クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

退院したおばあちゃま

2008-03-31 18:54:40 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

先日退院されたおばあちゃまがだんな様の部屋の近くのくつろぎコーナーで車椅子に座っていらしたので、横に行って話しかける。
「病院での生活の疲れは取れました?」 と聞くと 
「ありがと・・! 厄介者になっちゃって・・・、・・迷惑でしょ・・・・」
以前とはちょっと違って、弱弱しく、かわいらしい澄んだ声で話される。三途の川をちょっと渡りかけたのかしらと思うと何か痛々しい。

「病院の生活どうでした?」 と聞くと
「おいしくなかった!食事がまずかった!本当にまずかった!」
感想は食事の話のみ。
「ここのおいしい食事がまた食べられて良かったですね」と奥様が言うと、
「ほんと!」

おいしいものを食べることは生きるのに大事なこと!


退院

2008-03-30 19:27:44 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

昼食の介助で食堂に行くと、そばのテーブルにしばらくお姿を見かけなかったおばあちゃまが車椅子に座って食事をされていた。1月末に風邪から肺炎になり、病院に入院されたとは聞いていた。奥様はそばに行って言葉をかけると覚えていてくださる。「2ヶ月入院していた。病院の食事はおいしくなかった」 とポツリポツリ弱弱しくはあるが話してくださる。奥様は 「退院できてよかったですねー、心配していました」と。
 
年齢は聞いたことはないが85歳前後と思われるおばあちゃま、よかった!よかった!・・・・でも、また車椅子とベットの生活も大変・・・・・。

お花見ドライブ

2008-03-27 19:41:55 | 管理人の挨拶
奥様はいつものように車でだんな様の施設へ。

行く途中、桜が満開! 青空! 暖かい! 
奥様はだんな様の昼食をせかしながら食べさせ、車に乗せて近くの桜並木の道を30分ほどドライブ。薬が切れないうちに施設へ帰り着く。
スケジュール通りしか動けない施設の活動、忙しいスタッフ、お花見なんてタイミングよく出来ないのは確か。
「桜が満開だった!」 なんて、あまり大きな声ではしゃべれなかったんだって。施設の外に自由に出かけるなんて出来ない方が多いし、奥様が行きたかっただけかもしれないし。

ちょっと待っててください。

2008-03-26 19:32:54 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

奥様は時々だんな様が食後に食べるように、プリンやヨーグルトを持っていく。
部屋には冷蔵庫がないし、だんな様は自分では取り出して食べることが出来ないので、食堂の小さな冷蔵庫に名前を書いて保管してもらっている。
今日も昼食の介助の折、ヨーグルト4個1パックを持っていってスタッフに 
「このヨーグルト冷蔵庫にお願いします」 と頼むと 
「ちょっと待っててください。今忙しいから・・・」

確かに食事が終わったお皿を下げ、コーヒーや紅茶を出すのに忙しい時間帯。
それからしばらく、奥様はスタッフの忙しく働く様子を観察し、どの人に頼めばよいかを考え、時計を見ながら、気が落ち着かなかったんだって。

自力で動けない入居者がスタッフに用事を頼むと、よく 「ちょっと待っててください」 と言われている。お願いする立場はつらいなと感じたんだって。

介護施設で6年仕事をしていた人が、入居者にいろいろしてあげたいが、目の前のやらなくてはいけない仕事がいっぱいで、してあげられないジレンマで仕事をやめていく人もいると話していたことがある。ありえるなとも思ったんだって。

元気なおばあちゃま

2008-03-23 19:43:34 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

だんな様の昼食の介助をしていると、いつものことだが、隣の車椅子に座る98歳のおばあちゃまが、食事が終わるや否や自分で車椅子をじょうずに操作してウロウロ。スタッフたちは、そのたびにテーブルに戻ってもらい車椅子のブレーキを止めるが、おばあちゃまはすぐに動き出される。
カウンターのそばなので配膳や片付け、コーヒーや紅茶を出すので一番忙しい時間帯。ぶつかりそうになったり危ない。
ついに男性スタッフが両肘のついた椅子を持ってきて、「椅子に座る練習をしてください」 と言って、椅子に座らせる。もう動けない。おばあちゃま、動けないとわかると今度は 「トイレ!」とか 「おなかが痛い!」 、「動かしてー!」 大きな声でわめきだす。元気!元気! でもスタッフは忙しくておばあちゃま一人だけにかかわっていられない。奥さまがしばらく話し相手に。

