クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

要介護認定

2008-02-29 18:32:44 | 管理人の挨拶
役所から手紙が来る。
要介護認定通知書が入っていた。
だんな様は2月始めごろ認定審査のための訪問調査を受けていたのでその結果が出たらしい。
『要介護4』

奥様は、車椅子で自力では歩行不可能なうえ、認知症も進んだかなと思えるだんな様なので「要介護5」を覚悟していたが、「4」 は意外。
施設のケアマネージャーに、届けられた介護保険症を手渡しながら話を聞くと、役所側は認定が厳しくなって、介護度を上げることはなかなかないとのこと。「介護4」でも「介護5」でも、施設側のサービスは変わりありませんと言われる。

奥様は、ちょっと複雑な気持ち。
「介護4」だと施設へ払う 「介護保険自己負担分(介護保険利用料の1割負担分)」 が30日当たり 23,850円だが 「介護5」だと 26,013円。その差2,163円。それだけ少なくてすむ。認定有効期間は平成22年2月28日まで。
でもスタッフのケアの大変さは介護5の人と同じなのに、申し訳ないんだって。

お雛様

2008-02-27 19:45:50 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

玄関を入るとホールにお雛様が飾られていた。
お道具飾りまで入れて7段の立派なもの。寄贈されたものなんだって。
奥様は携帯で写真を撮る。
3月3日が過ぎたら早く片付けなくてはお嫁に行くのが遅れると言われているお雛様飾り。もう嫁に行くこともないだろう入居者たちの施設、ゆっくり飾っていられることだろう。


夫婦

2008-02-25 19:35:54 | 管理人の挨拶
奥様がだんな様のいる施設で見かけた光景。

認知症のおじいちゃんと、車椅子に座るおばあちゃん。ご夫婦。
おじいちゃんは、認知症の人や介護度の重い人が多い2階のフロアに部屋があり、おばあちゃんは4階の部屋。理由は知らないが別居(別室)状態。顔を合わせるのは食堂。認知症の進んだおじいちゃんはスタッフの目に届きやすいカウンター近くで、おばあちゃんは奥の方。
おばあちゃんが食事を終わって部屋に帰る時、スタッフが車椅子を押しておじいちゃんの横に。まだなんとか顔がわかるおじいちゃん、何も言葉は発しないが、おばあちゃんの膝を数回撫で、又、自分の世界へ。おばあちゃんも、会話を求める風もなく、おじいちゃんを見つめているだけ。
年老いた夫婦、ほのぼのとした、でもどこかさびしい空気が流れていた。

運営懇談会

2008-02-24 19:00:44 | 管理人の挨拶
奥様は強風の中、だんな様のいる施設へ。
今日は施設側、利用者、利用者の家族が集まっての懇談会。

ホームの現状報告、ケア、看護、厨房、ケアマネからの近況報告など、お世話になっている側としては貴重な情報。
質疑応答に移ってから、一人の家族からインターネットをもっと活用して、お世話になっている家族の日々の行動や施設の動きを家にいて知る方法はないか、家族の声をもっと聞いてほしいとの意見。もっとも。
入居者(頭がしっかり方たち)からは、食事の内容の苦情が多かった。健康に気をつけている方は、加工食品の扱い方、一部塩分の多いものがあった。長年主婦業をされた方は、茶碗蒸しなど卵料理は熱を加えすぎるとおいしくない、お味噌汁で煮干でだしをとるときは煮すぎると苦味が出ておいしくないなどなど、料理名人だった人からの批評は厳しい。

懇談会を終えてだんな様のいる部屋に行くとスタッフが困った様子。だんな様が怒りっぽく、頑固になっていた。身体も頭の中もがちがち。頭の中が暴風雨状態。大きな低気圧の通過で調子が悪いみたい。
奥様は安定剤を飲ませ、1時間ほど待つとなんとか落ち着いた。
気圧の変動、季節の変わり目に弱い病状、困ったもの。


福寿草

2008-02-22 18:49:38 | 管理人の挨拶
玄関脇に黄色い花が咲いている。花に興味がない人にはタンポポと思われるような花。
春を告げる“福寿草”!
奥様は絵に描きたいが、切るのはかわいそう。写真に収める。

畑に行ったら、晩秋に埋め込んだチューリップの芽が雑草の間から頭を出していたんだって。
春がそこまで来てる!!

