2011年 J2第12節 コンサドーレ札幌 2-0 ガイナーレ鳥取 @スカパー
徐々に良くなって期待を持たせたにもかかわらず、前節では開幕戦並みのどうしようもなさを見せ付けた我らがコンサドーレ。今日の課題はシュートを打つこと。ノルマは前線4人がひとり5本の合計20本だ。
ガイナーレ鳥取はJ2一年生ながらも、2勝2敗1分という五分の結果を残し、得点はコンサドーレよりも多く、失点はコンサドーレよりも少ないという順位も上の格上チーム。まさしく攻守の要の位置にジュビロでゴンのチームメイトだった服部を擁する。しかし、ゴン中山は今日もベンチ外なのであった。
試合開始。立ち上がりは宮澤が良く動いてチェックに行っているのが目立った。シュート20本のノルマがあるだけに、シュートへの意識はちょっと多目か。今日もファーストシュートは近藤から。しかし、三上へのロングボールはことごとくカットされて、なんだかいつもの冴えないコンサ。
鳥取はチェックも早いし、高い位置でコンパクトにボールを回す。これがJ一年生のサッカーかと驚くくらいのサッカーだ。
これは今日もダメかと思った矢先、鳥取の高いDFラインが仇となったか、古田のロングパスがスルーパスのようになって三上が抜け出す。ゴールへ向かうというよりは、右サイドに流れたものの、飛び出した相手キーパーをうまく交わして、狭い角度からうまくゴールに流し込んでのゴールゲット。
って、相手キーパーは元札幌所属の井上かよ!
リードしたせいで気楽になったのか、どんどんシュートを量産する体制に入った……かと見えたのは、ものの数分。
鳥取のビッグチャンスに冷や汗をかくも、ホスンがナイスキャッチで事無きを得る。今日のホスンは、去年のたかはら並みの大活躍。怪我から復帰した高木もこのままでは出番無しの勢い。
結局、25分過ぎくらいで札幌の時間帯は終了。あとは完全に鳥取が中盤を支配する。
鳥取の選手はとにかく良く動く。ペナルティエリアに入れ替わり立ち替わり選手が入ってくるので、札幌のDF陣はまったく人を捕まえられない。これだけフリーの選手を作られると、失点は時間の問題に思えた。
一方、札幌の攻撃陣は、相手のペナルティエリアまで来ると棒立ち。マークを外すような動きが見えない。これではボールをゴール前に運んでも、ラストパスが通るはずも無い。
そもそも、その前に三上へのロングボールがまったく繋がらず、ボールをみすみす奪われるだけ。1点目をどうやって取ったのか憶えておらず、今日のシュートノルマも忘れてしまったよう。成長が無いというのはこういうことを言うのだろう。
前半はなんとか無得点に抑えたものの、後半も鳥取の攻めは続く。とにかく人が動くので、多少のパスミスは返ってフェイントになるくらい。セカンドボールを拾い、ゴール前にスルスル上がり、シュートを撃ってはホスンが弾く。本当にJ一年生なのか、こいつら。
しかし、好事魔多し。高木が中からダイレクトで外に弾き、これを拾った日高がセンタリング、ファーサイドに走りこんだ三上がどんぴしゃヘッドで2点目。まさしくこれが理想系。この攻撃はしびれた。
そこから鳥取がガス欠気味で一気に失速。砂川300誠の登場に、古田のヘッドはポスト直撃。鳥取は野人岡野投入も大きな影響なく、札幌は日高に替わって岡本投入で高木がサイドバックへ下がり、最後は三上に替わった横野が突っ込むも、ゴールならず試合終了。
ロスタイムに見せた横野の飛び出し、宮澤のドリブル、最後の攻撃はなかなか燃える展開だった。あれは、普段の宮澤って本気出してないんじゃないかと思わせるぐらいのプレーだ。
結果だけ見ると完勝だが、後半70分までは完全な鳥取ペースに見えた。シュート数も鳥取が倍。でも得点は2-0と、分からないもんだ。決定的なチャンスで言うと、同じぐらいだったか。
得点は二つとも、悪いときのコンサドーレがこだわるワントップのポストプレー“ではない”攻撃から生まれたもの。ビッグチャンスでは、中から外へ斜めの大きなパスが決め手になった。結局、選手の品揃えを見る限り、ボランチやトップ下の位置からサイドのオープンスペースへ出して、そこから折り返すのが一番得点の可能性が高いような気がする。
今日の相手、鳥取がまんまとそれに乗ってくれたから得点できたとはいえ、ワントップにボールを放り込んだところで競れない、キープできないでは意味が無い。結局、チアゴ大作戦頼みになてしまうというのはそういうことだ。
今日のボール支配率は鳥取の方が高かったかもしれないが、コンサドーレはすばらしく綺麗なビッグプレーを3本くらい見せてくれた。相手の出方や相性もあるのだろうが、今日出来たこと、出来なかったことを、選手個人がちゃんと反省して学習できれば、もっと強くなれる。
しかし、監督の言うとおりに漫然とプレーしているだけだったら、また愛媛戦や熊本戦の再来だ。
次節はアウェイ鳥栖戦。また九州かよ。25度以上あってもバテないように、サウナスーツ着て練習してみたら?
