに歩ける奥様の状態だが、どこかしっかり力が入らず、それでいて余計な力が足にかかってしまう。歩いていて疲れる。
ふと横のショーウィンドを見ると膝が少し曲がり、腰からちょっと前傾して、腰が入っていない状態の人・・・奥様・・が映っていた。ショック!

マッサージの先生が、高倉健を始めテレビに登場する高齢の人は、かなり意識して背筋を伸ばす運動をしている。女性は特に何もしないと前かがみになっていくのが普通。日頃の意識の持ち方とトレーニングが大事と言われる。

わかっているけど・・・・薬の効いている時と効いていない時の違いはトレーニングだけでは解決しないような気がする。

日光浴

2012-09-05 19:49:12 | 管理人の挨拶
昨日夕方、奥様は畑へ。
枯れかけたトマト・きゅうりの茎を棒から外し片づけ。畑の夏もこれで終わり。

半分緑色の未熟なトマトが5~6個枝にしがみついていた。日光浴させれば赤く熟し食べられると教えられて、奥様は陽のあたる窓際に置いていた。

この街で

2012-09-02 19:04:19 | 管理人の挨拶
ロンドンオリンピックが終わり、奥様が今ハマっているもの。
‘ヤングなでしこワールドカップ’ ‘パソコンジグソーパズル’ そして歌‘この街で’。

   新井満作詞  三宮麻由子作曲

    この街で 生まれ この街で 育ち
    この街で 出会いました あなたと この街で

    この街で 恋し この街で 結ばれ
    この街で お母さんに なりました この街で

    あなたの すぐそばに いつも わたし
    わたしの すぐそばに いつも あなた

    この街で いつか おばあちゃんに なりたい
    おじいちゃんに なったあなたと 歩いてゆきたい

    坂の上に 広がる 青い空
    白い雲が ひとつ 浮かんでる

    あの雲を 追いかけ 夢を追いかけて
    よろこびも かなしみも あなたと この街で

    この街で いつか おばあちゃんに なりたい
    おじいちゃんに なったあなたと 歩いてゆきたい

    この街で いつか おじいちゃんに なりたい
    おばあちゃんに なったあなたと 歩いてゆきたい

    いつまでも 好きな あなたと
    歩いて ゆきたい 


この歌を先日若くしてご主人を見送った友人に話したら、話している途中でボロボロ泣きだされた。奥様は・・・まだ旦那様が生存・・・要介護5・・・歩きたくても歩けない・・・全く、なんで! 腹が立つ方が先かな。さびしさよりも。