クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

パーキンソン病

2008-05-17 19:43:24 | 管理人の挨拶
最近ご近所のご主人が亡くなられた。60歳前半の方で病気は癌。入院闘病生活4ヶ月であまりにもあっけなく旅立たれた。
奥様はお見送りしながら考えさせられたんだって。

以前、パーキンソンの友の会で知り合った介護の先輩、病歴20年以上のご主人を介護していた奥様が言っていたこと。「もし主人に癌が見つかっても、ほっとくの。癌がどんどん進行して早くあの世からお迎えが来たほうが幸せよ。パーキンソンはもういや!」
進行性で現時点では治らない病気、調子がいい時と悪い時の差が大きすぎる、動けない、きつい、夢がもてない、みじめ、・・・・・・パーキンソン病は病歴が長いと本当にきつい病気。癌のほうが人間らしく死ねると言う。

奥様が最近読んだ本 『がんのひみつ』中川恵一著 に 「人は全員死ぬのだ」、「命には限りがあり、それゆえ尊い」 「どうせ死ぬならがんがいい」って書いてあった。
奥様もパーキンソンより癌がいいと思うんだって。認知症になれば周りの人はすごく大変だけど、本人は幸せなのかもしれないからそれもいいか・・・その時はだんな様のいる施設に入ろう・・・今から予約しておこうかなんて考えてるんだって。