クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

お墓参り

2009-11-27 18:18:28 | 管理人の挨拶
11月27日

暖かい小春日和と言える日が続く。
奥様は、今年最後! 暖かいうちに! と思い立ってお墓参りに出かける。
一般道合わせて30分、高速1時間ほどの距離。歩くのと違って車の運転はさほど違和感なし。高速道も一般道もハンドル操作の難しいところがないせいかもしれない。
ただとっさの判断能力と機敏な動作が出来ないので、車間距離はたっぷり取るし、スピードは抑える。休憩もしっかり取る。このことはパーキンソン病でなくても高齢者の運転なら当然のことか。

青空と紅葉、真っ白の冨士山をみながらのお墓参りで、すがすがしい気持ちになったんだって。思っていたほど疲れず。
そう言えば道中も、帰宅後も、だらだらと家にいる時にある背中の不快なむずむず感が少なかった気がするそう。気持ち! 気持ち!

歩行

2009-11-24 17:43:27 | 管理人の挨拶
11月00日

奥様は夕方散歩(ウォーキング)にお出かけ。
その日、その時の体調によって時間はまちまち。

歩き始めると膝から下に力が入らなかったり、ふくらはぎにやたらと力が入ったり、肩周りが動かなかったり、腰に力が入らず前傾姿勢になったり、その日その時で身体の調子が違う。15分から20分ぐらい歩いていると楽になったり、力が入ってやたらと疲れたり・・・神経伝達の異常の病気とはこのことかと知らされる。
気持ちの持ち方だけでは替えられそうにない。

旦那様がパーキンソン病を発症して2~3年のころ、リハビリの一環として散歩していた時、奥様が 「もっと手を振って!」 とか「踵から歩いて!」 など声をかけていたことがあった。ある日 「・・・歩きかたがわからなくなった・・・・」とつぶやいたことがある。あの時旦那様も体内のいろいろな違和感と闘っていたのだと気が付く。
今頃知っても遅いよね!

写真

2009-11-22 18:51:51 | 管理人の挨拶
11月22日

奥様は旦那様のいる施設へ。
ここのところ家で整理しているアルバムの写真の中から、旦那様の現役、仕事をしている時の写真を数枚持って行く。認知症のリハビリとして ‘回想法’がいいと聞いていた。現役の楽しかった頃の写真を見せたら頭の活性化につながるかと思って。
旦那さま、写真を見せてもぼんやり。目の焦点が合っていないのかもしれない状態。

居合わせたケアスタッフに見せると 「え! え! こんなにお元気だったんですか! え!」 びっくりした様子。痩せて(以前はXLサイズだったのが今はMサイズ)、車いすにうつむき加減に座っている今の旦那様からは想像できないらしい。話を聞いたらしい男性スタッフも、写真を見せてほしいと部屋をおとづれる。やはりびっくりした様子。

元気で働いていた旦那様のことをケアスタッフに知っていてもらうのも必要かなと思い、写真を一枚だけ机の上に置いてきたんだって。










スーパーで

2009-11-21 20:01:52 | 管理人の挨拶
11月00日

奥さまは夕方近くのスーパーへ買い物。
薄暗くなったスーパーの入り口で近所のOさんと会う。奥さまの方から挨拶。
奥様は近所の知り合いには病気のことを自分から話していたが、Oさんもそのひとり。以前に会ったときは奥様は落ち込んでいた時で、心配してくれていたらしい。
 
Oさんは 「あら、元気になったじゃない!よかった!よかった!」 今日は奥さまの顔をスーパーの明りの方に向かせ、点検するようにまっすぐ見て言ってくれる。本当に喜んでくれてる様子。奥さまも 「落ち込みからやっと脱皮しました。畑もボチボチ始めてます」と返事。 「でも・・・」 と会話を続けようとしたが止めた。「薬を飲み始めたから動きがよくなっているだけ」 「外からはわからないバランスの悪さ、筋肉の緊張の不快感」 などを説明することもないかと思いなおしたんだって。

ブログ

2009-11-19 19:29:56 | 管理人の挨拶
11月19日

寒い一日。奥様はパソコンで人様のブログをのぞいていた。
たまたま見つけた50歳前後と思われる主婦のブログ、今年の3月にパーキンソン病と診断されたことから書き綴られていた。

病気じゃないかと診断を受けるころの日常生活の様子
『買い物の時、レジでの支払いも、支払いを終えて袋に商品を入れるのもモタモタ・・・』  『左手の不器用さ・・・寒さで凍って手先のこまかい動作が出来ない感覚に似ている』  『雑巾や布巾をゴシゴシ手早く洗えない』  『首のこりがひどく‘イヤイヤ’や‘ウンウン’の動作が出来ない』  『人が多い駅の階段が怖いと感じる』  『顔を洗うのもシャンプーするのも右手だけでしているのに気づく』

奥様は読んでいて、似てるー! 同じ! と思う。

ある日の記事に ≪悩むと余計に進行する≫ と書いてあった。
そうだ!! 

