クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

体力測定

2014-03-26 18:30:54 | 管理人の挨拶
リハビリデイサービスで、半年に1回の体力測定があった。
奥さまは新しいデイサービスでは初めて。
身長・体重測定から始まって、5メートル歩き、前屈、ファンクショナルリーチ(バランス能力測定)、片足立ちなど。デイサービス利用者がお茶を飲んだり、マシンに取り組んだり、各自それぞれ活動している脇でスタッフが上手に誘導し測っていく。

ファンクショナルリーチはガラス戸にメジャーテープが腰から胸ぐらいの高さに貼ってあって、そこの横に立ち、ティッシュペーパーの箱を両手で差し出すように持ち、腰を曲げながら前に捧げていく。横からスタッフが伸びた距離を目測。
前屈は向い合せた椅子に座り、両足を向かいの椅子に伸ばして乗せ、お腹から膝・足まで軽い板を乗せられた状態から前屈、距離を測定。

狭いスペースのなかで工夫された測定の仕方に感心したんだって。

大根種まき

2014-03-24 18:53:08 | 管理人の挨拶
寒かった冬が終わり、春がやってきた。
奥さまは畑へ。と言っても5x3メートルという広さのミニミニ菜園だがお料理するのがあまり好きでない奥様にとってはこれで十分。種を蒔いて収穫するまでが楽しいので、食べきれない野菜がしなびていくのを見ることも多々。

奥さまは今日は大根の種まき。普通のダイコンは1本を食べきれないのでミニ大根を選ぶ。種も少なめに少なめにと蒔く。水やりをしてあとは発芽を待つだけ。

青空とさわやかな心地よい風が吹くミニ菜園、奥さまにとって癒しの空間みたい。


不調

2014-03-20 16:43:18 | 管理人の挨拶
寒かったり暖かったり、そして今日は冷たい雨が降る一日。
それだけでも体調が思わしくないのに、昨日から胃腸が不調。
繊細さとは縁がなかった奥様、胃腸もばっちり丈夫で、食欲不振なんて縁がなかったのに、もたれ、吐き気、むかつきなど症状が出て気持ち悪い。昨晩食べたものがいけなかったのか、風邪を引いたか。
何も食べないでゴロゴロ横になって過ごす。こんな時はパーキンソンの薬が効きにくいことを改めて知る。

パーキンソン病と上手にお付き合いするには食事に気を付けて胃腸も元気に、楽しいことを無理のないようにやらなければと再確認する一日だった。








薬効

2014-03-18 09:51:20 | 管理人の挨拶
昨日奥さまはデイサービスへお出かけ。
12時過ぎにお迎えの車が来て乗り込むまでは薬が効いていた。しかしデイサービスに着いて受け入れ側の段取りがいろいろあって車の中で10分ほど待たされた。陽気も暑くなっていたのに車から出られない。嫌だなーと思ったら薬が効かなくなった。歩けないほどではないので部屋に入ったがもう一つしゃんとしない。肩周り首回りが重い。
運動をすれば治りそうなので血圧・脈拍などを測った後すぐ自転車こぎをやり始めていたら何でもなくなった。

一昨日開かれた患者会に出席した時も同じようなことがあった。
車から降りて2階の会議室までは何でもなく歩けたのに、会議室の暖房が効きすぎていてムワーッとした空気の中、嫌だなーと意識したら動きが悪くなった。
みんなと一緒に体ほぐし体操や春の歌を歌っていたら肩周りの重さがなくなった。

最近、‘嫌だなー’ と思うと体が反応してしまう。発病前は ‘繊細’‘ナイーブ’なんて言葉とは縁がなかったのに。 

スナックえんどう

2014-03-12 19:02:50 | 管理人の挨拶
久しぶりの春らしい暖かい一日、奥さまは今年初めて畑仕事をする。1時間と制限時間を決めての作業。
寒さよけのネットをはがしてみるとスナックえんどうがお互いのツルが絡み合うぐらい茂っていた。ちょっと込みすぎか。棒を立ててツルが捲きやすいように紐を渡す。
奥のたまねぎもネットをはがすと90%以上も苗が育っていた。この冬の寒さで枯れて消えた苗はほとんどなかったみたい。

ips細胞

2014-03-09 11:49:05 | 管理人の挨拶
iPS細胞を使ったパーキンソン病の治療を目指している京都大iPS細胞研究所のグループがヒトのiPS細胞から安全で効率的に神経細胞を作製・培養する手法を確立したと発表したニュースが流れた。平成27年中に臨床研究を開始するという。
パーキンソン病の患者にとってはこんな明るいニュースはない。

でも、実際パーキンソン病患者が躊躇なく手術を受けられるようになるには最低10年はかかるのではないか。頭の中に電極を埋めるDBS手術も今のように一般的になるのに10年以上かかっているし。

奥さまは計算すると10年後後期高齢者の枠に入る。その時手術を受けられるだろうか。
受けられても受けられなくても、体の状態を現状維持しておくことが大事と思っている。
歳をとることと臨床研究の進み具合との競争だ。

奥さまは受けられなくても、若年性の患者さんたちにとってどんなに素晴らしいことか。
奥さまが参加されている患者会には若年性パーキンソン病の方が何人もいらっしゃる。みなさん笑顔で参加されるが、家ではどんなに大変か、どんなにつらいか、想像できる。その方たちが普通に生活できるようになれば・・・・。奥さまは10年~20年後手術を受けて動けるようになった若年性パーキンソン病の方に介護されるのもいいなと思っている。

山中教授に感謝! 感謝!

リハビリデイサービス

2014-03-04 18:35:17 | 管理人の挨拶
奥さまが通うデイサービスは半日(3時間半)コース。定員15名、リハビリに力を入れている。

月曜日午後は3分の2、10名が女性。雑談をしていると年齢の話に。生まれ歳を聞くと、大正7年生まれ(96歳)が2人、大正10年生まれ(93歳)が2人、大正11年生まれ(92歳)が1人、大正14年生まれ(89歳)が2人、昭和生まれは奥さま(一番若い)も入れて3人、たまたまと言われるかもしれないが、高齢者が多い。でもみなさんお元気。ちょっと耳が遠い方が多いのは仕方がないが。

ちょっと前までは90歳の方なんて周りには見かけなかったし、88歳米寿を過ぎたら外出なんてあまりされなくて家で炬燵に入ってテレビを見たりされているイメージだが、リハビリに来られる方たち、自転車漕ぎや足の筋肉をつけるマシーンなどに取り組んでいらっしゃる。すごい!

日本全体のこれから先の高齢化現象の縮図を見ているみたい。


歯医者さん

2014-03-01 12:09:02 | 管理人の挨拶
奥さまは歯医者へやっとお出かけ。
上の奥歯の根元が痛んでいた。

歯医者さんの診察台に座って口をあけていると女医さんが 「大きく口をあけてください!」 「もっと開けてください!」 と何度も言われる。奥さまは開けているつもりなんだけど。
治療の後先生は 「大変でしたね! でも上の奥歯の治療はやるほうも大変なんですよ」 と言われる。
普通の人でさえ大変。パーキンソン病は口まわり、顔の筋肉が固くなりがちといわれる。奥さまも少しづつ固くなり大きく口を開けづらくなっているのか。

このままではいけないと奥さまは朝起きたら大きな声で(外に聞こえない程度の)アナウンサーの準備運動としてやっている発声練習 『あえいうえおあお、かけきくけこかこ、させしすせそさそ、た・・・・・・・、な・・・・・・・・』をやり始めた。
続けばいいのだけど・・・。