四分の一

今日は３月３１日。一年の四分の一が過ぎたことになる。早！

桜が満開なのに青空はなかなか望めず、花冷えもいいところ。

パーキンソン病は体調が天候に左右されやすいというが奥様もそう。
薬が効いていない時の状態が悪い。疲れやすいし、パソコンに向かってもなかなかはかどらない。薬が効いている時はお散歩や庭の草取りに励むのでなかなか家の中の用事が・・・・ぐずぐず言ってもいいことはないか。

思い切って街中にお出かけして、新入社員などのフレッシュな若者たちの姿を見てくるのもいいかもしれない。

お花見

早々と桜が咲いたが、お花見に必要な青空と友人たちとのスケジュールがなかなか合わない。毎日近所に咲く桜と週間天気予報を見ながらそわそわ。
今日ついに決行。毎年行っている車で１０分ほどの川沿いの桜並木へ。

友人　Ｙさんから朝、出発時間を決める電話が入る。奥様は　「動けるようになったらこちらから電話する」　　たったそれだけの会話。　他人が聞いたら何だかわからないだろうが　『薬を飲んで薬が効いてきて動きがよくなったら電話するからそれから１０分後位に落ち合うように』　の内容。

Ｙさん、以前にパーキンソン病の友達がいらしたので病気の特徴を良く知っていらっしゃる。奥様も遠慮なく奥様のペースで行動できるので楽なんだって。感謝！

リハビリ

奥様は居間の隅の壁の前に立ってテレビを見ていた。時計をちらちら見ながら。座って見ればいいのに・・・・体力測定の一種だという。

先日の支部の交流会で１カ月入院して薬の調整をされた　Ｋさんが以前、病院のリハビリで壁に立たされ１５分間立っているように言われたが、始めは１５分も立って居られなかった。ところが最近筋肉がついてくると立っていられるようになったという。リハビリの大切さを知らされたそう。
しんどいからと横になってばかりいると筋肉が落ちていって動くのが尚更しんどくなる。立っているだけでもリハビリになるのかもしれない。

今日のテレビ　『徹子の部屋』　に出演したパーキンソン病を患っている　‘永六輔’もリハビリの大切さを話していた。「諦めないでほしい！」　と。

工夫次第で、生活すること自体もリハビリになるようだ。

それで奥様の立ち居は？　何とか１５分の壁は越えられたみたい。

気持ちの持ち方

奥様はいつも朝７時過ぎに起きる。
薬を飲まなくても夜寝ている間に作りだされたドーパミンのお陰で着替えも洗面も普通にできるが、それも１時間ほど。８時過ぎからはのろのろ・もたもたな動き。肩周りもこわばってくる。９時に１番目の薬を飲むが、それから１時間くらい効きだすまでのろのろが続く。調子が悪い時は横になってしまう。もっと調子が悪い時は濡れタオルを電子レンジで温めてビニールの袋に入れ横になり首筋の後ろに当てて１０～１５分、目をつぶっていると薬が効きだし動けるようになる。

ところが外出予定、それも楽しい外出がある時は動きが違う。

先日も９時ごろお天気がいいので前から行きたかった菜の花畑と河津桜のきれいなところへ行こう！　と思ったら急に動きがよくなり１０時過ぎには家を出て帰ってくるまで不調になることなく行動できた。
先日のボーリング大会の時も朝８時に家を出なくてはいけないが意外とスムーズに動け、薬を飲まないのにバスに乗れ、駅で初めて１番目の薬を飲んでいた。

先日の患者会の時も　Ｔ　さんが　「最近調子いいんです。楽しいことが続いているから・・・」　と言っていた。
主治医も　「気持ちの持ち方だよ！」　と言われる。
恋をするとドパーミンが出ると言われるが、ドキドキ・わくわく感がいいのだろう。
確かにそうだが・・・・エネルギーが続かない。　くｂ

患者会神奈川支部交流会

奥様は患者会の神奈川支部交流会へ。
外はぽかぽか陽気、でも会場の建物の中はちょっぴりひんやりしたみたい。
一人ひとり質問形式の自己紹介や身体ほぐし体操、春の歌を歌ったり、外出レク、来年度の話などなど２時間があっという間に過ぎて行った。

薬調整のため１カ月から３カ月入院と言われていた　Ｋさんが１カ月で退院されて交流会に出席、入院中のことをいろいろ話してくれた。薬を細かく変えながら服用し、体調を見ながら最適の薬の種類と飲み方を探して行ったという。１カ月で最新の薬がよく適しているのがわかって早く退院できたそう。以前より確かに元気そうに見受けられた。排尿・排便のトラブルも解消したという。そして先生から　『一に薬、ニにリハビリ三、四がなくて五にリハビリ』と言われたそう。もっと入院生活の話聞きたかったかな。

梅の香り

奥様は友人と近くの梅園へ。
紅梅、白梅が満開。
梅の木の下を歩いていると梅の香りが！　一緒に歩く友人に確かめると香りを感じる時・時間が同じ、風向きにもよるが確かに梅の香りがする。

去年までわからなかった香り。奥様の臭覚障害は改善の方向にあるのか！

患者会・ボーリング大会

昨日奥様は患者会のボーリング大会へ。

年１回、患者会でしかしないボーリングだもの、うまくなるはずがない。溝掃除が多くボーリングの楽しさが遠のいていっている。それでも今の自分の体調や行動能力を確認する気持ちもあって参加。
１０時集合・開始のため家を８時に出る。楽しい外出のためか思ったより動きがいい。いつもは家でのろのろ・もたもた動きの時間帯だが、ちょっとした緊張がドパーミンを自ら出しているのかバスに乗るまでは薬を飲まずに動けたのは不思議。
会場まで特に問題なく到着。会のメンバーの顔を見るとほっとし、来てよかったと思う。
ゲームに入るとただ、ただ、球が真ん中をまっすぐ転がっていくよう祈りながら投げるが、祈りはなかなか通じない。気になったのは足さばき。見ているメンバーから　「もっと歩幅を大きく！」　と注意されるが、ちょこちょこステップはなかなか改善しない。これって日頃の歩行も関係しているかなと考えてしまう。

お昼はカラオケ店で食べながら歌い、歌いながら食べ・・・３時まで。みなさんのパワーにびっくり。

奥様は今年も参加できたことに自信をつけ、ボーリングの成績が悪くても満足、満足！！

訪問ヘルパーさん ４

訪問ヘルパーの　Ｎさんが来訪。
奥様は１階の居間・台所・廊下に掃除機をかけてもらうことと料理の下ごしらえをお願いする。今日はカキフライの下準備他。
奥様より手際良く仕事をされる　Ｎさんに　「お歳なのに元気で働けるのには何かされているのですか」　と伺うと、「３０年近く週２回地域のコミュニティセンターで体操をしていること、３０分近く歩いて通っていることかしら、歩くの好きなのよ」　と言われる。電車に乗った時もなるべく立つようにしている、バランスの訓練と思って。ところが白髪頭をしているのですぐ席を譲られるのには困る。善意を断るわけにいかないし・・・。すごい！

三寒四温

３月に入りました。
寒かったり暖かかったり、三寒四温と言うだけある。

漢方の先生が、「こんな季節は自律神経が乱れている人にとっては一番厳しい季節。上手に乗り越えなくては。いやなことから逃げる、考えないようにする、好きなことにはまる、パズルにはまるのもよしですね」　と言われる。
奥様、にこにこと　「数独の本買っちゃいます！」。　あ－ぁー！