15分位して、仕事が落ち着いたころスタッフがやっと車椅子に移してくれる。自分で動けるようになったおばあちゃま、やれやれといった表情とともに大きなため息が。
自分で思うように動けないと言うことは本当につらいことと思う。

奥様の夕食

2008-03-22 19:35:39 | 管理人の挨拶
畑で取れた野菜中心の奥様の夕食。

太刀魚のバター焼きの添え野菜に芽キャベツとホーレンソウ、大根菜のおかか和え、菜の花の酢味噌和え。

最近、奥様は自分の食事をおろそかにしてはだめと思っているんだって。
だんな様が施設で規則正しい生活、栄養を考えたバランスの取れた食事、腹八分目の食事量(完食はほとんどない)、痛みや苦痛はあるが認知症が進んで悩むことのない生活・・・健康で長生きする秘訣を実践している。

奥様はだんな様に負けて入られないと思ったんだって。

介護者の集い

2008-03-19 18:42:58 | 管理人の挨拶
奥様は1ヶ月に1回の介護者の集いへ。

今日は食事会。お弁当を食べながらのおしゃべり。
そのお弁当、会の運営者の一人の見事な手づくり弁当。
昆布巻き、たけのこ、菜の花の辛し和え、卵焼き、イカの煮物、豚肉蒸し煮などなど、いろいろな品がちょこちょこ彩りよくお弁当箱に盛り付けられていた。その数13人分!
奥様は感激して携帯電話でパチリ。あまり良く撮れてないが、おいしかったんだって。手づくりはおいしいよね。

製作者の方は毎月の定例会にはいつも手づくりの和菓子を持ってきてくれる。
それらをいただく時、奥様はだんな様が病気になったのも悪くないなと思う瞬間なんだって。だんな様には悪いけど。

排尿処理

2008-03-18 19:21:07 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

昼食後、いつものように2階の廊下を2周歩き、部屋に戻ると、だんな様はトイレに行きたいという。オシッコ。
奥様は動きの悪いだんな様をトイレに誘導し、座らせるが、座る位置がうまくいかなくて失敗。ズボンと便器の周辺が濡れてしまう。
奥様だけでは処置は無理なのでナースコールを押す。スタッフが来てくれて、いやな顔ひとつしないで床を拭いたり、後始末をしてくれる。感謝!!
でも、奥様、スタッフの働いている様子を横で何もしないで、ただ見ていることは出来ず、だんな様のズボンを取り替えたり、濡れた上靴を脱がせたり・・・、これが腰痛持ちには結構重労働。
それでも家で一人で介護していたときを思えば、どんなにラクか、感謝!感謝!

小松菜

2008-03-17 20:18:38 | 管理人の挨拶
奥様が2月半ばに畑に移植したほうれん草と小松菜。ほうれん草は1割ほどしか育たなかった(写真手前)が、小松菜は8割ほど移植成功(写真中央)。
後は虫に食われないようにするだけ。写真後方は晩秋に蒔いた小松菜。 でも無農薬がモットーの家庭菜園、ネットをかけて・・・・、それでも食われてしまう。虫が食べたがるだけおいしいのだと思わなくてはだって。
小松菜と一緒の場所に育っている雑草は虫にやられることもないからおいしくないって言うこと。

ユニットケア

2008-03-14 18:17:37 | 管理人の挨拶
最近の介護施設はユニットケアが主流。
7~10人ぐらいのグループでひとつのリビングを共有し、各個室からすぐリビングに行ける形態。お世話してくれる人も同じ人で、家庭的でいいみたい。

だんな様のお世話になっている施設は独身寮を改装した建物で、1階に入居者みんなが一度に食事が出来る大きな食堂があり、2階から4階が個室。一台のエレベーターで行き来をする。3度の食事のほか体操やレクレーションで、一日4~5回は往復することになるだろうか。でもその不便さが身体のためにはいいことかもしれない。

エレベーターから一番遠い90歳代のおばあちゃま、エレベーターまで25メートルはあるかなと思う距離を歩行器を使いながら歩かれる。スタッフが付き添うがいい運動。ケアするスタッフは大変だが。

食堂でのテーブルの座る位置も病状や体調によってよく変わる。ユニットケアだと位置変えなど難しいかもしれない。
ユニットケアの施設で頭がしっかりしている方が認知症の方が多いフロアに部屋を契約してしまい、いやな思いをしているケースもあるとも聞く。

どっちもどっち。人それぞれかな。