クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

2009-08-14 21:10:40 | 管理人の挨拶
8月OO日

心配してくれている姉が来訪。
姉は、奥さまと違ってどこかさっぱりしたところがある人。
いろいろおしゃべりするうちに、姉の連れ合いの義兄が昔から、「くよくよ考えるな! 疲れるだけ! 考えてもそのようにはならないもの。起こったその時点で考えればいい!」 と言われ続けたのでくよくよ考えなくなったとのこと。
奥様は・・・? ああでもない、こうでもない、声に出さないが一人でくよくよ考えるタイプか! ストレスが溜まるはず。反省!

またズボンの着脱に椅子を使ってしまったことを話すと 「楽をしちゃダメ!
ウエストがゴムのズボンや車での移動も何でも、安易なことを習慣にすると身体のためにならない!」

昔は身体が一番弱く、両親を心配させた姉が、今では一番元気!
一言一言が奥様の心に響いたんだって。
感謝! 反省! 感謝! 反省!



友人宅

2009-08-12 17:47:55 | 管理人の挨拶
7月OO日

奥様は友人宅へ。
7~8年前、癌を患ったご主人さまを長い介護の末に見送られ、その後ご自分がリュウマチを発症。一時は痛くてほとんど横になっていらしたそうだが、西洋薬を拒否、食事療法とサプリメントで普通の生活に戻られた方。
自分の体調第一の生活、常に身体を動かす、体を温める食生活、体にいいものしか食べない、腹七分の摂取、プラス思考・・・・。
ひとり生活で、奥さまは見習うことが多々。気持ちが落ち込んでいる時おとづれるとその精神力の強さに触れ、自分も頑張らなくてはと思うんだって。


帰宅後、奥様は大豆を煮始めたり、小豆を黒砂糖で煮たり、身体を冷やすのがいけないとその日はビールを飲まなかったり、お酢をたくさん使ったり・・・・・、でも三日坊主で終わってしまうんだよね。

写経

2009-08-11 12:05:56 | 管理人の挨拶
7月OO日

従姉から電話。近況を話したあと 「調子はどう?」と聞かれた。「主人と同じ病気(パーキンソン病)と診断された」 と報告。親戚関係に初めて話す。ちょっとの間無言。しかしそのあと経験豊富な従姉らしい励ましの言葉が続いた。ありがたいこと! 
お遍路さんを何回も体験し、仏教に詳しい従姉、ご先祖様を供養すること、お線香をあげること、般若心経を唱えること、写経すること、柳沢桂子さんの本を読むといいなど、いろいろアドバイスを受ける。感謝! 感謝!

バーゲンセール

2009-08-10 10:02:06 | 管理人の挨拶
7月OO日

夏のバーゲンセールも最終段階になった。
奥様はデパートへ。
ここのところ体重が減り、ズボンがぶかぶかになっていたのでお出かけ用ズボンを買うために。
スラックス売り場で試着室に入る。今までは荷物置き場と思っていた椅子がズボンの着脱に必要なことを実感。脱ぎ着がもたもたするし、バランスが悪くなっている自分を知る。

‘半額!’とか‘セール’の赤札につられて3本も買ってしまったんだって。
『ヤケ買い』か?

励まし

2009-08-07 21:19:56 | 管理人の挨拶
7月00日

奥様は旦那さまのいる施設へ。
玄関ホールに入ると、事務所に居合わせた看護士の長 Oさんが声をかけてくれて別室へ誘われる。ケアマネージャーから奥様の病気を知り、医療従事者としてのアドバイスをしてくれる。気持ちの持ち方が大事、入所者で始めは車いすだったパーキンソン病の方が今は杖をついてだが一人で歩かれているケースもあること、そのほかあたたかい励ましの言葉が続いた。
感謝! 感謝!

帰りに馴染みの漢方薬局へ。
奥様の心の動揺を話す。
奥様の場合エネルギーの預金が少なくなって発症したが、エネルギーの定期預金はまだあるのでその定期預金を取り崩さないですむように上手に補充していきましょう。西洋薬で症状を抑え、漢方で足りない分を補充して、うまく病気と付き合っていきましょうと言われる。
ゆっくり話を聞いてもらい、これからの方向も示してくれてどこか安心。身体も軽くなった感じ。

‘話を聞いてもらう’と言うことはそれだけでもお薬と同じかそれ以上の効果があるみたい。

川崎大師

2009-08-06 20:13:55 | 管理人の挨拶
7月OO日

占いさんの 「先祖供養」 が気になる奥様は以前よく行った川崎大師様へ。

お護摩の申込所で‘先祖供養’をお願いしたいがと相談すると、‘先祖供養’はないが‘心願成就’で心に思っていることが願うようにするといいでしょうと言われる。
時間になって本堂に入る。護摩がたかれ、若いお坊さんたちが10人以上揃って、大きな太鼓のリズムに乗って般若心経をろうろうと唱える。奥さまはベートーベンの第九の歓喜の歌の大合唱を聞いた時と同じように、身体のそこから共鳴する心地よい感動を覚えた。お経を唱えるのもいいなと思ったんだって。無心になれて。

お札をもらい、境内の仏具店でお線香、ロウソク、線香立て、ロウソク立て、そして般若心経の写経用紙(50枚綴り)を買って帰る。
















占い

2009-08-04 20:03:57 | 管理人の挨拶
7月OO日

奥様は心配してくれていた遠方に住む親友に電話、診断結果を告げる。友(ご主人様も息子さんも内科のお医者様)は 「ありえない!! 夫婦して同じ病気だなんて!! よく当たる占いさんに言って聞いてきてあげる!!」 と言う。

夜、友から電話。「占いさんが先祖供養するように。紙に『先祖供養』と書き、その前で毎日お線香をあげるように言われた。」 友からの占いさんのそれまでのいきさつというか説明で思い当たることがあり、完全に否定できず。
和室に仏壇的コーナーを作り、「先祖供養」の紙を掲げ、お線香をあげる体制を整えた。

そう言えば旦那様が発病したころ、熱心に新興宗教に誘われたことがあったっけ。
気功で病気が治ると言われれば気功に通い、サプリメントで治った人がいると聞けばサプリメントを飲ませ、漢方の大先生を紹介すると言われ1年以上も通い、煎じて飲ませたっけ。

新興宗教だけにははまりませんように!!


反応

2009-08-03 18:13:29 | 管理人の挨拶
7月OO日

奥様は一人で家にいるとどんどん深みに落ち込んでいくので、旦那さまのいる施設へ。ケアマネージャーに話を聞いてもらう。
奥様は自分の体調を見ながら訪れたいこと、全面的に旦那さまの介護をお願いしたいこと(当然のことだが)、冗談半分奥様も将来的にこの施設にお世話になりたいことなどなど気になることを話す。
ケアマネも、薬のセッティングや病院受診の付き添いなど施設側で出来ることはしますと言われる(当然のことだが)。奥さまは奥様としての仕事を全部放棄するのもガクガクッときてしまうし、ある程度使命感を持っていたほうが良い気がするので、出来る間は今までどうりするつもりと話す。

食堂でケアスタッフの長がたまたま旦那さまの食事介助をしていたので 「主人と同じ病気と診断されました・・・・」と言うとびっくりした様子。
「心臓がどきどきして来た」とも。

ケアマネージャーもそうだったけど、みんなびっくりするよね。
奥様は病名を話した相手がどんな反応を示すかひそかに観察してみようと思うんだって。でも認知症の進んだ旦那様がどんな反応を示すか怖くて言えないみたい。言わない方がいいかもしれない。