でも ‘悩む’ と ‘愚痴る’ と同じかな? 違うかな? ため息もダメかな?

介護者の集い

2009-11-18 19:35:23 | 管理人の挨拶
11月18日

奥様は介護者の集いへ。
今日はフリートーキング。
奥様はここのところ家でごろごろしすぎていたからか、持って生まれたものか、病気のせいなのか、頭の回転が悪く、なかなかみんなの話についていけず。

テーブルの上のお菓子をとりわけようとしてももたもた。お茶の用意ももたもた。最後は、参加者は奥様がパーキンソン病と知っているのだから脇で見てればいいと居直ってなにもせず。

出来たのが出来なくなったみじめさを知らされた一日だった。腰も痛かったし・・・あーあっ!

体調

2009-11-15 18:04:14 | 管理人の挨拶
11月15日

奥様は旦那様のいる施設へ。
今日の15時のおやつは 『ケーキバイキング』。奥さまは旦那様の車いすを押して1階の食堂脇の部屋へ。白い布のテーブルクロスを敷いて喫茶店風に模様替えした部屋。男性ケアスタッフもウェイター様の衣装で迎えてくれ小口に切ったケーキを4種類提供してくれる。旦那さまおいしそうに全部食べる。奥さまの口には入らず、コーヒーだけ。

数人のスタッフが別々に 「最近調子がいいんですよ」 「会話がはっきりしていることが多くなった」 「車いすからベットに移るとき、調子がいいと数歩歩いてもらえるときがある」 「食堂まで歩行器で歩いてこられる時もある」 など様子を教えてくれる。

在宅で介護している時も奥さまが風邪などひいて体調が悪い時など、どうした訳か旦那様は体調がよく、しっかりすることがあったっけ。今は奥さまが不調。不思議・・・。

臭覚障害

2009-11-11 17:09:48 | 管理人の挨拶
11月11日

先日セカンドオピニオンの先生から臭覚障害のことを言われたのを書いたら、三人の人から電話。その一人、姉は「昔から臭いに鈍かったじゃない。そのころからパーキンソンだったの?」
本によると 「神経伝達物質のドーパミンの量がもとの20%以下に減ってしまうとパーキンソン病が始まるとされる」 と書いてあった。
又、全国パーキンソン病友の会の会報 NO・118 に掲載されている和歌山県立医科大学神経内科教授 近藤智善先生の 「パーキンソン病の最新医療」 の記事の中にもパーキンソン症状が出るより先ににおいを嗅ぐ力に異常が出るのではないかと詳しく書いてあった。

最近「パーキンソン病」と診断された友人に電話で話したところ 「そう! 家族の中で私だけ、魚の生臭さがわからないのよね」 と言う。

早くからパーキンソン病を発症した旦那様は? そう言えば夫婦の会話に臭いに関する話題はなかったかな。会話の多い夫婦ではなかったが。

玉ねぎ植付け

2009-11-10 19:43:15 | 管理人の挨拶
11月10日

暖かい日が続く。寒さがこたえる前に庭のプランターで育てた玉ねぎの苗を畑へ定植。
以前は2時間以上かけて150本ぐらいを一気に植え付けていたが、奥様は病気持ちの身、一日1時間余ほどの労働で切り上げることにしている。一日30本ほどを数日に分けて植付け。来年の6月までほおっていてもそれなりに収穫できる予定。
畑の友達が畑の隅に「菜花」や「チンゲンサイ」の苗を植え付けてくれていた。
少しずつ、少しずつ、畑らしくなっていく。

セカンドオピニオン 2

2009-11-08 18:19:15 | 管理人の挨拶
11月7日

奥様は昨日からお出かけ。絶好の紅葉狩り日よりというのに、昨日は2週間前のセカンドオピニオンを受けた病院の神経内科へ。今回は最新のМRIで脳血管の検査。
検査後の説明で先生は血管はきれいでしっかりしていると言われる。そしてアルツハイマー病やパーキンソン病の人の脳血管はきれいで脳血管障害になりにくいと言われる。喜んでいいことなのかどうなのか。
先生は 「臭いはわかりますか?」 と聞かれたので かなり前から臭いに鈍く、耳鼻科に通ったが治らなかったことを話す。バラ園や梅園に行っても香りを楽しむことが出来ず、一時期パート勤めをしていた保育所で赤ちゃんのウンチの臭いがわからなかったのは確か。
先生は、パーキンソン病の症状の一つ、「手の震え」より、「臭いがしない」「便秘」の症状が八割がた先に出る傾向があると言われる。奥さまは『大当たり!』

腰痛も筋肉のこわばりからくると思われる。こまめに軽い運動を。前傾になりがちな姿勢も問題。薬の量も折り合いをつけて服用すること。発病前の元気な自分と比較しないこと。上手に病気と付き合うようアドバイスを受ける。