クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

手土産

2007-03-29 18:34:32 | 管理人の挨拶
だんな様はショートステイへ。
奥様は親戚宅へ、おしゃべりに。
小松菜、水菜、サラダホーレンソウ、九条ねぎ、昨日家庭菜園で採ってきた野菜を手土産に。田舎のおばさんみたい。

千の風になって

2007-03-26 18:35:20 | 管理人の挨拶
だんな様が デイサービスから帰宅。
奥様に 「せんの・・ねずみ・・・なんて音楽ない?」
奥様が 「せんのねずみ? なにそれ?」
だんな様は 「年末の・・・音楽・・・紅白・・・で歌った・・・」
奥様が 「‘千の風になって’じゃない?」

鼠と風と字の雰囲気は似てるかも。

それにしてもデイサービスでのみんなのおしゃべりの話題に関心を持ち、覚えているなんて。お昼に出された‘おはぎ’もおいしかったと言うし。
だんな様が診断されているレビー小体型認知症と、アルツハイマー型認知症とは違うみたい。

その後 家の中に ‘千の風になって’ の音楽が流れていた。

ドーパミン

2007-03-23 19:43:59 | 管理人の挨拶
奥様は、だんな様がパーキンソン病になってから、新聞やテレビなどで、 ‘パーキンソン’ や ‘ドーパミン’ の字があると異常な関心を示す。
ある時、町の駐車場に‘パーキング’と書いてあるのを見てハッとしたこともあるくらい。

今日はテレビのニュースで‘統合失調症との闘い’を特集していた。その中でドーパミンが登場。奥様は釘付け。ドーパミンが過剰に放出されると幻覚、幻聴が起きる。不安・過労・睡眠不足が引き金になどと報道された。
だんな様が薬を飲みすぎた時に出て来た症状と似ている。

パーキンソン病と統合失調症は相反するもの。ドーパミンが不足するとパーキンソン病症状に、多すぎると統合失調症の症状が出ると主治医に説明されたことを思い出す。
匙加減がむづかしいらしい。



奥様の外泊

2007-03-22 18:12:43 | 管理人の挨拶
昨日の午後、だんな様をショートステイに送った後、奥様はなかなか帰ってこない。早くから雨戸も閉めて行ったので帰りは遅いと思ったら、泊まりだった。

介護者の集いで友達になった人のお宅で、夜遅くまでおしゃべりしたみたい。若年性のアルツハイマーを患っているご主人が、やはりショートステイをしているので、鬼の居ぬ間の洗濯か。
言葉が出ず、トイレの位置もわからなくなったご主人、いつも部屋を歩き回り、機嫌が悪いとひーひー唸ったり、怒り出したり。夜間も2~3回起こされる状態。聞いているだけで大変さがわかる。動けないパーキンソン病のほうが介護が楽な面もある。患者側はどちらも大変。
そこの家は学生の息子さんが一緒に介護を手伝っているんだって。「実の親子だから当然でしょ」と言い切る友人。
もう一人泊まった友人は、4人の両親を順番に介護して、自分自身が体調を悪くしたとのこと。それでもがんばる姿に脱帽。
教えられることがたくさんあったんだって。

テレビの認知症を扱った番組で言っていたが、同じ状況の介護者同士が話し合う ‘ピアカウンセリング’ を実践したみたい。介護者が一人で篭らないことが大切らしい。



一日5時間?

2007-03-20 20:17:01 | 管理人の挨拶
昨日に続いて、今日もだんな様は一日家に。

今日は薬の効きが悪い。合計、動ける時間が5時間にもならなかった。

朝食は全面介助。
昼食のとき、自分で食べると言うので、薬が効き出すのを待っていたら、すっかり冷え切った‘ひとくちかつ’になってしまった。食べだしたのはいいが、こぼしてばかり。エプロンに落ちたお肉やご飯粒をその度に御箸で拾おうとするので、すごく時間がかかる。
奥様に、「こぼれたのは後で拾うから、お皿のおかずを先に食べて!」と、何回も言われるがエプロンやテーブルのこぼれた食べ物が気になるらしい。細かいところが気になるパーキンソン病の性格か、戦中生まれのせいか。
3分の2ほど食べたところで薬が切れて終わり。1時間もかかってしまった。

3時半ごろから又、薬が効きだした。動けるようになると、だんな様はいつもテーブルの上にあるお菓子の入れ物に手が出る。奥様から 「食べてるか、固まってるかどっちかね!」 と言われてしまった。



大根一本

2007-03-18 14:04:20 | 管理人の挨拶
だんな様はショートステイ。
奥様は、だんな様のいない間にと、風があるのに畑へ。
土を耕し、春大根とスプリングホーレンソウの種を蒔いてきたんだって。
持ち帰ったのは去年の秋の大根。食べ切れなくて畑で冬を越したもの。
大きすぎ! おいしいのかな・・・・・

病院受診

2007-03-16 21:58:58 | 管理人の挨拶
6週間ぶりに病院受診。
奥様は大きな荷物と小さい荷物を二つ車に乗せ、だんな様と出発。

大きい荷物は、病院受診の後、ショートステイに行くためのお泊りグッズ。
もう1つは、昨晩下剤を飲んでいて、朝、排便はあったが、まだ追加の排便があるかもしれないと、下着、靴下、ズボン、ゴム手袋、そして新聞紙とビニール袋を入れたもの。これが役に立ったんだって。行きの車の中で失敗。病院の障害者用トイレで着替えたとのこと。

受診のとき、奥様が先生に 「調子がいい時もあるし、悪い時もある。記憶の方もいい時と悪い時がある。その時その時で違う」 と報告すると、先生が 「それがこの病気の特徴!」 といわれたんだって。
ものの5分ぐらいで診察終わり。だんな様はなにも言えなかったらしい。

安定剤

2007-03-13 13:51:14 | 管理人の挨拶
昨晩のこと。
2階の寝室に移動しようとした時、だんな様は頭も体もガチガチ。妄想状態。
   
だんな様 「自己破産のことで話し合いがあるから・・・・」
奥様 「誰が自己破産?」
だんな様 「私・・・、今そこの人と話しなくては・・・・}
奥様 「自己破産なんてありえないじゃない! 何の贅沢もしていないのに・・! 悪い夢見てるんじゃない? まったく!」

何を言っても埒が明かないだんな様に、奥様は安定剤を一錠飲ませてひとりで二階へ。いらだった時はだんな様から離れるのがいいらしい。
30分ぐらいして安定剤が効き出した頃、奥様は降りてきた。

奥様も、時には安定剤を飲んだ方がいいと思うことがある。   

トラブル

2007-03-11 14:45:12 | 管理人の挨拶
ここのところ平和な日が続いていたのに、昨晩は久しぶりにトラブル。
1階のソファーベッドに寝ていただんな様が2階に移動する時のこと。

パーキンソン病は、薬が効いていなくて 動きが悪い時でも、不思議なことに階段は得意。後ろから支えたり押し上げながらだが、昇り降りができるので寝室は2階にある。

奥様がベッドから立たせようとして二人ともバランスを崩す。奥様が必死に引っ張り起こそうとしているがだめ。ガチガチに固まっているだんな様は動けない。

だんな様 「なにやってるんだ!」
奥様 「もっと足を踏ん張って!!!」
だんな様「・・・・・・」
奥様「しっかり立ってよ!  ・・・もうやってられない!!」
その後奥様はついに手が出てしまった。

しばらくの間、部屋の空気は荒れていたが静か。奥様は自己嫌悪に陥っていたのか。


今日はだんな様の排便の日。朝から数回の後始末を奥様はただ黙々とこなしていた。