「母の日」 行事食

奥様はだんな様のいる施設へ。

今日は母の日。昼食は行事食。特別献立。
いつも食事介助で見ているだけの奥様、不満が溜まってきたので、今回は５日前に予約注文、だんな様と一緒に食べられるようにお願いする。
　
お品書きから

前菜　　かぶと生麩の煮物・グリンピースとコーンの白和え・蛍烏賊の酢味噌和え
食事　　海鮮ちらし寿司　（鮪・サーモン・帆立・イクラ・穴子）
揚物　　天ぷら盛り合わせ　（海老・南瓜・赤ピーマン・オクラ）
蒸物　　そら豆茶碗蒸し
汁物　　じゅんさいの吸い物
甘味　　苺のモンブラン

スタッフたちにお給仕され、見られながら食べるのはちょっと慣れないし、しっくりしないものがあったんだって。
でもだんな様の食事介助をしながらももちろん完食。満足！

奥様の参加や別室でのご家族で食事の方があったりで座るテーブルがいつもと違う。
すぐ隣のテーブルではいつも楽しそうにおしゃべりされる３人の老婦人と、いつもは自分のお部屋で食事をされているが今日だけ食堂に降りてこられた車椅子の老婦人の４人。
車椅子の老婦人は食事が終わるとすぐにお部屋に帰られた。奥様が何気なく聞いていると老婦人がテーブルを離れられると同時に３人の老婦人たちすぐに　「あの人わがままね・・・」　「食事を持ってくるのが遅いとか、部屋に帰りたいとか注文が多いんだから・・・」　「新しく入ってこられた方かしら、あの人いや！」
ずばずば悪口が続く。

女同士のお付き合いは子供時代からおばあちゃんになっても気を使うものなんだって。仲間作りって大変らしい。

家庭菜園

奥様が一人でせっせとやっている家庭菜園（市民菜園）。
４月はじめから土を掘り起こし、草取り、穴掘り、堆肥入れなどなど、たっぷり大地と緑に触れていた。好きじゃなければやっていられない作業。
トマト２本、ナス２本、きゅうり２本、ピーマン２本、シシトウ２本、ズッキーニ１本、モロヘイヤ２本を定植。インゲン、モロッコインゲン、ごぼう、にんじん、トウモロコシを種まき。

なんとか農作業もひと段落。今日は水やりだけ。本当はもっと作業をしたいけど腰が痛いからやめたんだって。ご苦労さんなこと。

ベテラン

奥様はだんな様のいる施設へ。

昼食後、だんな様をテーブルの椅子から車椅子へ移動させる。薬が効いていて動けてもこれが結構大変。でもスタッフにＳＯＳを出すほどでもない大変さ。いつも奥様一人でがんばるが、今日はすっと横からだんな様の腰を立たせてくれたスタッフがいた。ケアの副主任。すごく楽に車椅子への移乗ができた。

いつも奥様が一人でがんばっているとき、さりげなく手伝ってくれるのは大体決まったスタッフ。ケア主任、副主任、数人のベテランスタッフ。新しいスタッフはどう手伝っていいのかわからないか、大変さがわからないのかもしれない。自分の仕事も忙しいし。

ベテランは気配りが違うなと思う瞬間なんだって。

金太郎

今日はこどもの日。
奥様は先日の絵手紙教室で描いてきた色紙を部屋に飾って一人自己満足。
柏餅でも買ってくるのかな。

お迎え

奥様はだんな様のいる施設へ。

だんな様と同じフロアで、いつもドアが開けられているおばあちゃまのお部屋がある。昨年の春頃は車椅子で廊下に出ていらしたり、食事を部屋でスタッフから食べさせてもらっていたおばあちゃま、かなり高齢でいつもうとうとしてばかりだった。
一時ドアが閉まっていたので病院に入院されていらした。
最近退院。部屋で看護師さんから経管栄養を受けている。何が起きてもすぐ気がつくようにドアはいつも開けてある。奥様はだんな様の廊下散歩の時、つい覗いてしまうが、いつも眠っていらして全然動きのない様子。生かされている感じ。

だんな様のところに薬を飲ませに来た看護士さんに奥様が　「お迎えがなかなか来ないんですね・・・」
と言うと看護師さん、治す・生かすのが仕事だからか　「そうですね」　とは言えず　「うーん・・・・」　職業柄、返答に困った様子。
奥様も悪くてすぐに話題を変えたんだって。

掃除

外は雨が降ったりやんだり。

ここのところ奥様は家庭菜園と庭の手入れに忙しくている。
今日はだんな様のところにも行かず、休養日。
奥様はトイレや洗面所、お台所を掃除・・と言うよりクレンザーと金属たわしで磨き始めた。

だんな様の施設では部屋の掃除を２日に１回ぐらい、掃除スタッフがやってくれる。トイレや洗面所はいつもピカピカ。鏡もピカピカ。　「汚れていないからお掃除はいいです」　と言ってもしてくれる。
時々掃除の仕方を見ている奥様は、自分の家の汚さが気になりだしたんだって。２日に１回きちんと掃除すればきれいな状態になるのに・・・・。