徐々に良くなって期待を持たせたにもかかわらず、前節では開幕戦並みのどうしようもなさを見せ付けた我らがコンサドーレ。今日の課題はシュートを打つこと。ノルマは前線4人がひとり5本の合計20本だ。
ガイナーレ鳥取はJ2一年生ながらも、2勝2敗1分という五分の結果を残し、得点はコンサドーレよりも多く、失点はコンサドーレよりも少ないという順位も上の格上チーム。まさしく攻守の要の位置にジュビロでゴンのチームメイトだった服部を擁する。しかし、ゴン中山は今日もベンチ外なのであった。
試合開始。立ち上がりは宮澤が良く動いてチェックに行っているのが目立った。シュート20本のノルマがあるだけに、シュートへの意識はちょっと多目か。今日もファーストシュートは近藤から。しかし、三上へのロングボールはことごとくカットされて、なんだかいつもの冴えないコンサ。
鳥取はチェックも早いし、高い位置でコンパクトにボールを回す。これがJ一年生のサッカーかと驚くくらいのサッカーだ。
これは今日もダメかと思った矢先、鳥取の高いDFラインが仇となったか、古田のロングパスがスルーパスのようになって三上が抜け出す。ゴールへ向かうというよりは、右サイドに流れたものの、飛び出した相手キーパーをうまく交わして、狭い角度からうまくゴールに流し込んでのゴールゲット。
って、相手キーパーは元札幌所属の井上かよ!
リードしたせいで気楽になったのか、どんどんシュートを量産する体制に入った……かと見えたのは、ものの数分。
鳥取のビッグチャンスに冷や汗をかくも、ホスンがナイスキャッチで事無きを得る。今日のホスンは、去年のたかはら並みの大活躍。怪我から復帰した高木もこのままでは出番無しの勢い。
結局、25分過ぎくらいで札幌の時間帯は終了。あとは完全に鳥取が中盤を支配する。
鳥取の選手はとにかく良く動く。ペナルティエリアに入れ替わり立ち替わり選手が入ってくるので、札幌のDF陣はまったく人を捕まえられない。これだけフリーの選手を作られると、失点は時間の問題に思えた。
一方、札幌の攻撃陣は、相手のペナルティエリアまで来ると棒立ち。マークを外すような動きが見えない。これではボールをゴール前に運んでも、ラストパスが通るはずも無い。
そもそも、その前に三上へのロングボールがまったく繋がらず、ボールをみすみす奪われるだけ。1点目をどうやって取ったのか憶えておらず、今日のシュートノルマも忘れてしまったよう。成長が無いというのはこういうことを言うのだろう。
前半はなんとか無得点に抑えたものの、後半も鳥取の攻めは続く。とにかく人が動くので、多少のパスミスは返ってフェイントになるくらい。セカンドボールを拾い、ゴール前にスルスル上がり、シュートを撃ってはホスンが弾く。本当にJ一年生なのか、こいつら。
しかし、好事魔多し。高木が中からダイレクトで外に弾き、これを拾った日高がセンタリング、ファーサイドに走りこんだ三上がどんぴしゃヘッドで2点目。まさしくこれが理想系。この攻撃はしびれた。
そこから鳥取がガス欠気味で一気に失速。砂川300誠の登場に、古田のヘッドはポスト直撃。鳥取は野人岡野投入も大きな影響なく、札幌は日高に替わって岡本投入で高木がサイドバックへ下がり、最後は三上に替わった横野が突っ込むも、ゴールならず試合終了。
ロスタイムに見せた横野の飛び出し、宮澤のドリブル、最後の攻撃はなかなか燃える展開だった。あれは、普段の宮澤って本気出してないんじゃないかと思わせるぐらいのプレーだ。
結果だけ見ると完勝だが、後半70分までは完全な鳥取ペースに見えた。シュート数も鳥取が倍。でも得点は2-0と、分からないもんだ。決定的なチャンスで言うと、同じぐらいだったか。
得点は二つとも、悪いときのコンサドーレがこだわるワントップのポストプレー“ではない”攻撃から生まれたもの。ビッグチャンスでは、中から外へ斜めの大きなパスが決め手になった。結局、選手の品揃えを見る限り、ボランチやトップ下の位置からサイドのオープンスペースへ出して、そこから折り返すのが一番得点の可能性が高いような気がする。
今日の相手、鳥取がまんまとそれに乗ってくれたから得点できたとはいえ、ワントップにボールを放り込んだところで競れない、キープできないでは意味が無い。結局、チアゴ大作戦頼みになてしまうというのはそういうことだ。
今日のボール支配率は鳥取の方が高かったかもしれないが、コンサドーレはすばらしく綺麗なビッグプレーを3本くらい見せてくれた。相手の出方や相性もあるのだろうが、今日出来たこと、出来なかったことを、選手個人がちゃんと反省して学習できれば、もっと強くなれる。
しかし、監督の言うとおりに漫然とプレーしているだけだったら、また愛媛戦や熊本戦の再来だ。
次節はアウェイ鳥栖戦。また九州かよ。25度以上あってもバテないように、サウナスーツ着て練習してみたら?