かったかくんのホームページ

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パラリンピックの選手の話を聞いて

2017年01月16日 | 大分県
『手袋の下も氷の手になって
      川風ぶつかり 冷たさに酔う』

 
 
昨日は、雪。そして今日は冷たさ。朝、学校に着くとマイナス3度の世界でした。寒い。朝、駐輪場に立ちました。寒い。体を動かさないと、いつの間にか体が凍てついてしまった・・・というような感じになりそうでした。
 

今日は、学校で「あすチャレ!SCHOOL」を開催しました。シドニーパラリンピック男子車椅子バスケットボール元日本代表主将 根木慎志さんが来校してくれて、授業を展開しました。全校生徒対象とした授業でした。
 

根木さんの話、実際に生徒たちが車椅子バスケットを体験する場面などがありました。随所に、根木さんの温かい人柄が生徒たちと関わっていく中で感じるところが多くありました。

トップアスリートの言葉や動きの一つひとつに重みがあり、人としてたくさんの学びももらうことができました。


「体の大きさも、声も性格も、得意なことも、苦手なこともみんな違います。わたしたちは、一人ひとり、かけがえのない個性を持っているのです。障がいもそんな個性の一つです。


いろんな人間がいる中で、スポーツの価値は共通です。目標をもち、目標に向かって努力することが、わたしたちを元気にします。」



という主軸の考え方から、根木さんは、生徒たちに話をしてくれたり実技体験をさせてもらいました。
 


高校を卒業した春休み、根木さんは、車椅子の生活を余儀なくさせられます。そこから車椅子バスケットと巡り合います。バスケットリングにボールが届くまで、3ヶ月。


シュートが決まるようになるまで3ヶ月と毎日練習を積み重ねたそうです。
 

習熟の時間の差はあっても、「努力は裏切らない」と言います。

「習得のゴール」をイメージして練習を積み重ねていきました。

できないときにも、できないことを恥ずかしく感じることなく、頑張ることを継続していったそうです。


勝つこと負けることはありますが、できないことから逃げないことが、心にも体にも多くの力を与えてくれます。物事をやっていく中で、得意なことが増えていくと、苦手も増えてきます。



できないと決めつけずに、一生懸命にやっていくことに輝きがあります。



目標を持つこと、目標を追うことは、生きていく証であることなどを、実体験を踏まえながら、話をしてくれました。
 


車椅子バスケットボールも代表の生徒たちが実際に試しました。ハンディを乗り越えながら、自分の道をしっかりと歩いている根木さんの生き方に感動を与えてくれました。
 

ハンディを乗り越えていこうとする挑戦、バスケットボールに対しての挑戦。車椅子バスケットボール選手から生きていく魅力を伝えてもらいました。


生徒たちもこれからの生きていく中でのエネルギーを根木さんからもらったことでしょう。


凄く貴重な時間でした。