介護者の集い

2008-02-20 20:07:42 | 管理人の挨拶
奥様は介護者の集いへ。

訪問看護の看護師さんを囲んで、10人ほどの介護中の人たちがそれぞれ現状を話す。
病気のご主人や親のお世話の大変さと共に、介護する側の身体の大変さも話題に。

若年性アルツハイマーのご主人を介護する奥様、ここのところ手指のこわばりと倦怠感が気になっていたら、検査の結果リュウマチと診断され、薬を飲みだしたら楽になったとのこと。
高齢の義母をショートステイに送った後、気が抜けたのか、高血圧のためか、一瞬意識をなくして転倒、頭から血を出して、救急車で病院に駆け込み数針縫ったとのこと。
脳血管性認知症のご主人を介護している奥様、自分が風邪をひいて体調を崩したが、直りが悪い。下痢状態がなかなか治らない。疲れてしまった。
レビー小体型認知症のご主人を長年在宅で見てきた奥様、施設にお願いして1年近く経つが、介護の後遺症の腰痛がひどいこと。

家族が在宅でお世話することと仕事としてお世話することの大変さの違い、介護は理想では出来ない・・・、ケアマネージャーと上手にコンタクトをとること・・・、ケアに関する情報の取り方・・・、役所の対応のあり方・・・、話はいろいろ尽きることがなかったんだって。

小松菜・ほーれんそう・移植

2008-02-17 17:16:45 | 管理人の挨拶
奥様は、テレビで東京マラソンを見ていて、この寒い中よく走るわ!と感激。

刺激を受けてか、小松菜とほーれんそうの伸びきった苗を持って畑にお出かけ。
3日前に耕していたところに移植して、霜よけの薄い布で覆い、その上に大きな
ビニールでトンネルを作ったんだって。
苗が風邪をひかないで、うまく根を張り、育つだろうか。

小松菜・ほーれんそう

2008-02-16 09:21:01 | 管理人の挨拶
窓際に置かれた小松菜とほーれんそうの苗、発芽した後ほおって置かれたら、双葉がぐんぐん伸び、お日様のほうに傾いて・・・・・。

寒い日が続き、奥様はなかなか畑仕事をする気になれず。
畑のお友達から、「小松菜やほーれんそう、大根などは根がまっすぐ下に伸びていくものなので、移植は出来ないよ」とも教えられ、やる気が少しなくなったこともある。
かわいそうな小松菜たち。

認知症のおじいちゃんたち

2008-02-13 20:08:20 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

同じテーブルの認知症のおじいちゃん、昔職人をしていただけあって箸使いがとても上手。ご飯茶碗の残ったご飯粒を一粒づつお箸でつまみ上げ、きれいに食べ終わる。時には、みかんの一房を箸でつまみ、お皿に残ったソースをふきあげたり、食べ終わるとお皿を大きい順にきれいに積み上げて、それは見事。見とれてしまうんだって。

以前に紹介したラブラブのおじいちゃん、お気に入りのおばあちゃんとテーブルに黙って座っていられるシーンも見られたが、最近は認知症が進んで一人でふらふらされることが多くなった。ラブラブは自然消滅みたい。

もう一人のおじいちゃん、椅子に座って、食べ終わるとこっくり、こっくり、寝てばかり。

みんな同じテーブルなのに、会話がひとつもない。それも自然な成り行き。

認知症のおばあちゃんたち

2008-02-11 20:38:32 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

食堂でだんな様の隣の隣のテーブル、認知症のおばあちゃんたち4人が座っている。その中の一人の方がいつも大きな声でおしゃべり。
「老人会で泥棒がいるのよ。お絞りなんかまで持っていくんだから・・・」
内容はいつも泥棒と老人会の話。編み物が得意とのこと、自分で編まれた素敵なカーデガンをいつも着ている。手先を使っていればボケないと言われるのに、それはウソ。
隣に座るおとなしいおばあちゃんも認知症らしく、同じ話をニコニコといつまでも聞いている。お二人とも背筋をピンと伸ばし、手を膝に、姿勢のいいこと。いいコンビ。
もう一人の方は、食事中もよく椅子から立ち上がって廊下をうろうろ。スタッフに連れ戻される。時には味噌汁の中にコーヒーを入れて飲んだり、ハチャメチャ。家族は大変だったろうと思う。

でもどこかみなさん、かわいいおばあちゃんたち。