クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

患者会

2011-08-28 19:55:22 | 管理人の挨拶
昨日奥様は2カ月に1回ある患者会の交流会へ。
患者さん20人を含めて全部で35人ほどの参加者。その中に5組のご夫婦がいらした。患者の奥様の付き添いとしていらした男性陣も多かった。

ハンドベルによる「海」の演奏(?)、健康法を中心とした自己紹介や世界パーキンソン病会議に参加された Aさんの報告、T氏によるリハビリトークなどなど盛りだくさん。

その中で印象に残った話題でメモ出来たもの
*腹式呼吸がいい。一日3回。息を吐き切る。口から声を出す。顔をぎゅっとしぼめてから一気に解放、舌を思いっきり出す。頬の筋肉がゆるみ顔の表情がよくなり脳も活性化。
*寝返りがしにくくなった人の寝る工夫・・・・するっとしたもの・絹のパジャマとするっとしたシーツで寝ているとか、ゴザがいい、横滑りが楽、冬はゴザの下に電気毛布を敷く。ベットの横に手すりをつける。夜は寝がえりをしないが、起きた時身体が痛い。
*薬が切れて固まってしまった場合・・・・関節などを動かしてあげる。血液の循環を良くすると薬が効きやすくなる。焦ると効いてこない。
*お財布からのお金の出し入れが大変・・・・買い物カードを使う。いざとなったらレジでお財布を大きく開け、レジの人に出し入れを頼む。
*ストレスがかかると薬の効きが悪くなる。精神的ストレスを避ける。
*毎日の生活を規則正しくして、薬を飲む時間を一定にする。
*携帯のアラーム機能を使って、薬を飲む時間を忘れないようにしている。

病歴の長い方たちの生活のさまざまな工夫に奥様は感心するだけで何も発言できなかったという。

クリニック受診

2011-08-26 14:08:08 | 管理人の挨拶
昨日奥様は10週間ぶりにクリニック受診。診察室に入ると先生はじっと奥様の顔を見ただけで 「大丈夫そうだね」。「この夏はパーキンソン病の人は大変だよ! 自律神経が乱れているから対応できないでまいっている人が多いよ」。

奥様は平均的な一日の調子の良さ、悪さを表にして、紙の隅に *バランスが悪い *薬がキレた時のもたもた状態が以前より悪くなった *家にいる時より外出した時の方が調子がいい と書いて先生に提出。そして「(病気に)慣れました」 と言うと先生 「そう!それが大事!・・・気持ちや思い込みで左右されるから・・・・お薬はいままでどうり」 で診察終わり。

ケアマネージャー来訪

2011-08-25 20:00:55 | 管理人の挨拶
奥様の介護保険更新手続きのため、ケアマネージャーが来訪。
病気に関する話はなく、もっぱら世間話。介護のプロだけあって家に入っただけで奥様の状態がわかるのだろう。

ケアマネさんの話によると、所属の事業所で行っているデイサービスでここのところ風邪を引いてお休みされる利用者さんがちらほら出てきていると言われる。猛暑が続いて疲れが溜まっていた身体に急な気温の乱高下、身体がついていけないようだ。
奥様「急に涼しくなったのは、北海道にでも旅行したと思えばいいのに。旅行中はそんなに風邪なんかひかないじゃないですか・・・」。でも元気だから旅行に行けるんで免疫力の落ち気味の人は気をつけなくてはね。

最後に書類にいろいろ書かなくてはいけないが、手慣れたケアマネさん、奥様が字を書くのが苦手 (一字一字にすごく時間がかかるし、まともに書くのが大変) なのを知っているので、住所や担当医の情報などをほとんど代筆してくれる。奥様が書いたのは自分の名前だけ。ありがたいこと。

戦争体験

2011-08-23 20:20:24 | 管理人の挨拶
お盆休みの間、66年前になる戦争に関する番組や映画がテレビで放映された。
奥様は主に映画をテレビ観賞。渡辺謙・二宮和也出演の「硫黄島からの手紙」や仲代達也主演の「人間の条件」。
のめりこんで見すぎたためか、ちょっと首回りが固まってしまったり腰痛が出たりしたが。

昨日はリハビリデイサービス。悲惨な戦争状態が頭に残る奥様、休憩タイムに隣に座る80歳過ぎのおじいちゃま Sさんに 「戦争の時、どうされていたんですか?」と話しかけると「海軍で潜水艦に乗っていた」 と言われる。それから戦争中の話が延々と続いた。よくビンタを受けたこと、連帯責任を取らされた時つらかったこと、終戦で蚊帳を一つ持たされて解放されたこと、蚊帳がお米に化けたこと・・・・映画での演出は嘘じゃないと言う。
戦争を知らないし、周りにも軍隊経験者がいなくて聞く機会のなかった奥様は Sさんの話から映画のいろいろな場面が思い出され、鮮烈な印象が残ったんだって。

リハビリデイサービスで高齢な方の話を聞くのもいいものだ。

Tシャツ

2011-08-19 19:17:24 | 管理人の挨拶
久しぶりの雨。蒸し暑い猛暑から脱出できるか?

