クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

患者会で

2014-02-24 09:33:24 | 管理人の挨拶
22日の患者会では出席者の半分ほどのメンバーが若年性パーキンソン病(40代以前には発症)で、奥さまのように後発性のパーキンソン病の人は判るだけで5人か6人。
その中で奥さまの隣の隣に座られた方 Мさんは65歳で発症、病歴8年と言われる。それでもまだ主婦現役で、家族4人分の食事作り、買い物、4人分の掃除、洗濯、片づけをされているという。最近プールにも行きだしたというが毎日の家事がリハビリになっていると言われる。
腰が痛く、すぐおばあさんのように腰が曲がり気味は奥さまと同じ。
Мさんの友達に同病の方がいるが、その方と話していると前向きでないので気持ちが暗くなり、気分も悪くなるそう。

「前向きに! 明るく!」 「上手に付き合うしかないじゃない!」 「頑張りましょうね!」 とてきぱきした口調で話してくれる。年上の病気の先輩から励まされるなんて・・・でも奥さま元気をもらった感じ。

患者会交流会

2014-02-23 18:18:28 | 管理人の挨拶
奥さまは昨日患者会の交流会へ出席。
出席者はいつもより少なめ。2月の寒さで体調を崩されていなければいいけれどと心配に。

ストレッチで体を伸ばした後、司会者が 「雑談」 というように、一人ひとり体調報告をして終わり。でもその雑談の内容は患者にとってはとてもためになるものばかり。患者であり医者である Oさんと、病歴の長い Fさんのアドバイスのお蔭。
ありがとうございました。

☆朝動きが悪い時、薬が効きださないときは、足を動かしたり、首を動かしたり、回し たり、動いたほうが効きがいいみたい。人にもよるが。
☆「薬が切れかかると筋肉痛が出る」これはドーパミンは痛みを感じにくくさせるか  ら。腸の調子が悪いとドパミンの吸収が悪い。便秘に注意。腸の動きが悪いから腸閉 塞になる人が多い。食事にも注意。
☆病気と上手に付き合っていくこと。パーキンソン病は取り組みがいがある、付き合い がいがある病気。
☆人によって薬の吸収の仕方が違うから人との比較は意味がない。水分を多くとると薬 が溶けやすい。便秘によい。
☆「まっ! いいか!」という感じで力を抜くと 「楽」。休むと「楽」。
☆パーキンソン病は他人には分かりにくいもの。気が付きにくい。手助けがほしい時は 自分から言葉で発信することが必要。こちらから言わないとわからないもの。OFの 時声が出にくいので手伝ってもらいたい方法を説明できないが。


福寿草

2014-02-19 11:41:58 | 管理人の挨拶
大雪もだいぶ溶けて普段の生活が戻ってきた。

この間、知らないうちに家の門前を歩けるだけの幅だがきれいに雪をかいてくださった方、車に積もった雪を片付けてくれた方、「困ってない?」 と問い合わせの電話、雪山になっていたところを奥様がシャベルで崩していると代わって片づけてくれたオジサマ、お日様が出ればそのうち溶けてなくなる雪だが、ご近所の優しい手助けのありがたさを教えてくれた。

又、以前青森生活を楽しんでいたことのある奥さま、元気だったら楽しんでやれた雪片付け、やってあげる側から、やってもらう側になってしまっていることを実感、仕方ないか。せめて上手に人の好意を受け入れるようにならなくてはと思った。

雪が融けた玄関脇に福寿草が大雪のことなんて何も知らなかったように顔を出していた。


パーキンソン

2014-02-10 20:19:40 | 管理人の挨拶
ソチ冬季オリンピック開幕3日目。
時差があってなかなか生中継が見れないので、もう一つ必死さが出ない録画放送を見ている奥さま、それでもテレビをつけっぱなし。

今日はフィギュアスケート団体戦、男子シングル・フリースケーティングを見るでもなく見ていると突然 「パーキンソン」という声が。「え!」 「 なに!」 と集中して見直すとイタリア選手団の男子シングル・フリースケートの選手の名前が 「パーキンソン (ポール・ボニファシオ・パーキンソン)」 だった。

奥さま、発病して2~3年は 「パーキンソン」というカタカナ言葉に異常に敏感に反応していたっけ。「パーキング」とか 「キーパーソン」 とか。
ぼんやりテレビを見ていても パーキンソン病のことが頭の隅っこから離れないようだ。

ついでに言えば パーキンソン病という病名は、1817年、イギリスのジェームス・パーキンソン医師が発見したからという。

大雪

2014-02-09 15:13:33 | 管理人の挨拶
20年ぶり、いや30年ぶりかな?とかいう大雪。
昨日は一日、奥さまは家の窓から外を見ていた。
吹雪模様、横殴りの雪、屋根からずり落ちる雪の音、20数年前に住んでいた青森を思い出していた。
夕方、雪が舞う中、玄関から門までの通路を楽しみながら除雪。体の動きから、もう雪国には住めないなと実感。

今日、10時ころから隣近所の方たちが雪片づけをしている音がしてくる。奥さまも外に出るが薬が効いているような効いていないような ‘半クラッチ’ 状態。5分ほどで家に引き返す。必要最小限のところを片付けて、後はお日様にお任せすればいいと思って・・・。

元気なら喜んでやったのに。ちょっと不服気味。

STAP細胞

2014-02-02 18:48:20 | 管理人の挨拶
先週は STAP細胞の話題が盛り上がった。
30歳という若い女性研究者が! 簡単な方法で新型の万能細胞が! 再生医療に明るい話題! 弱酸性、オレンジジュースのような溶液に浸しておくだけ!

パーキンソン病のお薬を飲む時、ただの水だけでなくオレンジジュースなどの酸性の飲み物で服薬すると薬の効き出しが良いといわれている。奥さまもオレンジジュースの替りにみかんを食べたり、レモン汁をたらしたりして飲んでいる。気持ちの問題が大きいと思うが。

今日も服薬前にみかんを食べているとき、ふと、神経細胞が薬を吸収することとマウスの細胞が万能細胞に変化することはどこかで共通点があるのではないか、酸性液で細胞に刺激を与えるところなんて。科学的根拠なんて全然わからないが勝手に想像していた。

iPS細胞も、STAP細胞も、これから研究が進めばパーキンソン病も治る病気になるという希望が出てきたような気がする。