クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

自己満足の介護

2007-11-27 20:31:07 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

今日は昼間用事があったので、3時半過ぎに訪れる。
部屋に行くと、だんな様はベットに横になってお昼寝中。
2時に飲ませてもらっただろう薬が効きだしてもよい時間なので、奥様は強引に起こそうとするがなかなか目を開けない。
「眠ってばかりいるとぼけちゃうわよ!!」と言いながらベットに座らせようとするが抵抗。自分で 「・・・・もうぼけてるから・・・」 とぶつぶつ言いながら不機嫌に、ついには「・・自分勝手なんだから・・・何でも強引なんだから・・・・」と怒り出す。
奥様もせっかく訪れたのに、お菓子を食べさせたり、ストレッチをしてあげたりしたいのに、出来ずにいらいら。
夫婦喧嘩になりそうなので奥様は早々に帰宅。

家に帰ってから奥様は自己満足の介護なのかもしれないと反省。

おばさんスタッフ

2007-11-24 18:47:18 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

昼食の介助。だんな様が食べるのが遅くなって、周りに人がいなくなったころ、年配のケアスタッフが話しかけてきた。白髪交じりの方で最近仕事に就かれた人。
「私も4年間、主人の食事介助に毎日施設に通っていました。去年なくなりましたが、奥さんを見ていると、自分の過去と重なって・・・・・」

若いケアスタッフが多い中、年配の方も貴重な存在。入居者にとってどこか気持ちが通じる安心感があるのかもしれない。奥様自身も話しかけやすいのは年配のスタッフなんだって。

講演会

2007-11-22 19:15:10 | 管理人の挨拶
新しい病院で開かれた医療講演会に奥様は出席。
題は「認知症ってどんな病気?」「認知症ケア・タクティールケア」

奥様がメモしてきたノートから。
*認知症は85歳以上で27,3%、4人に一人はなる。80~84才でも14,6%。
*アルツハイマー型認知症50% レビー小体型認知症20% 脳血管性認知症20%
*仕事ばっかりのまじめな人がアルツハイマーやパーキンソン病になりやすい。
*アルツハイマー・・・運動習慣の少ない人、歩行の少ない人(0.4km/日未満)が 発生リスクが高い。
*アルツハイマーの人は血中のビタミンE、C が低い。E,Cの豊富な果物、野菜を 摂っている人では認知症の発症が少ない。
*適度なアルコール摂取は発症を抑える効果あり。
*認知症を伴うパーキンソン病 = レビー小体型認知症
*タクティールケア・・・手をさすってあげる。触れることによって安心する・信頼する。心が落ち着く。コミュニケーションが取れる。

本も買ってきた。読んでも忘れるのに・・・。軽度認知障害‘MCI’ っていう正常と認知症の境界にいる症状を呼ぶ病名もあるんだって。半分は認知症に進むらしい。それかなと奥様は心配気味。

新聞から

2007-11-20 19:54:19 | 管理人の挨拶
奥様は新聞の夕刊の記事に目が留まった。

儒教原理に貫かれた韓国の家族制度でも介護で行き詰まっている家庭が少なくないこと。筆者の知人の家庭でも両親の介護に疲れた妻が脳梗塞で倒れて半身不随になり、残された夫が両親と妻の介護で悲鳴を上げていること。「老人ホームは姨捨山」という偏見、「子が親を献身的に介護するのはあたりまえ」という前近代の呪いから、我々の世代がいまだ解放されていない・・・・。

だんな様の介護を施設にお願いした奥様、考えさせられる内容なんだって。

奥様の夕食

2007-11-19 19:43:34 | 管理人の挨拶
奥様の夕食。
季節はずれだが、大阪の通信販売の園芸店から取り寄せたミニトマトが畑で赤くなった。両手いっぱい収穫して鯖の缶詰と煮る。伸びきった小松菜と油揚げの煮びたし、葉大根と雑魚の炒め煮、ラディシュの甘酢漬け。もちろんみんな畑の自家製。

ドライブ

2007-11-18 17:41:39 | 管理人の挨拶
秋晴れ。
奥様はだんな様を連れ出してドライブ。
地域の紅葉した街路樹のきれいなところを選んで走る。
ケヤキ並木、銀杏並木、桜並木・・・・。約1時間。
昨日、だんな様の頭の中が会社の仕事をしているモードだったので、気分転換と思ってだが、奥様が一人楽しんでいたかな。

新しい病院

2007-11-16 14:55:06 | 管理人の挨拶
奥様とだんな様は、新しい病院を受診。
1週間前から、施設側に連絡し、下剤を飲ませないように、お風呂とかち合わないようにお願いする。当日も11時30分受診予約にあわせて薬が効きだすように、
11時前に薬を少し多めに飲ませ出かける。
車で15分、途中紅葉した桜並木の下を走って病院に到着。待たされることもなく診察を受ける。ばっちり薬が効いていた。
認知症専門の病院を標ぼうしているだけあってか、先生も看護師さんも優しい雰囲気。時々手や肩に触れ、患者に安心感を与えながら話を聞かれる。聞き取るのが大変な小さい声でぼそぼそ話すだんな様の声をじっと待って聞いてくださる様子に奥様が感激。1時間近くもかけての診察だったんだって。

施設サービス計画検討会

2007-11-15 20:23:29 | 管理人の挨拶
奥様はだんな様のいる施設へ。

今日はケアマネージャーとのケアサービス計画に関する話し合い。
週3回訪問してくれるリハビリの先生も参加してもらって、だんな様にどんな接し方がいいのか検討。

奥様は、だんな様の病気は薬が効いて調子のいい時と切れてがちがちの状態の落差の大きいことをスタッフたちに理解されてきていることに感謝。動きが悪くてベットに横にしてもらってもいいが薬が効いてくると身体が楽になって眠くなり、熟睡状態になるので、気持ちよく眠っているので起こすのはかわいそうと思わないで、食事やレクレーションの時は無理やり起こしてほしいこと、薬が効いている時間は有効に行動できるようにしてほしいことなどを要望。
リハビリの先生からも、着替えや車椅子への移動の折などにちょっとでも関節を動かすことをしてもらうと、本人も介護する側も楽になることを指示される。
また、「マッサージしている時 『あなたもそうだが、看護婦さんもだれもかも、そんなに矢継ぎ早に聞かないでほしい』 と言われたことを覚えている」と言われる。筋肉の動きもゆっくりになっていると同じく、頭の中も反応がゆっくりになっているだんな様、答えを出すまでに時間がかかってしまうのは確かだ。