ここ2週間じっとしていても汗が。朝起きた時、外を歩いてきた時、ちょっと身体を動かした時、来ているTシャツの背中がびっしょり濡れてしまう。
奥様はただでさえ着替えがもたもたして大変なのに、濡れたTシャツを脱ぐのは大変。胸のあたりでくるくる丸め込まれるだけで肩から上にには上がらない。大き目のゆったりしたサイズを着ているが顔のあたりでストップして四苦八苦してしまうことも多々。乾いたTシャツ着る時も、肩から腕を通すまでは出来るが胸のあたりに丸め込まれたTシャツを腰まで下ろすのが大変。同病の知人は毎朝同居するお孫さんに背中の方に丸め込まれた部分を下してもらうと言う。皆さん苦労している様子。
次に衣類を購入する時は、ぶかぶか、つるつるのものがいいみたい。

大掃除

2011-08-15 18:53:57 | 管理人の挨拶
お盆休み。奥様の家の両隣の家は泊まりがけのお出かけ。前の家もお出かけ。道行く人もほとんどいない静かなご近所。蝉の声だけがにぎやか。

奥様はこんな時だから出来ると、急に思い立ってレースのカーテン4枚を洗い出す。
カーテンをはずすと汚れの目立つ網戸(2枚)と窓ガラス(4枚)もホースを伸ばしてきて水洗い。ついでに二階のベランダにホースを引っ張り上げ、二階の網戸(2枚)と窓ガラス(2枚)も水洗い。
奥様にとっては大掃除。もたもたした動きで、作業時間は元気だったころの倍ぐらいかかるが、何とか出来てしまう。他人が見たら‘要支援’とは言え‘介護保険’を利用している人とは思えないだろう。奥様自身も楽しいことをしている時は身体が不自由なんて思わないもの。

一日一日

2011-08-14 19:35:29 | 管理人の挨拶

日中は家に籠っていた奥様、夕方畑へ。今年は豊作のキュウリ、最盛期は過ぎたもののまだまだは採れる。気がつかないとウリのようになってしまっているものも。もう見るのも嫌になっている感じ。
先日はキュウリを持ったまま散歩していて、すれ違った全然知らないおばさんにもらってもらったこともあるんだって。

今日は畑からの帰りに一番初めに出会った知り合いにもらってもらおうと歩いていると、普段は挨拶だけの Mさん(我が家の事情も知っていられる)と会う。喜んでもらっていただける。それからおしゃべりが・・・。
Mさん、重度の障害をお持ちのお嬢さんを長い間自宅でお世話されてきたが、最近ケアハウスに入れられたという。話の最後に 「どこのお家も何らかの大変な事情をお持ちよ。一日一日が無事に過ぎれば良しとしなければ・・」。
大変な体験を持たれている Mさんの言われる言葉には説得力がある。

夏野菜収穫

2011-08-09 19:47:13 | 管理人の挨拶
奥様は久しぶりに畑へ。
夕方雨の日もあったが、部屋の模様替えの後腰が痛くて三日ほどじっとしていたのもある。やっぱり奥様若くない! 無理は効かない!

今年は不作のゴーヤ、そしてモロヘイヤ、ミニトマト、今年は豊作のキュウリ。30㎝から40㎝ほどにも大きくなったウリみたいな巨大キュウリ、どうやって食べるの?

模様替え

2011-08-06 19:35:21 | 管理人の挨拶
奥様は発病前、元気で若かったころ好きな家事の一つに部屋の模様替えがあった。タンスなども引き出しを全部引き抜き、底に段ボールなどをはさみこんで一人で上手に部屋の中を移動させたもの。

久々に2階の寝室を模様替え。
ベットと壁の間のわずかなすき間に押し込んでいたエレクトーンを引っ張り出し、演奏出来るように(椅子が置けるよう)反対側の広い壁側に据え置く。
病気になって力が出なくなったとは言え、好きなこと、ここ一番では出るもの。汗だくになったが一時間ほどで完成。

息子さんが来たときに頼めばいいのに、思い立ったら待っていられない性分、やれば何とか出来ちゃうんだもの。いいような悪いような・・・。
以前旦那様を自宅介護している時、床に倒れている旦那様を立ち上がらせることも、お風呂の浴槽から立ち上がらせることも、やれば何とか出来てしまう。介護は自分一人で抱え込まないようにと言われていたが人に介助を頼むのが下手だった。その無理が奥様の病気につながった部分もあるようだ。

夕方、ニ階から 童謡の「ちょうちょ」のメロディが流れてきた。左手で弾く和音もそれらしく出来ていた。いつまで続くことやら。